早期リハビリテーションの実践 予後改善のためのアプローチ

西田 修 (監修) / 飯田 有輝 (編集)

株式会社 メジカルビュー社

312 頁  (2018年2月)

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リリース日: 2019年04月12日

PICS,ICU-AWなど早期リハビリテーションの最新知見からADL訓練,モニタリングまでを盛り込んだ実践書!

早期リハビリテーションは集中治療室や手術後すぐに開始されるリハビリテーションとして知られている。ただし,実際には重症度の高い患者に対する手技として,難易度が高いイメージがある。本書は,早期リハビリテーションについて実践で必要となる知識,技術をわかりやすい図表を盛り込んで解説した実践書である。集中治療室における鎮痛・鎮静やADL,人工呼吸器モニタリングから,昨今課題となっている集中治療後症候群(PICS)の病態と対応まで,実践で必要となる情報を詳述。また,初学者にも臨床の現場がイメージしやすいように,症例をできるだけ多く紹介し,どのようなリハビリテーションを行ったか流れを理解できるような構成となっている。早期リハビリテーションにこれから携わる方,臨床のバリエーションをもっと充実させたい方に必読の1冊。

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早期リハビリテーションは集中治療室や手術後すぐに開始されるリハビリテーションとして知られている。ただし,実際には重症度の高い患者に対する手技として,難易度が高いイメージがある。

本書は,早期リハビリテーションについて実践で必要となる知識,技術をわかりやすい図表を盛り込んで解説した実践書である。集中治療室における鎮痛・鎮静やADL,人工呼吸器モニタリングから,昨今課題となっている集中治療後症候群(PICS)の病態と対応まで,実践で必要となる情報を詳述。また,初学者にも臨床の現場がイメージしやすいように,症例をできるだけ多く紹介し,どのようなリハビリテーションを行ったか流れを理解できるような構成となっている。

早期リハビリテーションにこれから携わる方,臨床のバリエーションをもっと充実させたい方に必読の1冊


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監修の序

本書の編者の飯田有輝先生は,早期リハビリテーションの関心が高まる以前の2003年に私が新規に立ち上げたJA 愛知厚生連海南病院のクローズドシステムICUにおいて,開設当初から早期リハビリテーションに2人3脚で取り組んできた同士である。人工呼吸中の患者を立たせたりする試みは当時から積極的に行った。必要に応じ365日,即時対応可能なリハビリテーションシステムを構築し,彼らを中心に看護スタッフの勉強会も頻回に行い,日々のカンファランスは多職種で行った。鎮静を浅くし,自己抜管を恐れず,抑制帯は極力排除した。患者家族を交えたリハビリテーションや筋力をつけるための早期からの栄養管理も徹底して行った。科学的根拠に基づいたデータを取り,学会発表や論文執筆も積極的に行った。日本集中治療医学会は当時,職種別に発表が分けられていたが,リハビリテーションの部門など存在しないため,医師部門で果敢に発表を行ってもらった。

最近になって,早期リハビリテーションへの関心が一気に高まり,今や学術集会でも立ち見の聴衆が出るほどになっている。これはこれで素晴らしいことであるが,重要性の認識の広まりほどには,実践に際しての具体的な方法や直面する問題点に対して,多くの医療人が飢えていることを示している。「何からどのように始めていいかわからない」「鎮静を浅くしたのはいいが,患者の不安や不穏に対応できない」「適応のある症例,開始のタイミングや中止の基準を具体的に知りたい」など,明日からの診療に活かせる情報が不足している。本書は,重症患者に関わるすべての職種の方々の疑問に答えるように,具体的にかつわかりやすく,写真や図をふんだんに盛り込んで解説されている。また,理論的な背景がわかるように高度な内容もわかりやすく解説されている。さらには,単に技術的な側面だけでなく,精神的な側面や家族との関わりにも言及されている点が素晴らしい。自ら患者さんとさらには病態と対話しながら今も活動を続ける,この分野のパイオニアである飯田先生の編集された本書は,まさに,現場のニーズにあった真に優れた実用書である。早期リハビリテーションは,集中治療の大きな柱であり多職種によるチーム医療が必要な分野である。  本書が,集中治療に携わる人々のバイブルとなり,一人でも多くの重症患者さんが社会復帰されることを願ってやまない。

2018年元旦

藤田保健衛生大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座 主任教授
西田 修


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Ⅰ 早期リハビリテーション概論

Ⅰ 早期リハビリテーションの歴史的発展

Ⅱ 早期リハビリテーションのエキスパートコンセンサスの臨床応用について

Ⅲ おわりに

Ⅱ 早期リハビリテーションの進め方

Ⅰ はじめに

Ⅱ 早期リハビリテーションの禁忌,開始基準・中止基準につい

Ⅲ 早期リハビリテーションの実際

Ⅳ おわりに

Ⅲ 早期リハビリテーションのアウトカム

Ⅰ 早期リハビリテーションの評価指標

Ⅱ 意識レベル・鎮静深度・せん妄・認知機能

Ⅲ 身体機能:筋力・関節可動域

Ⅳ ADL・QOL

Ⅴ ICU 経過・予後

Ⅵ おわりに

Ⅳ PICSの概念と対策

1 PICS とは

Ⅰ 集中治療後症候群(PICS)の概要

Ⅱ PICS の疫学

Ⅲ PICS の原因とリスク因子

Ⅳ おわりに

2 ICU-acquired weakness

Ⅰ ICU-AW の概念

Ⅱ ICU-AW の疫学と臨床的特徴

Ⅲ ICU-AW のリスク因子

Ⅳ ICU-AW に対するアプローチ

Ⅴ ICU-AW に対する早期リハビリテーション介入の実際

3 ICU 入室患者における重症疾患後の認知機能障害

Ⅰ はじめに

Ⅱ 重症疾患後の認知機能障害(CIACI)

Ⅲ CIACI に対する予防・改善策

Ⅳ 症例提示

Ⅴ おわりに

4 メンタルヘルス

Ⅰ PICS におけるメンタルヘルス障害

Ⅱ メンタルヘルス障害について

Ⅲ メンタルヘルス障害の疫学

Ⅳ メンタルヘルス障害の原因

Ⅴ 対策と実践

Ⅵ 症例の紹介と解説

Ⅶ おわりに

Ⅴ 鎮痛・鎮静・せん妄管理

Ⅰ 「鎮痛・鎮静・せん妄管理」の概念

Ⅱ 重症患者管理におけるせん妄対策の重要性

Ⅲ 鎮痛・鎮静管理の役割

Ⅳ せん妄対策と実践

Ⅴ おわりに

Ⅵ 呼吸理学療法

Ⅰ 呼吸理学療法の意義と役割

Ⅱ 適応となる呼吸障害

Ⅲ 適用のための評価とその考え方

Ⅳ 呼吸理学療法の手段

Ⅴ 呼吸理学療法の実際:症例提示

Ⅶ 早期リハビリテーションと栄養管理

Ⅰ ICU における栄養障害のポイント

Ⅱ 摂食嚥下障害

Ⅷ 集中治療室における日常生活動作の構築

Ⅰ ADL とADL 障害

Ⅱ ADL 構築に向けての介入

Ⅲ おわりに

Ⅸ 神経筋電気刺激療法

Ⅰ 神経筋電気刺激療法

Ⅱ 神経筋障害の原因と病態

Ⅲ ICU におけるNMES の役割

Ⅳ ICU におけるNMES の注意点と開始基準および中止基準

Ⅴ 対策と実践,効果(症例を通して)

Ⅹ 早期モビライゼーションにおける人工呼吸管理

Ⅰ 概念

Ⅱ 人工呼吸器の原理・グラフィックモニタの見方

Ⅲ 人工呼吸器の注意点,モニタ・設定上の注意点

Ⅳ 症例提示

Ⅺ Awake ECMO

Ⅰ Awake ECMO の概念

Ⅱ ECMO の原理と管理方法

Ⅲ ECMO 装着下の注意点

Ⅳ Awake ECMO の実践

Ⅻ 各論

1 ARDS に対する早期リハビリテーション

Ⅰ ARDS とは

Ⅱ ARDS に対するリハビリテーション

Ⅲ 特殊な人工呼吸モード下におけるリハビリテーション

2 人工呼吸器離脱困難に対する早期リハビリテーション

Ⅰ 概念

Ⅱ 原因と病態

Ⅲ 実践のポイント

Ⅳ 症例提示

3 重症心不全に対する早期リハビリテーション

Ⅰ 概念

Ⅱ 原因と病態

Ⅲ 実践のポイント

Ⅳ 症例提示

Ⅴ おわりに

4 多発外傷に対する早期リハビリテーション

Ⅰ 概念

Ⅱ 原因と病態

Ⅲ 実践のポイント

Ⅳ 症例提示

5 重症脳損傷に対する早期リハビリテーション

Ⅰ 概念

Ⅱ 原因と病態

Ⅲ 実践のポイント

Ⅳ 症例提示

Ⅴ おわりに

6 重症熱傷に対する早期リハビリテーション

Ⅰ 概念

Ⅱ 病態

Ⅲ 実践のポイント

Ⅳ 症例提示

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクは現在AndroidOSには未対応となっております。何卒ご了承下さいませ。

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