PT・OTビジュアルテキスト 神経障害理学療法学

  • ページ数 : 366頁
  • 書籍発行日 : 2018年3月
  • 電子版発売日 : 2018年12月19日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

※2024年3月6日 発売予定:『PT・OTビジュアルテキスト 神経障害理学療法学 第2版』

多彩な症状を呈する脳・神経疾患を正しく理解し,評価から介入への思考プロセスが学べるテキスト.

重要な疾患を取り上げ,症状・障害を解説.理学療法については症例を交えて説明,実習で活かせる知識が身に付く!学生や卒業して間もない理学療法士の皆さんにおススメです♪

>『 PT・OTビジュアルテキスト(専門基礎)』シリーズはこちら

序文

わが国では,脳血管障害,神経変性疾患,神経筋疾患のような慢性的な神経障害をもたらす疾患に対する理学療法が,手術療法や薬物療法などに加えて治療選択肢の一つとなっています.わが国の急速な高齢人口の増加によって,こうした神経障害をもつ人々の数もまた増加の一途をたどることは明らかです.したがって,神経障害に対する理学療法の重要性はますます高まることが予想されます.しかしながら,これらの疾患の多くは複雑な障害像を呈するため,障害構造を理解し,さらにその解決をはかることは決して容易ではありません.

本書は,学生や卒業して間もない理学療法士の皆さんに,神経障害に対する理学療法をより理解しやすく,しかも興味をもっていただけるように,いくつか工夫した点があります.

例えば,本書では単に平板的な基本的事項の解説にとどまらず,具体的な症例を通じて,神経疾患患者の障害像を理解することをめざしました.そのうえで適切な評価を選択し,障害に即した基本的な理学療法を提供するために必要な「臨床思考能力」や「臨床判断」が育まれるよう,臨床場面を視野に入れた構成となっています.また,最近では,医学教育をはじめとして教育技法の主流となりつつある「問題基盤型学習(problem-based learning:PBL)」を意識した記述となるように心掛けました.本書を通じて,神経障害の理学療法のスタンダードな考え方を学んでいただき,さらに実際に数多くの症例を経験することによって,より理解が深まることを望んでいます.

なお,紙幅の都合上,疾患特異的な評価法についての詳細は割愛しました.本書同シリーズ「リハビリテーション基礎評価学」(羊土社,2014年)をあわせて活用ください.また,より実践的な参考書として「ビジュアル実践リハ脳・神経系リハビリテーション」(羊土社,2012年)をあげておきます.

最後に,本書が神経障害に悩む多くの患者さんの抱える問題の解決に資することができれば幸いです.


2018年3月

潮見 泰藏

目次

第1章 総論

1 神経障害と理学療法

1 神経系の機能と構造

2 神経障害の定義

3 神経障害に対する理学療法介入

4 神経障害に対する理学療法の考え方

5 神経障害に共通する理学療法アプローチの進め方

第2章 中枢神経障害と理学療法

1 脳卒中 急性期

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

2 脳卒中 回復期

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学・病態生理

3 症状

4 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

3 脳卒中 維持期】

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学・病態生理・症状

3 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

4 頭部外傷

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

5 脳腫瘍

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

第3章 神経筋疾患と理学療法

1 パーキンソン病

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

2 脊髄小脳変性症

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

3 筋萎縮性側索硬化症

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

4 多発性硬化症

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

5 進行性筋ジストロフィー

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介:歩行期

3 理学療法の実践:歩行期

4 症例紹介:車椅子期

5 理学療法の実践:車椅子期

6 リスク

6 多発性筋炎・皮膚筋炎

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

第4章 末梢神経障害と理学療法

1 絞扼性末梢神経障害(胸郭出口症候群)

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

2 ギラン・バレー症候群】

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

第5章 その他の神経疾患と理学療法

1 脊髄疾患

<脊髄の解剖>

1 脊髄と髄膜

2 運動と感覚の伝導路

3 脊髄と脊椎

4 脊髄障害

<症状・障害の理解:①横断性脊髄炎>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<症状・障害の理解:②脊髄空洞症>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<症状・障害の理解:③脊髄血管障害>

③-A)脊髄血管奇形

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

③-B)脊髄梗塞(前脊髄動脈症候群)

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

③-C)脊髄出血

1 疾患の概要

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

2 脳血管障害患者の精神症状

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

3 認知症

<症状・障害の理解>

1 疾患の概要

2 疫学

3 病態生理

4 症状

5 治療

<理学療法の理論と実際>

1 一般的な理学療法介入の考え方(方針)

2 症例紹介

3 理学療法の実践

4 リスク

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  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758102254
  • ページ数:366頁
  • 書籍発行日:2018年3月
  • 電子版発売日:2018年12月19日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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