
循環器薬の選び方と使い分け-薬理学的な裏付けもわかる本-
古川 哲史 (編著)
株式会社 総合医学社
160 頁
(2017年3月)


誰もが一度は迷ったことのある臨床の分岐点で役立つ一冊
日常臨床で遭遇する確率が高いと考えられるものを選んで「一般的にはこう考えられている」というものを、どうしてそう考えるのかという理由に触れながら解説。背景を知ることで迷わない循環器薬の選び方が分かります。
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製品説明
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AndroidOS 5.0 以降 |
原則、国内キャリア経由で販売される端末につきましてはサポートする方針で対応を行っております。端末固有の問題が発生した場合には実機を入手し動作確認を行います。なお国内キャリア経由の販売であっても、Google Play Store非対応の端末ではアプリ本体のダウンロードがいただけないため、お使いいただけません。 | |
外部メモリ:13.6MB以上(インストール時:33.9MB以上) *コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。 *コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 *AndroidOSでの導入方法の詳細は こちら |
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iOS 5.0 以降 |
対応機種: iPad 、 iPod touch第4世代 、 iPad Air 、 iPad Air2 、 iPad mini 、 iPad mini 3 、 iPad mini 4 、 iPad mini Retina 、 iPad2 、 iPad第3世代 、 iPad第4世代 、 iPhone4 、 iPhone4S 、 iPhone5 、 iPhone5c 、 iPhone5s 、 iPhone6 、 iPhone6 Plus 、 iPod touch第5世代 | |
外部メモリ:9.4MB以上(インストール時:20.5MB以上) *コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。 *コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher 2.3.0以降が必要です。 *iOS/iPhoneOSでの導入方法の詳細は こちら |
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はじめに
2016年1月に「病態生理の基礎知識から学べる循環器治療薬パーフェクトガイド」という本を出版しました.そのとき,これはまだ不十分だな,あるいはこれはふれたかったのにそのスペースがなかったな,と感じたことが2つありました.1つ目が,ある疾患に複数の適応薬がある場合,これらをどのように使い分けたらよいのか,2つ目が,最初の薬で効果がなかったとき,あるいは不十分だったとき,次の一手はどうするのか,です.
例えば,多くのテキストに「心房期外収縮で治療が必要なときはⅠ群薬を処方」と書かれていますが,Ⅰ群薬には10種類以上の薬がありますし,そもそもⅠa・Ⅰb・Ⅰ薬という亜分類もあるけど,どれを処方したらよいのでしょうか?また,LDLコレステロールが高いので,スタチンの標準量を処方したけど,LDLコレステロールの低下が目標としていた数値に達しなかったとき,次の手はどうしたらよいでしょうか?スタチンを倍量投与しましょうか?それともスタチンに他の薬物を併用しましょうか?
本書には,このような誰もが一度は迷ったことのある治療の分岐点のなかで,特に日常臨床で遭遇する確率が高いと考えられるものを選んで,「一般にはこう考えられている」というものを解説しています.
臨床の医師に向けた本ですので,もっぱら実用的な内容となっていますが,どうしてそう考えるのかという理由にも少しふれています.例えば,セーターの英語の綴りがsweterかsweaterか自信がなくなったとき,語源が汗(sweat)から来ていると覚えていたら,sweaterが正しいと間違えることはないですよね.
このようにわかりやすい背景を知っていると迷うこともなくなりますし,「こういう理由だったのか?」と感じることは,皆さんの知的好奇心を満たし,臨床現場をより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか.
本書が,皆さんの臨床の分岐点での一助となることができれば,この上ない喜びです.
古川 哲史
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Part1 心不全
1.血管拡張薬の使い分け
2.強心薬(カテコラミン)の使い分け
3.利尿薬(Na利尿薬と非Na利尿薬)の使い分け
4.PDEⅢ阻害薬はどう使うのか?
5.ACE阻害薬とARBの使い分け
6.βブロッカーの使い分け
7.心不全におけるジギタリスの使い方
Part2 虚血性心疾患
1.慢性冠動脈疾患のベーシック治療は?
2.高力価硝酸薬と低力価硝酸薬の使い分け
3.スタチン通常量で効果不十分のときはどうするのか?
4.抗酸化療法の考え方
Part3 高血圧
1.最初に処方する降圧薬をどう選択するのか?
2.積極的適応がない場合の降圧薬の選択
3.併用薬の選び方
4.薬剤抵抗性高血圧の次の一手は?
Part4 不整脈
1.I群薬の選択の仕方
2.心室性不整脈に対する抗不整脈薬の選択の仕方
3.発作性上室性頻拍(PSVT)発作時の静注薬の選択
4.心房細動の治療
5.心房細動のレートコントロール
6.急性心筋梗塞時の不整脈予防
Part5 血栓塞栓症
1.血栓塞栓症の治療薬
2.抗凝固薬の選択
3.ステント留置後の抗血小板薬使用
4.抗血小板薬と抗凝固薬の併用
5.DOACsの使い分け
索引
特記事項
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お客さまからの声
循環器の薬の使い分けについて分かりやすくまとめてあり良かった。ページ数もそれほど多くないのですぐに読みきれました!
循環器の薬は苦手意識がありましたが、目的ごとの薬とその作用機序の比較について、分子レベルのことまで分かりやすく書かれているのでしっくりきました。スラスラ読めてとてもよかったです。
全般的良かった
基本的な内容は総ざらいでき、わかり易かった。
循環器の考え方がわかる一冊です。
知りたいことがすぐわかり、便利
各種疾患・病態ごとにどの薬を使うのか、併用や切り替えをどう考えるのか等をクリアカットに解説してくれます。
製薬メーカーがスポンサーについてる講演会などではお目にかかれない内容です。
非循環器専門医(私もそうですが)が本当に知りたい内容がいくつも出てきます。おススメです!!
臨床でよく思う疑問が比較的多く記載されておりすっきりしました。結論がまず書いてあるので時間がないときはそこだけ読むのもありかと思います。
簡潔で読みやすいです。最低限の知識を得るだけならタイトルのみを読み、薬理学的な裏付けも知りたいなら本文をしっかり読む、といった使い分けができるかと思います。
電子書籍で検索できるのが良いです。
一般内科の医師です。臨床で実際に使い分けで悩むことがあり、本書を利用しました。使い分けの理由について理解できました。
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