徹底ガイド 末梢神経ブロックQ&A

  • ページ数 : 180頁
  • 書籍発行日 : 2010年9月
  • 電子版発売日 : 2011年10月8日
¥6,600(税込)
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商品情報

内容

Q&A形式のわかりやすいスタイルで解説した「麻酔科学レクチャー」2巻3号の電子書籍版です。末梢神経ブロックについて28個のQ&Aにて詳細に解説された内容が、他コンテンツとの串刺し検索・リンク表示、文献参照などにより、立体的に参照できます。

序文

これまでの末梢神経ブロックは,神経刺激をガイドに行われてきました.針先から指に伝わる感触と神経刺激による筋収縮を頼りに針を盲目的に刺入するので,末梢神経ブロックは“やっている者にしか,何をしているかわからない”,教えることの難しい手技でした.


超音波ガイド下神経ブロックが2000年以降に急速に普及し,末梢神経ブロックの様相が大きく変わりました.針と神経と血管との位置関係や局所麻酔薬の拡がりがリアルタイムに超音波画像として描出されるので,客観的に手技を評価でき,教育しやすい手技になったのです.手術麻酔では鎮痛の考え方が変わりました.末梢神経ブロックを単狙麻酔法として捉えるのではなく.全身麻酔の鎮痛手段のひとつとして麻薬に併用するようになったのです.ペインクリニックでは,X線透視下に行ってきた神経ブロックの多くが超音波ガイドで実施されています.これは患者と医療者の双方ともX線被曝を回避できる点で画期的なことです.八イチで起きた大地震では,救援に駆けつけた日本の医療チームがケタミンが手に入らないので手術ができないと困惑していた一方で,アメリ力の麻酔科医は超音波ガイドあるいは神経刺激ガイド末梢神経ブロックでたくさんの緊急手術をこなしていました.


今回は,手術麻酔ペインクリニックにおける超音波ガイド下神経ブロックを中心に特集します.神経刺激ガイドでは,大腰筋筋溝ブロックと傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロックの組合せを紹介します.この方法は股関節から足先までのあらゆる下肢手術に対応でき,超音波診断装置がない状況下で十分役立ちます.本特集は手技だけではなく,鎮静法,抗凝固療法の問題,神経損傷や局所麻酔薬中毒などの合併症が生じた時の対処についても言及し,これからブロックを始めようとする麻酔科医の指南書としました.


編集:柴田康之(名古屋大学医学部附属病院 麻酔科)

目次

I.ビギナー編

Q1.神経ブロック時の鎮静,全麻併用

Q2.超音波診断装置,神経刺激装置,穿刺方法

Q3.末梢神経ブロックに関連する神経損傷と発生時の対処

Q4.局所麻酔薬中毒とその対処法

Q5.末梢神経ブロックと抗血小板・抗凝固療法

II.手術麻酔

上肢

Q6.腕神経叢ブロック:腕神経叢の解剖と腕神経叢ブロック総論

Q7.腕神経叢ブロック:斜角筋間法

Q8.腕神経叢ブロック:鎖骨上法

Q9.腕神経叢ブロック:鎖骨下法

Q10.腕神経叢ブロック:腋窩法

下肢

Q11.腰神経叢ブロック後方アプローチ

Q12.大腿神経ブロック

Q13.閉鎖神経ブロック

Q14.坐骨神経ブロック:坐骨神経の解剖,各アプローチの使い分け

Q15.坐骨神経ブロック:臀下法

Q16.坐骨神経ブロック:膝窩部

Q17.坐骨神経ブロック:傍仙骨アプローチ

Q18.神経刺激ガイド:腰神経叢ブロック&傍仙骨アプローチ坐骨神経ブロック

体幹

Q19.傍脊椎ブロック

Q20.TAPブロック

Q21.腸骨下腹・腸骨鼠径神経ブロック

Q22.浅頸神経叢ブロック,深頸神経叢ブロック

Q23.肋間神経ブロック

III.ペインクリニック

Q24.頸椎椎間関節ブロック

Q25.SGB(星状神経節ブロック)

Q26.腰椎椎間関節ブロック

Q27.仙骨硬膜外ブロック

Q28.三叉神経ブロック(高周波熱凝固法)

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書籍情報

  • ISBN:9784883786060
  • ページ数:180頁
  • 書籍発行日:2010年9月
  • 電子版発売日:2011年10月8日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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