腋臭症・多汗症治療実践マニュアル

  • ページ数 : 138頁
  • 書籍発行日 : 2012年3月
  • 電子版発売日 : 2013年1月1日
¥5,940(税込)
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商品情報

内容

腋臭症、多汗症の最新治療をオールカラーで図・写真を用い詳しく解説した、 腋臭症・多汗症治療に携わる医療従事者必読の書。形成外科、皮膚科、美容外科、胸部外科、精神神経科など独自のアプローチがなされていた疾患を、俯瞰的な視点から体系的に学べます。

序文

この度,「腋臭症・多汗症治療実践マニュアル」が刊行される運びとなりました.腋臭も多汗も共に皮膚附属器である汗腺主体の特異的病態で,多くの部分でオーバーラップした機序がみられるものの,今までそれらを統括する学術書がありませんでした.また,形成外科,皮膚科,美容外科,胸部外科,精神神経科などさまざまな領域で独自のアプローチがなされているのが現状で,基礎研究分野の成果もあわせて一冊の本にまとめる必要性を感じておりました.腋臭症や多汗症は,皮膚の無臭・乾燥を正常とする集団においてハンディキャップとなっており,症状を改善することはこれらに悩む人たちにとって大きな社会的意義があります.

本編は,腋臭症および多汗症治療の第一線で活躍されている臨床医,臭いや汗の本態の解明に科学的に挑んでおられる研究者の皆様に執筆を依頼し,広く最新の知見を網羅した内容となっています.手術に関しましては,従来法をより精度の高いものにする工夫や新しいデバイスを用いた術式を紹介しています.保存的治療では,ボトックスが臭いと発汗に対して有用であることが広まってきました.また精神疾患に対しては闇雲に患者さんの訴えに沿った治療を行うべきでないとの統一見解がみられます.基礎研究分野では,分析技術を駆使した臭い物質の探索や耳垢型を決定するABCC11 遺伝子に注目した腋臭症の治療法の開発が進んでおります.

近年診療ガイドラインが整備されており,腋臭症は日本形成外科学会(作成中)が,多汗症は日本皮膚科学会(2010 年作成済)が主導で作成されています.これらも踏まえ,エビデンスに基づく内容となるよう工夫しました.本マニュアルを通して,腋臭症・多汗症に携わる多くの人たちが幅広い知識を共有し,俯瞰的にこれらの疾患を捉えることができればと切に祈っております.


平成23年11月

坂井靖夫
細川亙

目次

I 腋臭症・多汗症のメカニズム

 (1)総論

 (2)腋臭(ワキガ臭)とはどういうものか?

  臭いの生じる原因

  臭い物質の探索

 (3)多汗症はなぜ起こるのか?

  汗の出る仕組み

  コラム 足立文太郎先生のこと

II 腋臭症・多汗症を診る

 (1)腋臭症の診断

 (2)多汗症の診断

  コラム 腋臭に関する話

  コラム においに関するセンサ

III 腋臭症・多汗症を治す

 (1)保存的治療

  デオドラント機能を持つ外用剤について

  塩化アルミニウム液外用,抗コリン薬内服,水道水イオントフォレーシス

  脱毛

  ボトックスR

  精神安定剤(臭い恐怖症など)

 (2)外科的治療

  皮弁法

  稲葉法

  キューサー法

  クワドラカット法

  脂肪融解レーザーを用いた腋臭症,多汗症の治療経験

  交感神経遮断術

  診断・治療の工夫 私のこだわり

  固定法の工夫

  ローラークランプ法

  試験切開

IV 最新腋臭症・多汗症診療と展望

 (1)腋臭症の遺伝子診断

 (2)ABCC11遺伝子の機能

 (3)腋臭症・多汗症診療の今後の展望

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書籍情報

  • ISBN:9784881170625
  • ページ数:138頁
  • 書籍発行日:2012年3月
  • 電子版発売日:2013年1月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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