• ページ数 : 264頁
  • 書籍発行日 : 2007年11月
  • 電子版発売日 : 2019年11月22日
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商品情報

内容

義肢装具の特性と臨床における適応を明確に分け、医師、義肢装具士、理学療法士、作業療法士ら専門家が、それぞれの立場から解説した一冊。
教科書としても多く採用されております。

序文

どの疾患においても,装具療法は治療の一手段であり,目的があり,適応があり,使うタイミングと外すタイミングというものがある.

一方,装具は道具であり,ものとしての特性が,構造,素材などから決まる.

それぞれが明確に分けられた教科書があれば,義肢装具に関わる多職種にとって便利だし,これから義肢装具を学ぶ初心者にとっても学びやすいに違いない.

また,両者を理解して初めて装具療法を行う事ができる.

本書はこのような考えに基づいて作られた.道具としての義肢装具は現在,義肢装具士として教育に携わり,指導的な立場にある国立身体障害者リハビリテーションセンター学院義肢装具学科教官である大石暁一先生と高嶋孝倫先生が編集に当たり,臨床については,帝京大学医学部リハビリテーション科教授の三上真弘先生と私,広島大学大学院教授飛松好子が携わった.この4人は,国立身体障害者リハビリテーションセンター学院の授業や,研修会の講師として,また日本義肢装具学会の活動を通じて長い間,義肢装具に関してそれぞれの立場からともに関わってきた仲間である.そのため忌憚のない意見を交わしながら編集作業を行う事ができた.

本書の特徴は,1.義肢装具の特性についての記載と,臨床における適応に関する記載を明確に分け,それぞれの専門家に原稿を依頼したこと,2.評価の定まらない開発段階の義肢装具については記述しないこと,3.本書をひもとけば,おおよその義肢装具とその臨床における使われ方がわかるようにしたことである.

1については,各方面で活躍する先生方に原稿を依頼する際にこの点を強調し,趣旨に沿って記載していただくようにお願いした.2については,たとえばMASソケットなど,新しい大腿義足のソケットに関しては製作が難しく,製作技術を含めて現段階では十分普及していない事などから見送った.3については,たとえ整形外科医にとっては常識的な事についても,本書の読者層は多岐にわたると考えられたので,説明を加えたり,疾患の記載に関してはあまり微に入り,細にわたらないようにした.

全日本病院出版会の古谷勲さん,鈴木希望さんには,企画を快く引き受けてくださり,原稿の遅れに気をもませたり,何かと御迷惑をおかけしたが,最後まで,辛抱強く,編集作業を行っていただいた.本書が無事出版される運びとなったのもこのご両人に負うところが大きい.感謝申し上げる.

最後に本書は,医師,義肢装具士,理学療法士,作業療法士がそれぞれの立場から義肢装具に関して執筆したものであり,まさにチーム医療を体現したものといえる.本書が義肢装具療法を行うに当たって活用される事を祈る.


2007年10月

編者を代表して
飛松 好子

目次

臨床

I.切断

1.切断術と断端管理

2.義肢の適用と処方

3.下肢切断の理学療法

4.上肢切断の作業療法

5.小児切断

II.装具

1.頸椎疾患の装具-術後外固定を中心に-

2.胸腰椎疾患に対する装具療法

3.肩の疾患と装具

4.手指腱手術後の装具療法

5.頸髄損傷

6.膝疾患装具

7.足部疾患と装具

8.骨折と装具

9.リウマチと装具

10.小児整形外科疾患装具

11.脳性麻痺装具

12.片麻痺装具

13.脊髄損傷と装具

14.末梢神経障害の装具療法

15.杖の適応

16.車いすの適応

17.リハビリテーションと義肢装具

義肢装具の基本的知識

I.義肢

1.総論

2.義手

3.義足

 a)部品

 b)股義足,大腿義足,膝義足

 c)下腿義足,サイム義足,足部切断用義足

II.装具

1.装具総論

2.上肢装具

3.体幹装具

4.下肢装具

5.靴型装具

6.歩行補助具

7.車いす

III.材料

義肢装具の素材

義肢装具と医療福祉制度

義肢装具と医療福祉制度

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書籍情報

  • ISBN:9784881170380
  • ページ数:264頁
  • 書籍発行日:2007年11月
  • 電子版発売日:2019年11月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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