まるごと やりなおしのバイタルサイン

  • ページ数 : 200頁
  • 書籍発行日 : 2016年10月
  • 電子版発売日 : 2017年8月25日
¥2,970(税込)
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商品情報

内容

豊富な図解で基礎から応用まで必要な知識を再確認!

測定方法の選択・手技・頻度・タイミング、バイタルサイン測定の正確な方法から患者さんの状態を把握するデータの活用法まで。奥深いバイタルサインのあれこれを数多くの分かりやすいイラストとともに解説します。

序文

はじめに

本書はメディカ出版より発行していた雑誌『Smart nurse』の増刊号として、2010 年秋に刊行された『やりなおしのバイタルサイン』にいくつかのトピックを加え、近年の知見や考え方の変化を踏まえて纏め直したものです。人間のバイタルサインそのものはこの6 年間で特に変わりません。しかし、測定用具に新しい技術が取り入れらることで測定精度が高まったり、これまでは測定が煩雑であったものが簡単に測れるようになったりしています。また、患者アウトカムに影響しうる要因がさまざまな角度から検討され、バイタルサインの意義や基準、解釈が変わっているものもあります。できる限り、こういった変化を反映させました。

本書ではバイタルサインの測定を正確な方法(測定方法の選択、手技、頻度、タイミングなど)で実施することにとどまらず、測定して得たデータをどう活用して患者さんの状態を把握するかについても多くのページを充てています。ほとんどのバイタルサイン測定は、手技そのものの難易度が高いわけではありません。実際、血圧測定や体温測定などは看護基礎教育の1 年目に教授されています。しかし、得たデータの解釈は対象者や状況によりさまざまで、そこがバイタルサインの奥深さといえます。それを理解していただくため、本書後半では事例を用いて、バイタルサインを解釈していくうえでのポイントを示しました。執筆者の豊富な臨床経験をベースにした事例と解説に、「なるほど!」と感じていただければ幸いです。

出版にあたってはメディカ出版東京オフィスの中島亜衣氏、二畠令子氏、粟本安津子氏にひとかたならぬご尽力をいただきました。ここに深く感謝の意を表します。


2016年 8月 桑原 美弥子

目次

【1章 バイタルサインのおさらい】

1 バイタルサインでは何をみる?

【2章 基礎編】

1 呼吸

2 SpO2

3 血圧

4 脈拍

5 心拍・心音

6 心電図

7 尿量/水分出納バランス

8 体温

9 意識レベル

10 意識内容の変化:せん妄

【3章 症状編】

1 呼吸困難

2 ショック

3 意識障害

4 頭痛

5 胸痛

6 腹痛

7 腰背部痛

8 出血

9 嘔吐・下痢

10 めまい

11 麻痺

12 発熱

【4章 応用編】

1 適切なアセスメントを行うために必要なこと

2 アセスメント力アップのために必要なこと

アセスメントのポイント(1) 結論を急がず、できるだけ多くの可能性を考える

〔Case 1〕 自分で痰を喀出していたのに、急性心不全を発症していた患者A さん

〔Case 2〕 低酸素血症で入院、筋萎縮性側索硬化症〔ALS〕だった患者B さん

アセスメントのポイント(2) すでに確定している、または可能性が高い診断や説明のみにとらわれず、ほかの説明が可能ではないかどうかを検討する

〔Case 3〕 「困った患者さん」扱いしたことで、訴えを十分に検討されなかった患者C さん

〔Case 4〕 急性薬物中毒と診断されていたのに、脳梗塞も発症していた患者D さん

アセスメントのポイント(3) 診断がついていない問題が存在する可能性を考慮する

〔Case 5〕 社会的入院のはずが緊急入院となった患者E さん

〔Case 6〕 長期に人工呼吸中、鎮静を受ける患者F さんに不穏がみられた

アセスメントのポイント(4) バイタルサインに代表される、ごく基本的な所見を軽視しない

〔Case 7〕 手術後の痛みはないと話したが、その後に出血性ショックを起こした患者G さん

〔Case 8〕 脳梗塞のリハビリテーション中に2 回も再梗塞を起こした患者H さん

アセスメントのポイント(5) 情報の解釈を誤っていないか、または不適当な情報を使用していないかを検討する

〔Case 9〕 酸素投与を行っているのに、SpO2 が低下していく患者I さん

〔Case 10〕 自動血圧計のマンシェットの巻きかたが緩かったため、誤った情報を使用し続けた

〔Case 11〕 時間の経過とともに硬膜外血腫が増大した患者K さん

アセスメントのポイント(6) 治療の影響を十分に考慮する

〔Case 12〕 誤嚥性肺炎と無気肺による呼吸不全のため人工呼吸管理となった患者L さん

〔Case 13〕 モルヒネによる緩和処置中に急性心筋梗塞を併発した患者M さん

アセスメントのポイント(7) 精神症状を有する患者さんの看護では、身体問題が生じていないか検討する

〔Case 14〕 せん妄と判断したが実は気管挿管による痛みでせん妄が誘発されていた患者N さん

〔Case 15〕 術後せん妄と判断したが、実は脳梗塞だった患者O さん


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書籍情報

  • ISBN:9784840458276
  • ページ数:200頁
  • 書籍発行日:2016年10月
  • 電子版発売日:2017年8月25日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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