感染対策に必要なガイドラインこれだけは!

  • ページ数 : 248頁
  • 書籍発行日 : 2015年3月
  • 電子版発売日 : 2015年4月17日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

看護師・研修医必携!主要エビデンスを完全網羅!

14分野27点にわたる国内外の主要ガイドラインの最新エッセンスを凝縮し、改訂点や実践ポイントまで明解に解説。
ガイドライン作成や翻訳に携わった錚々たる執筆陣によるレビューも充実しており、感染対策・感染症にかかわる全医療従事者必携の一冊です。

序文

編集にあたって


今日まで,わが国の感染対策に大きな影響を示してきました諸ガイドラインを取り上げ,それぞれのエッセンスを分かりやすく増刊号としてまとめました.

1996 年に米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control andPrevention;CDC)から発表された『医療現場における隔離予防策のためのCDC ガイドライン』を契機として,それまで経験的に実践されてきました感染対策について,科学的根拠に基づくものかどうかの検証が行われました.

その結果,多くの文献やランダム化比較試験(randomized controlled trial;RCT)を背景にして,新しいガイドラインが登場しました.現在では,ガイドラインと称するものは数多く存在しています.その中から感染防止に関わる重要なものを厳選して,わが国のみならず世界的にも大きな影響を示した計27 シリーズについてまとめ,さらに最近一年以内に示された注目のエビデンスを集約して巻末に掲載しています.

 

それぞれのご執筆者として,わが国のガイドラインにおいてはその作成に関わってこられた先生方を中心にお願いしました.諸外国のガイドラインでは,その翻訳に関わられた先生や,その領域の専門家にお願いしました.

 

内容的には,膨大な各ガイドラインを整理して,重要ポイントを絞り込んで分かりやすく解説していただきました.また「はやわかりDATA」として,そのガイドラインの位置付けが一目で分かる最重要ポイントをまとめたコーナーを作りました.ここをお読みいただければその骨子を掴み取ることができます.また,すでに改訂版が発行されているものは,改訂の背景と変更のポイントをお示ししています.

 

各項目の最後には「レビュー」として,関連する最新の文献などを紹介し,わが国での動向や考え方などについても掲載しました.そして,各ガイドラインの特徴を表すキーワードを設けて,日常の医療現場における疑問点について,それぞれの事項に対してどのガイドラインを参照すべきかが即座にわかるように配慮しました.

 

本書が,皆様の日常の感染防止活動において座右の書としてお役に立てることを祈念いたします.


2015年1月吉日

東京医療保健大学 副学長・教授
大久保 憲

目次

・編集にあたって

・執筆者一覧

Chapter 01 〔全般〕

Section 1 医療現場における隔離予防策のためのCDCガイドライン:感染性微生物の伝播予防のために

「標準予防策」「接触予防策」「飛沫予防策」「空気予防策」

Section 2 国公立大学附属病院感染対策協議会病院感染対策ガイドライン(医科)改訂第4版

「国公立大学附属病院感染対策協議会」「病院感染対策標準ガイドライン」「歯科感染対策ガイドライン」

Chapter 02 〔手指衛生〕

Section 3 医療現場における手指衛生のためのCDCガイドライン

「手指衛生」「擦式消毒用アルコール製剤」「手指衛生の適応」

Section 4 WHOの手指衛生のガイドライン

「手指衛生の5つのタイミング」「手術時手洗い」「手指衛生の効果」「手指衛生のアドヒアランス」

Chapter 03 〔手術〕

Section 5 手術部位感染防止のためのCDCガイドライン

「手術部位感染」「SSI」「除毛」「予防的抗菌薬」

Section 6 手術医療の実践ガイドライン(改訂版)

「医療安全」「手術部位感染」「職業感染」「病院環境」

Section 7 米国周手術看護師協会(AORN)推奨業務基準2010

「無菌」「手術部位感染(SSI)」「手術時手指消毒」「滅菌」

Chapter 04 〔洗浄・消毒・滅菌〕

Section 8 新版 消毒と滅菌のガイドライン

「感染症法」「消毒」「滅菌」「感染症類型分類」「問題となる病原体の消毒法」

Section 9 医療施設における消毒と滅菌のCDCガイドライン2008

「消毒(disinfection)」「滅菌(sterilization)」「勧告(recommendation)」

Section 10 医療現場における滅菌保証のガイドライン2010

「滅菌保証」「バリデーション」「リリース(払い出し)」

Section 11 洗浄評価判定ガイドライン

「洗浄マニュアル」「洗浄評価判定方法」「残留蛋白質許容値と目標値」

Section 12 鋼製小物の洗浄ガイドライン2004

「現場での一次洗浄廃止」「再生処理の中央化」「業務の効率化」

Chapter 05 〔内視鏡〕

Section 13 消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド

「消化器内視鏡」「感染制御」「標準予防策」「高水準消毒薬」

Section 14 米国消化器内視鏡のマルチソサエティガイドライン

「消化器内視鏡」「洗浄」「消毒」「感染管理」

Chapter 06 〔カテーテル〕

Section 15 血管内留置カテーテル感染防止のガイドライン2011

「血管内留置カテーテル」「高度無菌遮断予防策(マキシマルバリアプリコーション)」「皮膚消毒」「ドレッシング材」

Section 16 カテーテル関連尿路感染予防のためのCDCガイドライン2009

「CDCガイドライン」「カテーテル関連尿路感染予防」「尿路カテーテルの適正使用・管理」

Chapter 07 〔VAP〕

Section 17 医療ケア関連肺炎予防のためのCDCガイドライン

「人工呼吸器関連肺炎」「レジオネラ症」「百日咳」「侵襲性肺アスペルギルス症」「ウイルス性肺炎」

Chapter 08 〔多剤耐性菌〕

Section 18 MRSA感染症の治療ガイドライン

「MRSA」「抗MRSA薬の選択」「TDM」「耐性化」

Section 19 医療現場における多剤耐性菌対策のためのCDCガイドライン

「多剤耐性菌」「2段階アプローチ」

Chapter 09 〔ノロウイルス〕

Section 20 医療施設におけるノロウイルス胃腸炎のアウトブレイク対策のためのCDCガイドライン2011

「ノロウイルス胃腸炎」「アウトブレイク」「接触予防策」

Chapter 10 〔結核〕

Section 21 医療環境における結核菌伝播予防のためのCDCガイドライン

「職業感染予防」「潜在性結核感染(LTBI)」「結核菌抗原特異的インターフェロンγ遊離試験(IGRA)」「電動ファン付き呼吸用保護具(PAPR)」

Chapter 11 〔透析〕

Section 22 慢性血液透析患者における感染予防のためのCDCガイドライン

「透析室」「透析ベッド」「HBVワクチン」

Chapter 12 〔移植患者〕

Section 23 造血幹細胞移植患者の日和見感染予防のためのCDCガイドライン

「造血幹細胞移植」「防護環境」「アスペルギルス」

Chapter 13 〔環境〕

Section 24 医療保健施設における環境感染制御のためのCDCガイドライン

「医療保健施設」「環境感染制御」「hospital facility management」

Section 25 病院設備設計ガイドライン(空調設備編)

「空調設備」「病院感染対策」「室内環境」「清浄度クラス」

Chapter 14 〔歯科〕

Section 26 歯科医療現場における感染制御のためのCDCガイドライン

「歯科医療現場」「感染制御」「ハイリスク医療」

Section 27 国公立大学附属病院感染対策協議会歯科における院内感染対策ガイドライン改訂版

「歯科治療」「標準予防策」「感染リスク」

Chapter 15 〔知っておくと得する、最近注目の4エビデンス〕

Section I HIVの職業上曝露の対処のためのガイドラインおよび曝露後予防の推奨

「HIV」「曝露後予防」「HIVのフォローアップ」

Section II インフルエンザの治療および予防における抗ウイルス薬の使用に関する産科医療従事者のための勧告

「抗インフルエンザウイルス薬」「妊婦」「予防投与」「治療投与」

Section III 65歳以上の成人における13価肺炎球菌結合型ワクチンおよび23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチンの使用

「13価肺炎球菌結合型ワクチン」「23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチン」「侵襲性肺炎球菌疾患」

Section IV 帯状疱疹ワクチンの最新の推奨

「帯状疱疹ワクチン」「水痘ワクチン」「帯状疱疹」「帯状疱疹後神経痛」


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  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840453073
  • ページ数:248頁
  • 書籍発行日:2015年3月
  • 電子版発売日:2015年4月17日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。