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消化管内視鏡診断テキストⅠ 食道・胃・十二指腸 第4版

小池 和彦 (監修) / 藤城 光弘 (編集)

株式会社 文光堂

344 頁  (2017年10月)

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リリース日: 2019年01月01日

消化管内視鏡を学ぶ医師必携のベストセラー,9年ぶりの全面改訂!

消化管内視鏡のみかたを明快に解説して好評を得た入門書が9年ぶりに大改訂.シンプルな記述と厳選しかつ豊富な写真,という第1版のコンセプトはそのままに,解説,写真の全面的な刷新を行った.また,全ての写真にサブ画像を添え,そこで矢印や破線を駆使して病変部を示すことで,初学者でも容易にポイントがわかる構成とした.多忙な研修医,若手医師や医学生が,短時間で上部消化管内視鏡のエッセンスを身につけられる1冊.

Ⅱ 小腸・大腸

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消化管内視鏡のみかたを非常にわかりやすく解説した最高の入門テキストが9年ぶりの大改訂.極力シンプルな記述,厳選しかつ豊富な写真,という第1版からのコンセプトは引き継ぎつつ,今版では解説,写真の全面的な刷新を行った.今版での工夫として,全ての写真にサブ画像を添え,その中で矢印や破線を駆使して病変部を示すことで,初学者でもポイントが一目でわかるようにしている.多忙な研修医,若手医師や医学生が,限られた時間で上部消化管内視鏡のエッセンスを身につけるのに最適の1冊.


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第4版の序

ここに『消化管内視鏡診断テキストI(食道・胃・十二指腸)』第4版をお届けする.

2016年6月21日,文光堂の浅井麻紀氏から一通のE メールをいただいた.2008年に発行された『消化管内視鏡診断テキストⅠ』第3版(長廻 紘先生ご編集)が,10年近く改訂されていないため,その編集を小生にお願いしたいという内容であった.文光堂にお世話になって『ピロリ菌陰性時代の上部消化管内視鏡』という本を作成した際の編集会議で,消化管内視鏡分野のバイブルであった本書の第1 版を手に,日立総合病院の研修医として消化管内視鏡の勉強を行っていたことを懐かしく浅井氏にお話したのがご縁である.

もっとも,本書の編集はこれまで,小生の大先輩にあたる竹本忠良先生,長廻 紘先生がなされてきたものである.小生のような若輩者が関わらせていただいて良いものなのかと,即答できなかった.長廻先生のご意向をお伺いいただくようお願いしたところ,第4版の編集者については文光堂に一任(小生で可),さらに,巻末に「内視鏡ヘの道」についての文章もご寄稿いただけるとのこと.長廻先生の寛大さに改めて敬服するとともに,もうお受けするしかないと覚悟を決めた.

第3版の上部は主に光永 篤先生を中心とする東京女子医大グループ,下部の小腸は河南智晴先生(現・大津赤十字病院),大腸は田中信治先生(広島大)が執筆されていた.さて,第4版はどの先生に執筆を依頼すべきか. 第1版~第3版までのテキストを手に思い悩む日々が過ぎて行った.が,東大の内視鏡室に隣接する部長室に籠りながら,小生が光学医療診療部長を拝命した時に,旧ナンバー内科の枠を超えて,東大の消化管グループとしてやっていこうと決心したことを思い出した.東大の総力を挙げて先輩の意思を引き継ぐ第4版を作成することが,大先輩の恩に報いることではないかと考えるに至り,小池和彦先生に監修を,東大関連の先生方に執筆をお願いすることとした.

実際に作業を開始してからも,さまざまな困難に直面した.特に,東大病院では,近年,上部消化管内視鏡を年間約12,000件,下部消化管内視鏡を年間約6,000件行っているにも関わらず,どうしてどうして,本書にふさわしい良質な内視鏡画像がなかなか見つからない.一部の希少疾患などは関連施設の先生方の協力を仰いだ.執筆活動を通じ,内視鏡診療を見直す良い機会を与えていただいたと感謝している.これも大先輩たちからの叱咤激励であったのであろう.

ぜひ,多くの方々に本書を手に取っていただきたい.内視鏡診断に熟練しておられる先生方からは,忌憚ないご意見をいただければ大変有り難く,まだ内視鏡診断に不安があるまたはこれから内視鏡を握ろうと考えられている先生方には,日々の内視鏡診療にお役立ていただければ幸いである.


2017年10月

東京大学消化器内科(光学医療診療部)
藤城 光弘


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I 総論

1.内視鏡の歴史

2.内視鏡システム

a.電子スコープの基本構造

b.内視鏡観察法の分類

II 上部消化管内視鏡

1.上部消化管内視鏡の適応と意義

a.適応

b.意義

III 上部消化管の解剖

1.頭頸部の解剖

2.食道の解剖

3.胃の解剖

a.各部の名称

b.占拠部位

4.十二指腸の解剖

IV 頭頸部・食道

1. 咽頭喉頭部・食道の観察

a.咽頭喉頭部

b.食道入口部

c.上・中・下部食道

d.食道胃接合部

2. 内視鏡像からみた鑑別

① 形態

a.隆起性病変

b.陥凹性病変

② 色調

a.赤色調

b.白色調

c.青色調

d.黄色調

e.黒色調

③ その他

a.びらん

b.潰瘍

c.角化

d.狭窄

e.拡張

3. 疾患からみた内視鏡所見

1)頭頸部

① 咽頭癌

② 下咽頭その他

a.悪性リンパ腫

b.乳頭腫

2)食道

① 食道炎

a.逆流性食道炎

b.薬剤性食道炎

c.腐食性食道炎

d.カンジダ食道炎

e.好酸球性食道炎

f.サイトメガロウイルス食道炎

g.ヘルペスウイルス食道炎

h.食道GVHD

② 食道裂孔ヘルニア

a.滑脱型

b.傍食道型

c.混合型

③ バレット食道

④ 食道静脈瘤

⑤ 食道アカラシア

⑥ 食道粘膜下腫瘍

a.平滑筋腫

b.血管腫

c.神経鞘腫

⑦ 食道良性腫瘍ほか

a.食道乳頭腫

b.食道顆粒細胞腫

c.食道グリコーゲン・アカントーシス

d.食道孤立性静脈拡張

e.食道メラノーシス

f.食道化膿性肉芽腫

g.食道異所性胃粘膜

h.食道憩室

⑧ 食道扁平上皮癌

a.表在隆起型(0-I)

b.表面隆起型(0-IIa)

c.表面平坦型(0-IIb)

d.表面陥凹型(0-IIc)

⑨ 食道腺癌(バレット腺癌)

⑩ まれな組織型の食道癌

a.食道癌肉腫

b.類基底細胞癌

c.食道悪性黒色腫

⑪ 内視鏡治療後

⑫ 外科切除後

⑬ その他の食道疾患

a.Mallory-Weiss症候群

b.食道内異物

V 胃

1.胃の観察

2.内視鏡像からみた鑑別

① 形態

a.隆起性病変

b.平坦あるいはびまん性の病変

c.陥凹性病変

② 色調

a.発赤

b.褪色

③ その他

a.残胃にみられる病変

b.異物

3.疾患からみた内視鏡所見

1)急性胃炎

① 急性胃粘膜病変

② 腐食性胃炎

2)慢性胃炎

① 表層性胃炎

② 萎縮性胃炎

③ 腸上皮化生

④ びらん性胃炎・疣状胃炎

⑤ 鳥肌胃炎

⑥ 肥厚性胃炎・巨大皺襞

⑦ 除菌後胃炎

⑧ その他の胃炎

3)胃潰瘍

① 胃潰瘍活動期(active stage:A1 stage)

② 胃潰瘍活動期(active stage:A2 stage)

③ 胃潰瘍治癒期(healing stage:H1 stage)

④ 胃潰瘍治癒期(healing stage:H2 stage)

⑤ 胃潰瘍瘢痕期(scarring stage:S1 stage)

⑥ 胃潰瘍瘢痕期(scarring stage:S2 stage)

⑦ 出血性胃潰瘍(active bleeding)

⑧ 出血性胃潰瘍(recent bleeding)

⑨ 胃潰瘍の治癒過程(1)

⑩ 胃潰瘍の治癒過程(2)

⑪ 胃潰瘍の治癒過程(3)

⑫ 胃多発潰瘍

⑬ 胃潰瘍による変形(1)

⑭ 胃潰瘍による変形(2)

⑮ 対称性潰瘍

⑯ Mallory-Weiss症候群

⑰ 出血性胃潰瘍(Dieulafoy潰瘍)

⑱ 胃巨大潰瘍

⑲ 胃潰瘍:穿孔・穿通

⑳ 難治性胃潰瘍

㉑ 潰瘍と鑑別を要する悪性腫瘍

a.胃潰瘍と鑑別を要する胃癌(表在型)

b.胃潰瘍と鑑別を要する胃癌(2型,3型進行癌)

c.胃潰瘍と鑑別を要する胃癌(悪性リンパ腫)

㉒ 早期胃癌内視鏡治療後潰瘍

4)ポリープ

① 過形成性ポリープ

② 胃底腺ポリープ

③ ポリポーシス

5)胃腺腫

6)胃癌

a.隆起型(0-I)

b.表面隆起型(0-IIa)

c.表面平坦型(0-IIb)

d.表面陥凹型(0-IIc)

e.陥凹型(0-III)

f.腫瘤型(1型)

g.潰瘍限局型(2型)

h.潰瘍浸潤型(3型)

i.びまん浸潤型(4型)

j.分類不能型(5型)

7)神経内分泌腫瘍

8)転移性胃腫瘍

a.他臓器癌遠隔転移

b.近接臓器直接浸潤

9)粘膜下腫瘍

① GIST(gastrointestinal stromal tumor)

② 平滑筋腫

③ 神経鞘腫

④ 異所性膵

⑤ リンパ管腫

⑥ 囊胞

⑦ 脂肪腫

10)リンパ腫

① 悪性リンパ腫

② MALTリンパ腫

11)その他の胃病変

① NSAIDs関連消化管傷害

② 胃憩室

③ キサントーマ(黄色腫)

④ 胃血管拡張症

⑤ GAVE(gastric antral vascular ectasia)

⑥ DAVE(diffuse antral venous ectasia)

⑦ 胃結核・サルコイドーシス

a.胃結核

b.サルコイドーシス

⑧ 胃梅毒

⑨ 胃アニサキス症

⑩ Kaposi肉腫

⑪ 胃静脈瘤

⑫ 好酸球性胃腸症

⑬ 放射線性消化管傷害

⑭ 胃石

12)全身疾患に伴う胃病変

① アミロイドーシス

② クローン病

③ 膠原病

④ アレルギー性紫斑病

VI 十二指腸

1.十二指腸の観察

a.十二指腸球部

b.下行部,水平部

c.十二指腸内視鏡観察時の注意事項

2.内視鏡像からみた鑑別

a.隆起性病変

b.平坦あるいはびまん性

c.陥凹性病変

3.疾患からみた内視鏡所見

1)十二指腸潰瘍

① 十二指腸潰瘍活動期(active stage:A1 stage)

② 十二指腸潰瘍活動期(active stage:A2 stage)

③ 十二指腸潰瘍治癒期(healing stage:H1 stage)

④ 十二指腸潰瘍治癒期(healing stage:H2 stage)

⑤ 十二指腸潰瘍瘢痕期(scarring stage:S1 stage)

⑥ 十二指腸潰瘍瘢痕期(scarring stage:S2 stage)

⑦ 十二指腸潰瘍による球部変形(単発潰瘍)

⑧ 十二指腸潰瘍による球部変形(多発潰瘍)

⑨ 出血性十二指腸潰瘍(active bleeding)

⑩ 出血性十二指腸潰瘍(recent bleeding)

⑪ 出血性十二指腸潰瘍(Dieulafoy潰瘍)

⑫ 十二指腸巨大潰瘍

⑬ 十二指腸線状潰瘍(瘢痕)

⑭ 十二指腸潰瘍:穿孔・穿通

⑮ 十二指腸狭窄

⑯ 十二指腸内視鏡治療後

2)十二指腸炎

① 十二指腸炎(発赤型)

② 十二指腸炎(びらん型)

③ 十二指腸多発びらん

④ 十二指腸炎(特殊型)

⑤ 十二指腸胃上皮化生

⑥ 十二指腸異所性胃粘膜

3)十二指腸腺腫

4)十二指腸癌

① 早期十二指腸癌

② 進行十二指腸癌

③ 他臓器癌十二指腸浸潤

5)十二指腸粘膜下腫瘍

① ブルンネル腺過形成

② 囊胞

③ 粘膜下腫瘍(脂肪腫)

④ 粘膜下腫瘍(神経内分泌腫瘍 NET G1(カルチノイド))

⑤ 粘膜下腫瘍(リンパ管腫)

⑥ GIST

6)十二指腸悪性リンパ腫

① 濾胞性リンパ腫

② びまん性大細胞性B細胞リンパ腫

③ マントル細胞リンパ腫

7)その他の十二指腸病変

① 血管拡張症

② リンパ管拡張症

③ 十二指腸憩室

VII 知っておきたい基礎知識

a.バレット食道のプラハ分類

b.食道運動機能のシカゴ分類

c.拡大内視鏡の食道学会分類

d.食道癌の病型分類

e.食道癌の深達度分類

f.食道癌の内視鏡治療

g.逆流性食道炎の分類

h.消化性潰瘍の分類

i.胃癌の肉眼型分類

j.胃癌の深達度分類

k.胃癌の診断アルゴリズム magnifying endoscopy simple diagnostic algorithm

for early gastric cancer(MESDA-G)

l.胃癌の内視鏡治療適応

m.粘膜下腫瘍の分類

「内視鏡への道」

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