• ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2012年10月
  • 電子版発売日 : 2016年1月29日
¥5,170(税込)
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商品情報

内容

薬局でよく聞かれる質問への「答え方」が分かる、薬剤師必携の服役指導指南書!

全56問の「日経DIクイズ」(服薬指導/医薬連携/疑義照会)に加え、第一線の臨床医が実際の処方例を通して、処方の流れとそこに至るまでの考え方を薬剤師向けに分かりやすく解説する「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」6本を収録。
実際の処方例を通して、経験やエビデンスを基にした処方に至るまでの考え方、患者の経過と処方の変化など、その勘所を分かりやすく解説しています。

>日経DIクイズシリーズは こちら

序文

発刊に当たって

今年も『日経DIクイズ』ができあがりました。1999年から毎年1冊ずつ発行しており、本書が14冊目になります。『日経ドラッグインフォメーション』誌が98年の創刊なので、本シリーズは雑誌の歴史と同じ歩みを重ねているといえます。

私はこの3月まで、臨床医向けの雑誌である『日経メディカル』の編集に携わっていました。実は『日経メディカル』にも創刊(72年)以来の人気コラムとして、「日経メディクイズ」があります。「日経DIクイズ」は、その薬剤師版として産声を上げました。

どちらもクイズ形式で臨床診断学や服薬指導などの知識を問うもので、例えば皮膚科の「日経メディクイズ」であれば、皮膚所見の写真と簡単な来歴から診断名を考えます。一方の「日経DIクイズ」では、ご存じのように1枚の処方箋と患者の訴えから原疾患を推定した上で、処方の疑問点などを解決し、さらに患者に分かる言葉でその疑問に答えなければなりません。両方のクイズの編集に携わった私としては、「日経メディクイズ」よりも「日経DIクイズ」の方が難しいというのが、偽らざる印象です。

しかも「日経DIクイズ」では、原稿執筆時点で話題となっている新薬、また見逃してはならない副作用や相互作用、さらにはエビデンスに基づいた新たな知見などが、時間を置かず素早くクイズとして仕立てあげられます。そのためクイズを解くことで、薬剤師の日常業務に欠かせない新しい情報を、意識せずに身につけることができます。これが、「日経DIクイズ」が創刊以来一貫して読者の支持を得ている理由だと、自負しています。

本書『日経DIクイズ 14』では、2011年10月号から12年9月号に掲載した「日経DIクイズ」48本と「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」6本を収録するとともに、書き下ろしの「日経DIクイズ」を8本、追加しました。編集作業は、日経ドラッグインフォメーション編集部の富田文記者と副編集長の内山郁子が中心になって進めました。イラストは、創刊以来おなじみの加賀たえこさんに加え、書き下ろしのクイズでは新たに山田歩さんにお願いしました。

最後になりましたが、日頃からご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣の皆様、および「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」をご執筆いただいた先生方に、厚くお礼申し上げます。


2012年10月
日経ドラッグインフォメーション編集長
髙志 昌宏



目次


表紙

発刊に当たって

目次

執筆者一覧

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 パーキンソン病 重症度と合併症を考慮しLドーパとドパミンアゴニストを調節

2 高血圧症 合併症を考慮して薬剤を選択 併用時は配合剤で患者負担を軽減

3 頭痛 トリプタンやNSAIDsを主軸に予防薬や随伴症状抑える薬を併用

4 甲状腺疾患 副作用に注意しながら薬剤を調整 合併症や妊娠も薬剤選択のカギに

5 小児の呼吸器感染症 症状や迅速検査から抗菌薬を選択 後日効果を判定し、追加治療を検討

6 てんかん 発作の特徴などを基に薬剤を選択 血中濃度も加味して投与量を調整

日経DIクイズ 服薬指導

1 幼児の抗菌薬が変更された理由

2 胃腸かぜの子どもが注腸された漢方薬

3 小児片頭痛患者に出された抗アレルギー薬

4 てんかんの息子の運転免許取得を心配する母親

5 オーグメンチンはピルケースで保管してもいい?

⑥ 早朝高血糖を心配する1型糖尿病患者の母親

7 緊急避妊薬と低用量ピルはどう違う?

8 プリンペランで月経が止まるメカニズム

9 不眠症患者に追加で処方された睡眠薬

10 濃度の違う抗菌薬の点眼薬

11 てんかん患者が使用してはいけないOTC薬

⑫ 高血圧の妊婦が心配する下剤

13 同じ飼い猫に傷つけられたのに違う疾患?

⑭ 尿失禁に葛根湯が処方された理由

15 エビリファイ液の水道水による希釈の可否

16 抗菌薬による下痢にセレキノン

17 膀胱炎でESBL産生大腸菌が検出された患者

18 R体とS体の違いを聞かれたら

19 インスリン特有の臭いとは

20 Ca拮抗薬が変更された糖尿病患者

21 心房細動にPPIが追加された理由

㉒ 臭いとビタミンBの関係とは

23「初期用量からの漸増」が不要な抗うつ薬

24 ARBで治療を開始した高血圧患者

㉕ フィブラート系薬が追加された糖尿病患者

26 ラミクタールによる副作用を心配する患者

27 食塩が含まれる胃薬とは

28 慢性膵炎に出された新しい消化酵素薬

29 ネキシウムの効果発現にかかる日数は

30 漢方薬がカリウム製剤に変更された肝炎患者

31 抗凝固薬切り替え時の服薬方法

32 ポンタールシロップ食前投与の理由

33 経口血糖降下薬が追加された透析患者

㉞ 心房細動に抗不整脈薬が処方されない理由

35 胃潰瘍ではないのにプロマックが処方された理由

36 抗凝固薬が減量された心房細動患者

37 肝硬変にナディックとアイトロール?

㊳ スタチン系薬を変更したC型肝炎患者

39 認知症にプレタールが処方された理由

40 1日1mgの骨粗鬆症薬が4週で50mg?

41 吸入ステロイドがMDIに変更された理由

42 フロリードゲルと他薬の飲み合わせ

43 経腸栄養剤と抗血栓薬の相互作用

44 昼より夜が高いパターンを示す高血圧

㊺ 歯の黒ずみを気にするパーキンソン病患者

46 骨折を防ぐ薬で骨が折れやすくなる?

47 アクトシン軟膏の保存方法

48 潰した錠剤の異臭が気になる在宅患者の家族

49 こむら返りにエルカルチンが出された理由

50 イクセロンパッチによるかぶれを防ぐには

日経DIクイズ 医薬連携/疑義照会

51 併用薬減量時のラモトリギンの用量調節

52 抗HBV薬を処方された関節リウマチ患者

53 副作用でリリカを中止した糖尿病患者

54 顔に多数の傷がある統合失調症患者

55 不整脈患者に処方された過活動膀胱治療薬

56 アリセプト再開時の投与量

疾患名索引

薬剤名索引

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対応機種

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    iOS 10.0 以降

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  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822211479
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2012年10月
  • 電子版発売日:2016年1月29日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。