jmedmook32 あなたも名医!貧血はこう診る

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2014年6月
  • 電子版発売日 : 2014年8月29日
¥3,850(税込)
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商品情報

内容

「貧血(疑い)をみたらどこに注目してどのように対応するか」
その答えを、
①実地医家が遭遇する具体例
②minimumの対応、standardの対応、advancedの対応
③解説
④その後の経過
の流れで、“ジェネラルな視点”でまとめられた一冊です。

序文

実地医家にとって血液領域で最も診ることの多いのは貧血だと思います。でも残念ながら,一般的な貧血診療では,「ヘモグロビン低下をみても貧血がある」と認識するだけで,きちんとした鑑別診断や治療がなされることはとても少ないのではないでしょうか。不明熱ならFUO(fever of unknown origin)として検索するのに,原因不明の貧血をみても"AUO(anemia of unknown origin)"と認識して適切に検索されることはほとんどないように思います。

本書では, 実地医家の視点に立って,「貧血(疑い)をみたらどこに注目してどのように対応するのか」を今までにない切り口で解説することを試みています。

貧血診療では,「MCV」,「網赤血球」,「白血球・血小板異常の有無」がポイントになります。そこで,本書の構成も,以下のようなまとめ方をしてみました。

第1章 貧血を疑うとき

症状,病歴,身体所見とチェックすべき検査

第2章 血算で貧血がわかったとき貧血だけのときの対応(小球性貧血,正球性貧血,大球性貧血,網赤血球増加があるとき,網赤血球増加がないとき)

貧血だけでなく白血球や血小板に異常があるときの対応

第3章 エマージェンシーの貧血

バイタルサインに異常あり,高度の貧血,急激進行の貧血

各項目についても,①実地医家が遭遇する具体例,②minimumの対応,standardの対応,advancedの対応,③解説,④その後の経過,という流れでまとめました。


本書の執筆は,聖路加関係者で比較的若手の血液専門医にお願いしました。貧血は他領域とかなりオーバーラップする疾患であり,その対応にはジェネラルな視点が欠かせません。聖路加関係者なら血液のスペシャリストであると同時にジェネラリストでもあり,本書の執筆者として最適だと信じるからです。

このユニークな本書が, 血液専門医と一般実地医家との「貧血診療の架け橋」になってくれればと願っています。


2014年6月

聖路加国際病院血液内科部長 岡田 定


2011年 6月

東京女子医科大学心臓血管外科

目次

第1章 貧血を疑うとき

1 貧血を疑う自覚症状とチェックすべき検査

2 貧血(疑)時に確認する既往歴,嗜好歴,家族歴とチェックすべき検査

3 貧血(疑)時に注目する身体所見とチェックすべき検査

第2章 血算で貧血がわかったとき

1 貧血だけ(白血球と血小板は正常)のとき

A 小球性貧血(MCV<80fL)のとき

B 正球性貧血(MCV 80〜100fL)のとき

C 大球性貧血(MCV>100fL)のとき

D 網赤血球増加のとき

E 網赤血球正常または低下のとき

2 貧血だけでなく白血球や血小板に異常があるとき

A 貧血+白血球の異常(血小板は正常)

B 貧血+血小板の異常(白血球は正常)

C 貧血+白血球と血小板の異常

第3章 エマージェンシーの貧血

1 バイタルサインに異常がある貧血

2 高度の貧血

3 急激進行の貧血


索引


column 1 昔の常識,今の常識

column 2 貧血の原因は何でしょう?

column 3 骨髄異形成症候群? いや,そうではない!

column 4 貧血の原因は1つとは限らない

column 5 偽性のヘモグロビン値

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書籍情報

  • ISBN:9784784964321
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2014年6月
  • 電子版発売日:2014年8月29日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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