• m3.com 電子書籍
  • 週刊日本医事新報 10月特集号 困った患者の生活習慣指導

週刊日本医事新報 10月特集号 困った患者の生活習慣指導

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2014年10月
  • 電子版発売日 : 2014年11月28日
¥1,320(税込)
ポイント : 24 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

よくある事例に基づいたエキスパートによる生活習慣指導のヒントが満載!

2014年10月号のテーマは「困った患者の生活習慣指導」。
生活習慣改善は、患者自身がその必要性を理解すること、行動することが大切ですが、なかなかうまくいかない場合が多く、臨床医としてはどう対応すべきか悩むところ。患者への生活習慣指導に困ったらぜひこの一冊を!

序文

巻頭言


「こんなに良くなるとは思わなかった」。特定保健指導が始まって以来,医師の中にも自ら減量,生活習慣を改善し,効果を実感している人が増えてきました。肥満症,高血圧,糖尿病などの生活習慣病では,食事・運動療法など生活習慣指導が重要であることは頭ではわかっていても,どんな方法で指導するのがよいのか,どのくらいの効果があるのかわからず,薬物治療に依存しがちだったのではないでしょうか。

医学教育では,生活指導の根拠とノウハウについて取り上げられる機会は少なく,医師になった後も薬物に関する情報は押し寄せてくるものの,この分野の情報不足感は否めません。

本特集は, 医師が「何となくうまくいっていない」と感じる, よくある事例にフォーカスし,日常臨床や健診の場面で使えそうな考え方,ノウハウをお伝えすることとしました。


作成にあたり,各分野のエキスパートに執筆をお願いしたほか,当センターの若手医師が遭した「困った患者」を深掘りし,どんなアプローチがほかに可能であったかを検討しました。このプロセスを経て,次のような感想が寄せられたのは収穫でした。


・データばかりみて,患者さんの生活背景を考える習慣がなかったことに気づいた。

・ 学会に参加すると「最新の治療法」が紹介され,その治療法を実践することが臨床医に求められると考えがちであった。しかし,それが患者さんにとって「最良の治療法」であるかどうか。今回,原稿を作成する中で,最新の知識を備えつつ,患者さんの生活に合った治療法を提案できることが必要であると再認識した。

・ 患者さんを「変えよう」としていたことに気づいた。患者さんの「良くなりたい」という気持ちを引き出し,どうすればよいのかを伝えるのが医師の仕事。


医師法第一章第一条にも,「医師は,医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し,もつて国民の健康な生活を確保するものとする」と記載されており,「指導」こそ医師の重要任務であるはずです。生活習慣指導の場面で,一人ひとりに向き合ったプロセスを追体験して頂ければ幸いに存じます。


2014年10月


あいち健康の森健康科学総合センター センター長 津下一代

目次

■10月特集■困った患者の生活習慣指導

●case01 健診 - 糖尿病の受診勧奨

●case02 健診 - 糖尿病の受診勧奨

●case03 健診 - 減量とリバウンド

●case04 健診 - やせの脂質異常症への対応

●case05 健診 - TG高値の改善が困難

●case06 体質と習慣 - 治療に抵抗する

●case07 肥満症 - ロコモに着目した指導

●case08 高度肥満 - 減量とリバウンド

●case09 高血圧 - 服薬中の脳卒中リスクの伝え方

●case10 高血圧 - 自己判断しないための指導

●case11 高血圧 - 運動強度が高すぎる

●case12 2型糖尿病 - 行動変容が困難

●case13 2型糖尿病 - やせの血糖コントロール不良

●case14 2型糖尿病 - インスリンの導入が困難

●case15 2型糖尿病 - 薬物治療の自己中断

●case16 2型糖尿病 - 末期例への対応

●case17 禁煙 - 生活習慣改善に拒否的

●case18 アルコール - 減酒

●case19 アルコール - 飲酒に寛容な背景

●case20 高齢者 - 治療のゴール

●case21 高齢者 - 健康食品やサプリメント

●case22 高齢者・2型糖尿病 - 認知機能の悪化

●case23 高齢者 - 最近,通院しなくなった

●case24 高齢者 - 在宅医療での生活指導

■NEWS■

●振り返り1week(2014.10.16-22)

●[日本高血圧学会 新理事長が就任、改革に意欲 - 倫理行動規範を公表、前理事長は辞任

●news topics

・人間ドック学会副理事長が血圧の「基準範囲」公表を反省

・後期高齢者保険料の軽減特例廃止を了承 - 医療保険部会

・控除対象外消費税、「引上げ時」と「引上げ後」で解決策要望へ

・向精神薬多剤投与の減算規定、対象に3剤を追加 - 厚労省

・地域医療構想策定前の医療費目標設定に否定的見解 - 日医

■お茶の水だより■

●社会の病を癒す経済学者が逝く

■OPINION■

●新薬の長期処方制限の再検討と市販後調査の推進を目指した改善策(井藤英喜)

■感染症発生動向調査

●2014年第40週(9月29日~10月5日)

■プラタナス■

●大きな耳とよく見える目を!(塩見俊次)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:26.4MB以上(インストール時:57.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:105.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:23.3MB以上(インストール時:58.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:93.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784784947220
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2014年10月
  • 電子版発売日:2014年11月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。