週刊日本医事新報 7月特集号 向精神薬 総まとめ

  • ページ数 : 136頁
  • 書籍発行日 : 2014年7月
  • 電子版発売日 : 2014年10月3日
¥1,320(税込)
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商品情報

内容

向精神薬の全体像を、臨床現場の感覚に沿ってわかりやすく解説!

第1章では治療薬ごとの特徴・意義や使用方法、第2章では疾患と用語を取り上げ、理解が深まるように構成された本書。巻末には内科薬との併用禁忌一覧表を掲載!日常診療での便覧としてぜひご活用ください。

序文

巻頭言

本特集は「向精神薬」についてまとめたものである。向精神薬という用語になじみのない方もいらっしゃるかもしれないが,人の精神活動に影響を与え,その主たる作用の場が脳である薬物の総称である。したがって,定義上は必ずしも治療薬にのみ限定されないが,本特集では治療薬として通常の臨床で用いられている薬物を取り上げている。現在の主要な向精神薬の原型になった薬物の多くは1950年代に生まれており,その後多くの改良が加えられ,今日の多様な姿となった。現在は一段落し,次のブレイクスルーの胎動を待っている時代なので,今の時点で一度,向精神薬の到達点・全体像を把握することは意義のあることであろう。本特集の意図もそこにあり,向精神薬と呼ばれる薬物群を俯瞰するために企画されたものである。

本特集の構成は,主な向精神薬の概略について記述した第1章をはじめに置いている。薬物の特性を記述する方法にはいくつかあるが,本書では薬理学的な特性の記述より,治療薬としての特徴・意義について記述し,できる限り臨床現場の感覚に沿った内容となるように心掛けた。執筆陣は編者の所属する東京女子医科大学精神医学教室のスタッフであり,各自の得意分野を担当してもらった。コンパクトでかつ要点を押さえたものになったと自負している。

第2章は薬物を駆使するために理解しておくことが必要な疾患・用語について解説したものである。精神医療の専門家でない方でも,この領域に関する最低限の知識を持っておくことが,薬物を最大限に生かすための重要な要素となるためである。ここでも教室の力を総動員することでまとめることができた。また,付録として薬剤師に内科薬との併用禁忌情報の一覧表を作成して頂いた。診察机の傍らに備えて参考として頂きたい。

精神科医以外の医師も向精神薬を使用する機会は飛躍的に増えており,本書が包括的・全人的な医療の展開に少しでもお役に立てれば幸いである。なお,本特集の疾患名はDSM-Ⅳに準拠していることをご了承頂きたい。

2014年7月

東京女子医科大学精神医学教室主任教授 石郷岡 純

目次

■プラタナス■

●精神科医を目指す最近の人たち(村井俊哉)

■News■

●振り返り1week (2014.7.17-23)

●[社会保障制度改革推進会議] 一体改革の進捗を制度横断的に点検 - 経済成長との整合性も視野に

●news topics

・社会保障費自然増「厳しく精査」 - 15年度概算要求基本方針案

・健康寿命延伸と医療による経済成長目指す - 健康・医療戦略

・4種混合の定期接種、使用可能ワクチン1種追加へ

・事故調GLを議論する研究班が本格始動 - 10月に中間まとめ

・厚生労働省人事異動〔7月22日付〕

・<訃音>福山幸夫氏

■お茶の水だより ■

再教育研修は行政処分のカギ

●感染症発生動向調査 2014年第27週 6月30日~7月6日)

第1章 向精神薬の今

①抗精神病薬

②抗うつ薬

③気分安定薬

④抗不安薬

⑤睡眠障害治療薬

⑥抗てんかん薬

⑦認知症治療薬

第2章 用語解説

①認知行動療法

②電気痙攣療法(ECT)

③統合失調症

④気分障害

⑤社会不安障害

⑥パニック障害

⑦全般性不安障害

⑧強迫性障害

⑨外傷後ストレス障害(PTSD)

⑩解離性障害

⑪身体表現性障害

⑫パーソナリティ障害

⑬ナルコレプシー

⑭レビー小体型認知症(DLB)

⑮発達障害

⑯注意欠如・多動性障害(ADHD)

⑰性同一性障害(GID)

⑱精神保健福祉法

⑲知的障害者福祉法

⑳発達障害者支援法

㉑成年後見制度

㉒障害者総合支援法

㉓リワーク

付録―内科薬との併用禁忌一覧表

①抗精神病薬

②抗うつ薬

③気分安定薬

④抗不安薬

⑤睡眠障害治療薬

⑥抗てんかん薬

⑦認知症治療薬

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書籍情報

  • ISBN:9784784947090
  • ページ数:136頁
  • 書籍発行日:2014年7月
  • 電子版発売日:2014年10月3日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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