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救急患者の診かた考え方 救急医療に携わる人のために 改訂3版

  • ページ数 : 387頁
  • 書籍発行日 : 2013年10月
  • 電子版発売日 : 2014年6月6日
¥4,620(税込)
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商品情報

内容

救急医学のエッセンスを凝縮した、定番教科書の改訂版。

ここ5年で、救急医療のあり方にも変化があり、また著者が大学附属病院から民間救急病院に移り、違った視点から救急医療を考えた結果、全面書き換えになった。ER、一般病棟、ICU、手術室、災害現場……さまざまなフィールドの経験と知を集約した本書は、医学生、初期研修医、コメディカル職種などの教科書としてはもちろん、ベテラン医師が知識を整理するのにも最適である。

序文

第三版への序文

この本の前身は金芳堂Minor Textbook シリーズの「救急医学」です.私が大学で講義したり実習を指導する医学生向けの教科書というつもりでしたが,コメディカル職種や初期研修医にも読者層が広がっていることに気付き,改訂のさい現在の題名に変更して,内容も書き改めました.その後,2008年の改訂をへて,今回が3 回目の改訂です.

構成は第二版とほとんど同じですが,内容は刷新されています.

まず,5年という歳月によって,医療の技術そのものが少なからず変わりました.救急医療のあり方にも変化が見えています.さらに,私自身,大学附属病院の教職から民間の救急病院に移り,今までとは違った視点から救急医療を考えるようになりました.そうした諸事情が重なったため,ほとんど全面的な書き直しを余儀なくされ,改訂に時間がかかってしまいました. 初版にも述べたように,救急医療は本来,境界のはっきりしない分野です...むしろ,守備範囲を定めないことに積極的意義があると思います.軽々と越境するときにこそ真骨頂を発揮するのです.

しかし,現実の医療には役割分担が存在します.働いている病院や地域の事情,もっと視野を広げれば,国の医療制度あるいは時代背景...等々の外的な制約をうけて,守備範囲は自ずと決まります.ただ,それを固定的なものと考える人が多いのは残念です.知の営みに境界はありません.学問の体系は,一人ひとりが日々の営みを積み重ねて形成するものだと思います.常に形と中身を変えている(流動的な)仮想の実体なのです.

そうした考えを突き詰めると,本書の内容はきわめて「私的な」救急医学の概観であるのかもしれません.実際,初版から自分の臨床経験をベースに書くことを心がけてきました.たとえば,図版はすべて私の経験した症例を使っています.書物や論文から仕入れた知識も,できるだけ臨床で試してみて,よく反芻してから他人に伝えるようにしてきました.もちろん,それには限界があるため,残念ながら受け売りになってしまった部分も残っています(言い淀んだ記述がときどきあるのは,そのためです).

比較的新しい知見や考え方を紹介したり,論争になっている問題にコメントする場合は,できるだけ参照文献を(重要なものだけ)示すことにしました.また,執筆に役立った総説論文もいくつか紹介してあります.こうした原文にトライするのも面白いでしょう.

最後になりましたが,改訂稿のすべてに目を通して新鮮なアドバイスをいただいた乙宗佳奈子医師と,挫けそうになる筆をいつも励ましてくださった金芳堂編集部の村上裕子氏に,謝謝.


2013年 日本の最高気温記録が更新された盛夏に

白川洋一

目次

1章 蘇生,resuscitation

2章 救急医療の症候診断

3章 クリティカル・ケア

4章 代表的な致死的急性疾患

5章 外 傷

6章 急性中毒,および類縁疾患

7章 環境障害,その他の外因性疾患

8章 プレホスピタル‐ケア

9章 災害医療

10章 救急医療における倫理と法律

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書籍情報

  • ISBN:9784765315753
  • ページ数:387頁
  • 書籍発行日:2013年10月
  • 電子版発売日:2014年6月6日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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