健康づくり・介護予防のための体力測定評価法 第2版

  • ページ数 : 209頁
  • 書籍発行日 : 2013年2月
  • 電子版発売日 : 2014年1月17日
¥2,860(税込)
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商品情報

内容

これからの高齢社会における「健康」のために不可欠な、体力測定・評価の基本を網羅。 健康医学、公衆衛生の最前線で今・これから活躍する全ての人に!

「体力および身体の状態の評価・測定」についての包括的な入門的知識を提供し、更に個々の測定方法の基礎を分かりやすく解説。特にメタボリック・シンドロームや骨粗しょう症、呼吸器疾患などの疾患の指標の測定・評価は、今日の公衆衛生上の必須知識である。
本書は上記の分野を学習する学生にとっては必須の教科書であり,また現場で公衆衛生に関わる多様な専門家(PTなどコメディカル)にも実地的な入門書である。

序文

第2版の序

日本の高齢化は,これまでにない勢いで進行しており,不健康で体力低位の高齢者が増えてくる現実に注視しなければなりません.今や自立して生活することが困難で他者による支援や介護を必要とする人が少なくありません.また,軽症の脳梗塞で回復が期待できるにもかかわらず,運動リハピリテーシヨンに取り組まずテレピの前でじっとしている人もいます.このように,高齢者を抱える家庭や施設(地域)は.多くの課題を抱えており,喜ばしいことばかりではありません.今まさに,健康長寿支援策と介護予防策のセットでの創出が期待されているのです.

高齢者人口がピークとなる2030年頃の社会情勢を冷静に想定しながら,健康寿命や活力寿命を延伸させる有効策を早急に打ち出すことが肝要で す.私たち国民一人ひとりは,自らの生活行動を主体的に改めながら,前途多難な高齢社会を上手に乗り切っていかなければなりません.

虚弱で介護を必要とする期間を短くし,活力ある高齢期を延伸するためには,適正な食生活,心の平安,そして適度の運動が重要ではないでしょうか.そのための第一弾として,「健康運動の支援と実践」(金芳堂,2006)を出版しました.そこには,さまざまな運動方法が非常にわかりやすく説明されており.運動指導の専門家はもちろん,一般の人も活用できる内容となっています.本書は第二弾として,自宅や職場で手軽にセルフチェックできる体力測定法,保健センターや地域の公民館.学校などで活用できる体力測定法,さらには大学や研究所などでも採用できる新たな測定法について解説しています.元気な体力高位者向けの体力測定法から,虚弱化が進んでいる体力低位者向けの体力測定法まで網羅している点が特長です.本書をよく読んでいただくと,新しい内容が盛り込まれており,より詳細に解説していることに気づかれることでしょう,

本書は健康スポーツ科学,体育科学,杜会福祉学などを専攻する学生,そして医師や理学療法士,作業療法士,健康運動指導士,健康運動実践指導者,高齢者体力つくり支援士(マスター・ドクター),保健師,社会福祉師,栄養士など幅広いコメデイカルにも大いに役立つものと思います.

最後に,本書の刊行にご尽力をいただいた金芳堂社長 市井輝和氏,担当編集者 三島民子氏,鳥羽匠氏他関係各位に心よりお礼申し上げます


2013年1月

編集者代表 田中喜代次

目次

1部 健康関連体力の測定と評価

1章 全身持久性体力の測定と評価

2章 筋力の測定と評価

3章 柔軟性の測定と評価

4章 平衡性の測定と評価

5章 敏捷性の測定と評価

6章 反応時間の測定と評価

2部 形態・体組成の測定と評価

7章 肥痩度の測定と評価

8章 体格・形態の測定と評価

9章 体脂肪の測定と評価

10章 体脂肪分布の測定と評価

11章 骨量の測定と評価

3部 総合的健康体力指標の測定と評価

12章 健康度の測定と評価

13章 体力自己測定と評価(セルフチェック)

14章 身体活動量の測定と評価

15章 セルフエフィカシー(自己効力感)の測定と評価

4部 その他の健康関連指標の測定と評価

16章 メタボリックシンドロームの概念と診断基準

17章 安静時・運動時のエネルギー代謝の測定と評価

18章 血液流動性の測定と評価

19章 採血の準備と注意点

20章 呼吸機能の測定と評価

21章 睡眠の質の測定と評価

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書籍情報

  • ISBN:9784765315548
  • ページ数:209頁
  • 書籍発行日:2013年2月
  • 電子版発売日:2014年1月17日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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