新NS NOW 5 ⅠからⅫまで 脳神経からみた脳神経外科手術

  • ページ数 : 176頁
  • 書籍発行日 : 2016年3月
  • 電子版発売日 : 2018年12月26日
¥12,100(税込)
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商品情報

内容

Ⅰから始めよ,Ⅻまで極めよ。

No.5では脳神経をテーマに取り上げた。本書では脳神経の解剖を理解するとともに,手術の際にこれらの周辺組織をいかに繊細かつ丁寧に処置するのか,その手技とピットフォールについて解説している。脳神経外科専門医も,これから専門医をめざす医師も必読の1冊である。

新NS NOWシリーズ

序文

新NS NOWシリーズの第5弾として,「IからⅫまで:脳神経からみた脳神経外科手術」をとりあげました。頭蓋内における脳神経外科の手術は,腫瘍,血管,機能,小児,などいずれのsubspecialtyにおいても,その多くにIからⅫまでの脳神経のいずれかが関係しているといってよいでしょう。そして,それらの脳神経の機能を損傷することなく手術を施行するために,術前のシミュレーションをし,マイクロ技術を磨き,そして手術中はモニタリングを行っています。それぞれの脳神経は,感覚神経,運動神経あるいはその両者の要素があって,症状の出かたや損傷されやすさの程度も異なります。これまで,各脳神経の走行や機能を分析した教科書は多くありますが,ⅠからⅫ脳神経までを順に,脳神経外科手術に関係してまとめたものはなく,本書は大変ユニークな手術書といえるでしょう。

テーマは,Ⅰ:嗅神経から始まって,順にⅫ:舌下神経まで13テーマを選びました。それぞれの脳神経について,よく経験される手術が並んでいると思います。腫瘍あり,血管あり,機能あり,でオムニバス的ではありますが,面白い視点でもあると思います。多くの項は,その脳神経の損傷をどう防ぐかが重要なテーマです。その目的のためにイラストや術中写真を使って解剖や手術のアプローチを説明し,モニタリングの重要性を述べています。どのような病変について記載してある場合でも,焦点は「脳神経との関係」にあります。

本シリーズは図を豊富に使って,手術をわかりやすくステップバイステップに解説する点が特徴です。それぞれの脳神経,それぞれのテーマごとに,手術法自体が重要,脳神経損傷を防ぐための解剖が重要,脳神経症状が出現するメカニズムが重要,なぜ手術が有効かの解析が重要,など強調点は異なりますが,各著者は読者に少しでもわかりやすく脳神経と手術の関係を伝えるため,文章に工夫をし,囲み記事には手術のコツやピットフォールを具体的に記載くださっています。

医学部の神経解剖でまず最初に習うのがIからⅫの脳神経の名称です。「嗅いで視る,動く車の三の外,顔聴く舌の迷う副舌」と何度も唱えながら順番に覚えていったと思います。その脳神経に関係した手術にスポットを当てた今号を役立てて手術に臨んで下さることを祈念します。


2016年2月

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経外科学教授
伊達 勲

目次

Ⅰ:嗅神経 Olfactory groove meningioma

Ⅰ:嗅神経 経鼻内視鏡手術での嗅覚の温存

Ⅰ:嗅神経 Interhemispheric approachで嗅神経を温存するには

Ⅱ:視神経 視神経周囲に発生する髄膜腫

Ⅲ:動眼神経 脳動脈瘤手術と動眼神経

Ⅳ:滑車神経 テント近傍腫瘍の手術と滑車神経の温存

Ⅴ:三叉神経 三叉神経痛で発症した後頭蓋窩腫瘍の手術

Ⅵ:外転神経 海綿静脈洞とDorello's canal付近に注意

Ⅶ:顔面神経 顔面痙攣に対する脳神経減圧術

Ⅷ:聴神経 聴神経腫瘍の手術

Ⅹ:迷走神経 難治てんかんに対する迷走神経刺激術

Ⅸ,Ⅹ,Ⅺ:舌咽・迷走・副神経 頚静脈孔付近の腫瘍

Ⅻ:舌下神経 頚動脈内膜剥離術(CEA)と舌下神経

◆シリーズ わたしの手術記載

①多発脳動脈瘤

②左錐体斜台部髄膜腫

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書籍情報

  • ISBN:9784758315654
  • ページ数:176頁
  • 書籍発行日:2016年3月
  • 電子版発売日:2018年12月26日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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