新NS NOW 1 バイパス術のすべて

  • ページ数 : 196頁
  • 書籍発行日 : 2015年2月
  • 電子版発売日 : 2019年2月1日
¥12,100(税込)
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商品情報

内容

最も基本的な手技である「バイパス術」が究められる1冊

新NS NOW創刊号として,「バイパス術」を取り上げた。手術の低侵襲化が進むなか,バイパス術は脳神経外科手術における手術手技として,最も基本的かつ重要な手技であり,若手医師は必ず習得しておくべき技術である。

新NS NOWシリーズ

序文

新NS NOW創刊号は「バイパス術のすべて」といたしました。私自身はバイパス術のエキスパートではないのですが,一方でそれがゆえに自分が本当に知りたいことを中心に,客観的で偏りのない視点からテーマを決めさせていただいたと思います。

周知の事実ですが,バイパス術は特に脳虚血領域において日本以外では,その有用性が否定されようとしています。しかし,日本人の丁寧な手術によって脳虚血への治療もなんとかその有用性を保てると信じますし,血管内治療や定位放射線治療など非観血的治療の進歩により,脳神経外科手術における手術手技として,最も基本的かつ重要な手技として残るのがバイパス術であると信じております。

その日本の高い技術を維持し,またさらに発展させるためには,手術の内容を通り一遍に理解するのではなく,その道の熟練者達が経験した道筋から,きわめて重要なコンセプト,手術プランの立て方,肝となる技術,そしてはまってはいけないpitfallを教えていただく必要があります。本書にはその重要なポイントの数々を,真の日本のエキスパートの先生方に執筆していただいた内容が満載されています。

また,脳神経外科領域だけの考えに留まることなく,他領域でのバイパス技術の考えや,技を知ることによって,さらに脳神経外科におけるバイパス技術の領域や適応を広げることができると考え,私の本当に尊敬する他領域の先生方にも執筆に加わっていただきました。それにより最強の布陣による手術書となりました。

改めて本書の全体を読み返しますと,まるでバイパス術の奥義書のような内容に驚きます。ひとえに執筆いただいた先生方に深く感謝いたします。また読者の先生方には,ぜひ本書を活用し,明日の診療に役立てていただければ幸いです。

本書が世界に冠たる「日本のバイパス技術」を残し,次世代に伝える礎になることを願います。


2015年2月

日本医科大学大学院脳神経外科学大学院教授
森田 明夫

目次

Ⅰ 基本編

血管吻合の基本手技

血管吻合のトレーニング① 1万針の真意

血管吻合のトレーニング② チューリヒ大学におけるバイパス術練習法

虚血性脳血管障害慢性期に対するバイパス術の適応と画像診断

血管吻合手術を確実に行うためのセットアップ

Ⅱ 応用編

STA-MCAバイパス術

もやもや病のバイパス術

バイパスを併用した脳動脈瘤手術--High-flow bypass

STA-SCAバイパス術

深部バイパス術--V3-RA-PCA

バイパスのバリエーション

大血管バイパス術 人工血管や血管転位などを用いた頚部,上胸部,椎骨動脈のバイパス術

静脈の血行再建

バイパス術のリカバリー技術

ロボットとバイパス術 ロボットのmicrosurgeryへの応用と科学的手術手技評価

●他領域のバイパス術

心臓血管外科のバイパス術

形成外科のバイパス術① 超微小血管吻合(Supermicrosurgery)

形成外科のバイパス術②

血管外科のバイパス術

◆シリーズ わたしの手術記載

①脳底動脈先端部の動脈瘤

②類もやもや病を合併した脳動脈瘤(くも膜下出血)

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書籍情報

  • ISBN:9784758315616
  • ページ数:196頁
  • 書籍発行日:2015年2月
  • 電子版発売日:2019年2月1日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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