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カラー写真で一目でわかる 経食道心エコー 改訂新版

  • ページ数 : 148頁
  • 書籍発行日 : 2011年6月
  • 電子版発売日 : 2015年4月3日
¥6,600(税込)
ポイント : 120 pt (2%)
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商品情報

内容

THE 入門者に最適!撮り方、診かたの基本とコツ

豊富なカラー写真で手技を基本から丁寧に解説。人工心臓、心移植、カテーテルインターベンション、3Dエコーなど注目の情報もカバー!経食道心エコーを習得するならまずはこの一冊。

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序文

改訂第3版の発行に際して

改訂新版の発刊によせて本書の初版本は発売後幸いにも数多くの読者に親しまれてきた.編者として誠に本望であり,読者や執筆者をはじめ関係各位に感謝申しあげたい.さらにうれしいことに,ここに改訂新版を異例の早さで世に送り出すことになった.

理由は初版本がとても好評であったことに加えて,この数年の間に経食道心エコー(TEE)を取り巻く環境が大きく進歩したことにある.1つはカテーテル治療の発展である.大動脈ステント挿入術にはじまり,経カテーテル的心房中隔欠損閉鎖術,さらには大動脈弁置換術までも導入されてきている.後2者は日本国内ではTEE による確認が必須とされている.2つめは最新型の埋め込み型人工心臓の承認である.心臓移植への橋渡しとしてだけではなく最終治療手段としての人工心臓の方向性も定まってきており,埋め込み時のTEE による評価が新たに必要となってきた.3つめは3次元経食道心エコー法(3DTEE)の臨床使用が開始されたことである.3DTEE の圧倒的な情報量は外科・内科・小児科・麻酔科・検査部を問わずTEE に携わるすべての医療人にとって驚きであり,かつ今後ますます治療に貢献するものと思われる.加えて各種ガイドラインや心エコーの資格やシミュレータなどの教育用のモジュールにもTEE に関する内容が盛り込まれており,しかも年々刷新されている.

このような時代の流れにTEE のユーザーが取り残されないようにとの編者の想いからご多忙を極める先生がたに無理を承知で再びご執筆をお願いし,編集部のご協力を得て出来上がったのがこの改訂新版である.あらためて本書に眼を通して見ると初版本に盛り込むことのできなかった内容や,新たな知見などが数多く追加され,本邦初公開の画像までもが提供されており,全面的な改訂を快く引受けてくださった熱心な執筆陣にこの場を借りて厚くお礼を申しあげる.

本書はこれからTEE をはじめようとする方だけではなく,初版本の愛読者にも手に取っていただけるように新しい内容とともに「改訂新版」と名付けさせていただいた.初版本と同様たくさんの読者に親しんでいただけたら誠に幸甚である.


2011 年 陽春

編者を代表して
岡本 浩

目次

第1章 基礎・準備編

1 プローブの選択と安全な挿入法

1.プローブの種類

2.プローブの操作

3.挿入前の準備

4.覚醒時のプローブ挿入法

5.全身麻酔時のプローブ挿入法

6.うまく挿入できないときはどうする?

7.術中プローブの固定

8.TEE の合併症

2 基本のつまみ(装置設定)

1.つまむ前に発した超音波が画像になるまで

2.深度(depth)

3.ゲイン(gain)

4.ダイナミックレンジ(dynamic range)≒コントラスト

5.カラードプラ法

6.ドプラ法の角度依存性

7.リアルタイム3D 経食道心エコーの装置設定

8.3D 画像のモード

9.xPlane mode も使ってみよう

10.3D 画像の調節で最も重要なのはやはりゲイン!

最後に

3 基本画像とオリエンテーション

1.プローブの種類

2.プローブの動き

3.食道,胃との位置関係

4.ASE/SCA の基本画面

5.まずは,0 度の画面を見よう

6.90 度の画面

7.マルチプレーンで見えるもの

第2章 実践編

1 左心房と左心室

1.左心房の特徴

2.左心房を診るには?

3.左心室の特徴

4.左心室を診るには?

5.左心室の大きさを診る

6.左心室の動きを診る:収縮機能

7.左心室の動きを診る:局所壁運動異常

2 僧帽弁の基本像

1.僧帽弁の解剖

2.僧帽弁の位置

3.僧帽弁を観察してみよう!

4.応用編

3 大動脈弁の基本像

1.大動脈弁の解剖

2.大動脈弁の描出

3.大動脈弁狭窄症

4.大動脈弁閉鎖不全症

4 右心系

1.右心系評価のための断面像

2.右房の解剖

3.右房内構造物

4.右室の解剖および右室内構造物

5.右室機能

6.右室容量負荷

7.右室圧負荷

8.三尖弁機能

9.肺動脈弁機能

5 人工物

1.人工弁

2.ペーシングリード線と肺動脈カテーテル

3.人工心肺に伴うカニューレ類

4.機械的補助の評価

5.カテーテルインターベンション

6 大血管と心臓外構造物

1.大動脈の解剖

2.大動脈観察の進め方

3.大動脈の観察

4.大動脈観察のピットフォール

5.主な大動脈疾患

6.肺動脈の観察

7.主な肺動脈疾患

8.心臓外構造物の観察

第3章 応用編

1 先天性心疾患の基本

1.先天性心疾患とTEE

2.先天性心疾患のTEE による描出

3.先天性心疾患の心臓手術とTEE

おわりに

2 人工心臓の装着と心移植

1.人工心臓装着術前のチェック

2.人工心臓装着後のチェック

3.心移植

3 誤りやすい構造物とアーチファクト

1.誤りやすい構造物

2.アーチファクト

4 困ったときの対処

1.プローブ操作に関する事柄

2.描出に関する事柄

3.その他の事柄

5 三次元経食道心エコー法(3DTEE)

1.原理やセッティング

2.大動脈病変の描出

3.腫瘍性病変の描出

4.心臓弁および心臓弁膜症と3DTEE

5.左室の収縮性(駆出率)および左室壁運動異常と3DTEE

6.先天性心疾患と3DTEE

おわりに

6 スキルアップのために

1.症例呈示

2.TEE 教育のための日本心臓血管麻酔学会の活動紹介

3.シミュレーター

4.テキスト紹介

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