やさしくわかるカテーテルアブレーション

  • ページ数 : 180頁
  • 書籍発行日 : 2019年3月
  • 電子版発売日 : 2019年5月17日
¥4,950(税込)
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商品情報

内容

治療のキホンと流れを理解して、アブレーションへの「苦手」をなくす!

アブレーションは「むずかしい」と思っているあなたのための1冊! デバイスの特徴,心内心電図の見かた,治療の流れなど,まず押さえておきたい事をやさしく解説.医師,メディカルスタッフのはじめの一歩に最適!

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序文

はじめに

若い医療従事者に「循環器系の治療を挙げてください」と問いかけると,真っ先に挙がるのはやはり"冠動脈インターベンション"である.では,その次はというと,ほとんどの若い方は"カテーテルアブレーション(アブレーション)"と答える.薬物治療よりも優先順位が高いことに驚く.循環器というと観血的治療というイメージがあるのかもしれない.小生はカテアブ治療に創世記から関与してきたこともあって,なんだか嬉しい気持ちになってしまう.

思い起こせば,アブレーションが日本に本格的に導入されたのは1990年代に入ってからであり,歴史としてはまだ浅い.また,焼灼の熱源として,長らく高周波電流がアブレーションの主流であったが,近年になって冷凍凝固(クライオ)やレーザーなども登場してきて,この領域はめまぐるしい勢いで進化している.対象となる不整脈も,発作性上室頻拍から心房粗動,そして心房細動へと拡大し,時として心室頻拍にも応用されるようになった.このようにアブレーションが進歩したのには,理由がいくつかある.まずは通電用の電極カテーテルが自由自在に操作できるように改良されたことである.次は何といっても,高性能のマッピング装置が登場してきたことが大きい.電位図としてしか捉えることができなかった不整脈を,地図を見るように目で見て,かつ動画で理解できるようになったのである.

その一方で,初心者においてはアブレーションを理解することが難しくなってきているようにも思われる.

そこで,このような難点を払拭すべく,初心者の目線でみたわかりやすいアブレーションの入門書を発行することにした.統一性を図るために執筆者は皆,東邦大学病院のスタッフとした.内容としては徹底的にわかり易さを追求した.そのうえで最新の技術的な進歩についても解説することにした.本書を活用することでアブレーションに対する苦手意識を克服し,この治療法のエキスパートになっていただけると確信している.


2019年2月

東邦大学 教授
池田 隆徳

目次

はじめに

序章 これからアブレーションを始めるあなたへ

1 初期研修医のあなたへ

2 専攻医のあなたへ

3 看護師のあなたへ

4 臨床工学技士のあなたへ

第1章 EPS・アブレーションの基本

1 不整脈とは?

2 EPSってなに?

3 アブレーションってなに?

4 アブレーションの適応疾患とコスト

第2章 これだけは押さえておこう!心臓の位置関係

1 心臓内部〜右房・心房中隔・ヒス束・右室

2 冠動脈と冠状静脈洞(CS)の走行

3 右室流出路・左室流出路の前後関係

4 左房と食道の位置関係

第3章 苦手克服!心内心電図はじめの一歩

A.心内心電図

1 心内心電図のみかた

2 刺激法

B.3Dマッピングシステム

1 CARTO®

2 EnSiteTM

第4章 いざカテ室へ!典型例から学ぶアブレーション

1 心房細動(AF)

2 心房粗動(AFL)

3 WPW症候群(AVRT)

4 房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)

5 心室期外収縮(VPC)

第5章 病棟ですべきことは?アブレーション前後の管理

1 入院からアブレーション前まで

2 アブレーション終了直後から退院前

3 合併症とその対策

4 退院後のフォロー


付録

①心電図から学ぶ

1 Narrow QRS頻拍の鑑別法

2 Wide QRS頻拍の鑑別法

3 WPW症候群のケント束部位の推定

4 VPC起源の推定

②アブレーション中によく使う言葉


索引


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書籍情報

  • ISBN:9784758107594
  • ページ数:180頁
  • 書籍発行日:2019年3月
  • 電子版発売日:2019年5月17日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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