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京大人気講義シリーズ こころの病理学

新宮 一成, 片田 珠美, 芝 伸太郎, 西口 芳伯 (著)

株式会社 丸善出版

208 頁  (2010年5月)

Android 対応製品 iOS/iPhoneOS対応製品

eBook Price(ダウンロード販売): ¥2,310 (税込) 

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リリース日: 2019年07月05日

精神病理学・精神分析学分野の第一線で活躍する執筆陣が解説!

種々の経験・活動によって人間の精神にもたらされる病理的要因について、具体事例を随所に紹介しながら平易に解説。それぞれの病理について、文化、社会、そして無意識などの(社会的)文脈の中での位置づけを試みる。精神障害と社会との関わりについても、詳しく学べる一冊。

■京大人気講義シリーズ
生体リズムと健康
健康心理学 第2版
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精神病理学・精神分析学分野の第一線で活躍されている執筆陣が、種々の経験・活動によって人間の精神にもたらされる病理的要因について、具体事例を随所に紹介しながら平易に解説するともに、それぞれの病理について、文化、社会、そして無意識などの(社会的)文脈の中での位置づけを試みる。


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はじめに

われわれの社会を成り立たせているのは、自分で自分の行為と思考に責任を負うことのできる個人という単位です。社会の中では、この主体的な力を、互いが互いに対して期待しています。しかし、社会の中には、そのように自らを律することが難しかったりできなかったりする人もまた、参加しています。皆が経験したことのあるその状態の例は「子ども」(未成年者)ですが、精神障害という病気のために一時的に、あるいは長期にわたってそれができにくくなる人々もあります。そうした人々は、自律の力を制限されたり失ったりしても、社会の成員でなくなったわけではありません。社会を成り立たせている前提を共有してはいないように見えても、しかし社会の成員でなくなったわけではないことが明らかであるような個人、そうした存在によって、社会は翻って、社会を成り立たせている責任能力や自律の力の根拠が一体何なのか、この前提それ自体が果たして正しいのかどうか、ということを改めて問われることになります。あとでもう一度立ち戻りますが、このような問いは、歴史が始まって以来問われ続けていたと言ってよいでしょう。

こうして、精神病、あるいは広く精神障害の存在は、われわれ自身が自らの社会を反省し、とらえ直すうえで、けっして考察から外すことのできないものとして古くから認識されてきました。言い換えれば、この問題にどのような解決を与えるのかということが、その時々の社会の歴史的特徴を形づくり、社会を動かしてきたと言っても過言ではないのです。

古代には、精神障害を、多かれ少なかれ、神、悪魔、仏など、超自然的存在との関係で理解していました。その同時代に、それを身体の病と連続した「病気」としてとらえることがなされていなかったわけではありませんが、そうしたからといって、まだはかばかしい治療法を提供することはすぐにはできなかったのです。逆に、超自然的存在との関係で精神障害をとらえ、そこに神や悪魔の影響を見たときにも、人々は、何とかしてその事態に対処しようとし、そのための方法を組織してきました。いずれの立場をとるにせよ、精神障害には、多くの人が納得できるような共通の理解と対応が必要とされてきたのです。

このように、われわれの社会の中には、歴史的にいつでも、精神障害を正しく認識し、その存在をけっして意識から排除することなく、その存在を社会の成立そのものにとって不可避なものとしてとらえ、それに対して向き合い、受け止め、応答するための方策を練っていこうとする努力があったのです。超自然的存在との関係で精神障害をとらえた古代の人々も、必ずしもそれでことが済んだと思っていたわけではなく、ではそこからどうするのかということを常に考えたのです。

それを考え続けるための、社会の中の機関、あるいは専門職のような場は、その時々の社会の性格に応じて、異なった形で整えられてきました。宗教と医学、この両者はこの責任を担うべく、競争したり協力したりしてきました。精神障害が宗教の分野から次第に医学の分野で多く扱われるようになったことは大きな流れとして見て取ることができますが、その流れは科学的な研究が進んできたことによるものだという単線的な見方をするだけでは十分ではありません。世の中の人々が、常に現れては消え、消えては現れるこの精神障害という問題に、何とか対処しようとし、理解のための原理や論理、受容のための方法や制度を打ち立てようとしていたということを知っておくことが重要です。近代的な「精神医学」という言葉が西洋で作られたのはかなり遅く、一九世紀の初めでしたが、もちろんそれ以前にも、長い間、そうした努力が続けられてきました。その努力の中には、人々が「人間」というものをどうとらえていたかということ、つまり、人間は自律できるのか、神に依存しているのか、自然に翻弄されているのか、そうした連綿とした問いかけの歴史が刻まれているのを読み取ることができます。われわれがいま足場にして生活している、人間や精神といった諸概念の生成の歴史を、そこからうかがい知ることができます。

この本のはじめに、精神障害と精神医学の歴史にざっと目を通しておこうとするのは、そうした事情からです。次に、近代精神医学の基本的な思想は、症状をどうとらえるかということに反映していますから、精神障害の諸症状の大局的なとらえ方について概観しておきます。さらに、人間が社会との関係で保っている責任能力ということに関係の深い、精神病と神経症の区別という観点について触れます。そのあと、個々の精神障害の具体像に立ち入って、精神障害と社会との関わりについて、詳しく学んでいきます。


2010年3月

新宮 一成


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第1章 精神障害と精神医学の歴史

第2章 さまざまな精神疾患の展望

第3章 思春期のこころ

不登校

いじめ

ひきこもり

第4章 統合失調症――症状と病型

病因

症状

病型

第5章 統合失調症――治療と予後

薬物療法

精神療法と社会療法

予後

第6章 統合失調症――症例と経過

症例A

症例B

第7章 依存症と嗜癖

違法薬物への依存症

医薬品への依存

嗜癖―自己破壊的行為

第8章 気分障害――症状と病型

くずかご的診断名の「気分障害」

「うつ」と「躁」の奇妙な関係

気分障害の症状面での分類

気分障害の構造的な分類

第9章 気分障害――症例と経過

精神病圏の気分障害で、かつ古典的なタイプ

精神病圏の気分障害で、最近増えてきているタイプ

精神病圏かどうかはっきりしないが、最近増えている気分障害

パーソナリティ障害に合併する気分障害

第10章 気分障害――予後と治療

気分障害はどのような経過をとるのか

気分障害の治療その1:薬物療法

気分障害の治療その2:精神療法、人間学的治療の巻

気分障害の治療その3:精神療法、精神分析的治療の巻

気分障害の治療その4:精神療法、認知行動療法の巻

気分障害の治療その5:その他諸々

第11章 パーソナリティ障害

パーソナリティ障害とは何か

パーソナリティ障害の種類

パーソナリティ障害をめぐる誤診の一例

パーソナリティ障害という診断の陥穽

第12章 自殺

自死という生き方

気分障害と自殺

統合失調症と自殺

パーソナリティ障害と自殺

第13章 犯罪、非行、精神障害に対処するための仕組み

多くの人たちが要望すること

犯罪司法手続き

精神医療と法

精神鑑定と精神医学

精神鑑定の手続き

精神医療の純化と保安処分制度

医療観察法の手続き

医療観察法への批判と意義

医療観察法の課題、治療反応性

第14章 少年法

少年法による非行対処の概略

少年非行における保護の考え方

少年院と刑務所の違い

第15章 医療少年院の臨床事実

司法決定による治療措置と収容解除について

疑問のある収容決定例

望ましい医療少年院収容決定について

私たちと専門家がより良い関係を作るために

特記事項

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