見逃してはいけない 耳・鼻・のどの危険なサイン

  • ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2016年9月
  • 電子版発売日 : 2017年11月10日
¥7,480(税込)
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商品情報

内容

耳鼻咽喉科外来を訪れる患者に潜む危険なサインを網羅!

一つの主訴に対する鑑別診断、診断の進め方に関しても詳述。耳鼻咽喉科診断学の教科書として、若手の先生にもベテランの先生にも是非読んで欲しい一冊。音声有りの動画をWEBで閲覧できるID&パスコード付き!

序文

解説した.耳鼻咽喉科外来における診療では患者数も多く,短時間に的確に診断を下し,治療方針を決定する必要がある.各々の主訴に対して頻度の高い順に診断名を考えていくことで大きな間違いをしないですむ場合が多いが,その裏で多忙な外来の中でも「見逃してはいけない危険なサイン」が潜んでいる.

このような危険なサインを単発的に報告してきた雑誌はあったが,本書では35におよぶ耳鼻咽喉科疾患の主訴を網羅し,耳鼻咽喉科外来を訪れる患者に潜む危険なサイン,診療上見落としてはならないポイントに関して解説した.

本書の構成は,まずはその主訴をきたす主要疾患を挙げ,次いでその主訴で訪れる患者の危険なサインを解説している.診断方法に関しては文章で記述するだけでなくフローチャート化することで読者の利便性を図った.また,具体的な症例を提示することで読者に「危険なサイン」をよりイメージしていただけるよう工夫した.執筆者は複数に及ぶが構成に関しては,患者の年齢や性別,気質の違いによる対処,重大疾患の徴候,具体的なケーススタディなど,できるだけ記載の体裁が同一となり,読者にとって読みやすい構成となるような編集方針とした.また,読んだだけでは分かりにくい内容に関しては,音声付きの動画サイトへリンクし疾患の理解を深められるよう工夫した.

本書は,単に見逃してはならないポイントの羅列ではなく,一つの主訴に対する鑑別診断,診断の進め方に関しても詳述されており,耳鼻咽喉科診断学の教科書としても十分通用する充実した内容となっている.ベテランの先生方には危険なサインをざっとチェックするだけでも十分価値はあるが,若手の先生方には通読することでよりいっそう耳鼻咽喉科疾患の診断学に精通していただきたい.

最後に共同編集者の浦野正美先生,編集に協力いただいた高橋邦行先生,森田由香先生に深謝したい.


2016年9月

堀井 新

目次

1章 耳

1.耳痛 耳が痛い

2.耳?痒感 耳がかゆい

3.耳漏 耳だれが出る

4.耳鳴 耳が鳴る,音が変に聞こえる,頭が鳴る

5.耳閉感 耳がつまる,耳がふさがった感じがする,自分の声が響く

6.難聴 聞こえが悪い,耳がつまる,音が響く,音が割れて聞こえる

7.めまい 目がまわる,ふらふらする,目の前が暗くなる,意識が遠くなる

2章 鼻

8.鼻漏 鼻だれが出る,鼻汁がのどに落ちる

9.鼻閉 鼻がつまる

10.鼻痛 鼻が痛い,頬が痛い,目が痛い,頭が痛い

11.鼻出血 鼻血が出る

12.嗅覚障害 においがわからない,変なにおいがする

3章 口腔

13.舌痛 舌が痛い,舌がしみる

14.口腔乾燥 口が乾く,つばが出ない

15.口内炎 口の中が痛い,口の中がしみる

Column 歯痛

16.開口障害 口が開かない

17.味覚障害 味がわからない

4章のど

18.咽頭痛 のどが痛い,食事ができない

19.嚥下痛 食べると痛い,飲み込むと痛い

20.いびき・睡眠時無呼吸 寝ている時に息が止まる

Column OSA治療の注意点

Column 新しい交通法規とOSA患者への対応

21.音声障害 声がかれた,声が変わった

22.失声 声が出ない

23.咽喉頭異常感 のどがつまる

24.呼吸困難 息が苦しい,息ができない

25.咳嗽 咳が出る,咳でむせる

26.喘鳴 息がぜいぜいする

27.血痰 痰に血が混じる

28.嚥下障害 飲み込めない

5章 顔面・頸部

29.耳下腺・顎下腺部腫脹 顔が腫れる,顎が腫れる

Column IgG4関連疾患

30.頸部腫脹 首が腫れる

31.顔面神経麻痺 顔が動かない,顔が曲がる

Column 顔面痙攣

32.頭痛 頭が痛い

33.顔面痛 顔が痛い

34.頸部痛 首が痛い

35.目の症状 複視,眼球運動障害,視力・視野障害,眼球突出

付録 患者説明のためのイラスト集

中耳炎の病態

鼻・副鼻腔

咽頭・扁桃

咽頭

喉頭

嚥下のしくみ

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書籍情報

  • ISBN:9784521744322
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2016年9月
  • 電子版発売日:2017年11月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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