理解できる高次脳機能障害

  • ページ数 : 112頁
  • 電子版発売日 : 2011年6月1日
¥1,980(税込)
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商品情報

内容

分かりにくい高次脳機能障害を誰にでもわかりやすく書いた本「理解できる高次脳機能障害」の電子書籍版です。

序文

はじめに

現代医療の進歩によって,脳梗塞,脳出血,くも膜下出血,脳炎,脳症などの病気によって脳に障害を受ける方々や自転車事故,バイク事故,自動車事故,スポーツ事故,転倒などによって脳外傷となった方々の死亡数は減少傾向にある一方,生存されながら脳に障害を受け,その後遺症に苦しんでいる方々が増加しつつあります.

脳に障害を受けるといっても,脳全体が障害を受けるわけではありません.脳の一部あるいは少し広い領域に障害を受けることは,それまで保たれていた健康な機能が正常に機能しない状態となります.また,脳のどの部分がどの程度損傷したかによって,現れる症状も異なります.損傷された領域によっては一つだけの症状ではなく,複数の症状が現れます.そのため.ご家族,まわりの方々は「病気や事故以前の人とは違う」ことを,どのように理解し,どのように対応したらよいかがわからなくなります.

本書は,脳卒中(脳血管障害),脳外傷,脳炎,脳症などの後遺症である「高次脳機能障害」を理解していただくための最初の入門書として,絵や文章でできるだけわかりやすく解説しました.「高次脳機能障害」を理解していただくための一助となれば幸いです.


2009年 3月

中島 恵子

目次

第1章 あなたのまわりにこんな人はいませんか?

―脳卒中,脳外傷,脳症,脳炎等の後に見られるいくつかの脳障害の例

Aさん 10代 脳外傷

ちょっと紹介!!(記憶のグループ訓練)

Bさん 20代 低酸素脳症

ちょっと紹介!!(WAISとは?)

Cさん 30代 ヘルペス脳炎

ちょっと紹介!!(記憶の検査とは?)

Dさん 40代 脳出血

ちょっと紹介!!(前頭葉機能の検査とは?)

Eさん 50代 脳梗塞

ちょっと紹介!!(注意力の検査とは?)

第2章 なぜ高次脳機能障害になるの?

高次脳機能とは?

高次脳機能障害とは?その原因は?

「脳卒中(脳血管障害)」

「脳外傷」

「脳炎・脳症」など

ちょっと注目!!その1("保続"って何?)

第3章 高次脳機能障害にはどんな障害があるの?

「注意障害」

「記憶障害」

「失語症」

「失認症」

「失行症」

「半側空間無視」

「半側身体失認」

「遂行機能障害」

「地誌的障害」

「社会的行動障害」

ちょっと注目!!その2(注意障害のリハビリテーション)

第4章 脳の働きと,障害として現れる症状

どんな脳の使い方をしていますか

左の脳の働き

右の脳の働き

前の脳の働き

後ろの脳の働き

大脳辺縁系の働き

ちょっと注目!!その3(記憶障害のリハビリテーション)

第5章 脳の障害をもっとよく知るためのQ&A

Q1 脳のリハビリ法はあるのでしょうか?

Q2 高次脳機能障害への訓練(認知リハビリテーション)を受ける患者さんには,何が必要でしょうか?

Q3 患者さんの性格を考えての対応は必要でしょうか?

Q4 家族の協力はどのくらい大事なことでしょうか?

Q5 親戚,友人には家族としてどのように病態を説明したらよいでしょうか?

Q6 記憶障害の患者さんは,訓練目的を覚えていられるのでしょうか?

Q7 なぜ,高次脳機能障害は,わかりにくいのでしょうか?

「高次脳機能障害」関連機関の紹介

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書籍情報

  • ISBN:9784895903233
  • ページ数:112頁
  • 書籍発行日:Invalid date
  • 電子版発売日:2011年6月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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