腎・透析診療最新ガイドライン

  • ページ数 : 228頁
  • 書籍発行日 : 2012年5月
  • 電子版発売日 : 2013年9月20日
¥6,380(税込)
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商品情報

内容

腎・透析診療に関する最新ガイドライン情報のエッセンスを1冊に集約。 第一線の医師らがわかりやすく解説しました。
電子書籍版では、全文検索や、文中薬剤名から今日の治療薬へのリンクを実現。電子ならではの便利な機能でぜひご活用ください。

序文

従来,臨床医学は経験の学問といわれてきたが,ITの普及や交通機関の発達によ世界がボーダレス化しつつある現在,医療,医学も日本という一国のみで通用するいう時代が終焉に近づいている.したがって,臨床医学にしても基礎医学にしても界を意識したものにならざるを得ない状況にある.こういう時代にあっては,すべらく世界標準が求められる.

臨床腎臓病学については,これまでのエビデンスの集積を基にガイドラインを作して標準的診療を実践するという傾向にあるが,これも前述の世界標準化を受けて傾向である.医学生,若い研修医や専門医を目指している方,実地医家の先生方に極めて重宝なものであろうが,専門家には異論もあるかと思われる.ガイドラインマニュアルといったものは,政治家のマニフェストやアジェンダといったものにく,努力目標的なニュアンスがある.事実,慢性腎臓病(CKD)の患者の降圧目標130/80mmHg未満となっているが,実際守れているのは高々20%程度といわれてる.また,糖尿病性腎症の発症を予防する努力目標として,HbA1cは6.5%以下,血は130/80mmHg以下,コレステロール200mg/dL以下,中性脂肪150mg/dL以下など話しても,確かに守れる人はほんの一握りの患者さん達である.臨床家は努力目標如何にうまく患者さんに伝えて,達成出来るかが腕の発揮しどころであろう.

最近,CKD,急性腎障害(AKI),透析療法の各疾患や病態についてのガイドランが作成されている.しかし,ガイドラインは作られているものの,ばらばらに学誌に掲載され使い勝手が悪いのが欠点である.この度,総合医学社から是非とも腎透析診療に関するガイドラインをまとめたいとの話を頂き,各疾患のガイドライン成に当たられた中心の先生方に執筆をお願いした.その際,ガイドラインの現況とイントをコンパクトにまとめて頂くことに重点を置いた.ガイドラインそのものは,に入り細にわたるため,むしろ日常臨床ではなかなか活用しにくい点もあり,コンクトにかつ一冊にまとめてあれば極めて便利である.また,現段階ではガイドライはないものの今後ガイドラインが作られてもいい領域の疾患についても執筆頂いた.

是非とも日常臨床の場で,座右に置いて活用頂きたい.


2012年4月

自治医科大学 腎臓内科 教授
草野英二

目次

急性腎障害(AKI)

慢性腎臓病(CKD)

急性糸球体腎炎症候群

慢性腎炎症候群

急速進行性糸球体腎炎症候群

IgA腎症

原発性ネフローゼ症候群

糖尿病(性)腎症

ループス腎炎

アミロイド腎

紫斑病性腎炎

膠原病類縁疾患(結節性多発動脈炎,顕微鏡的多発血管炎,Wegener肉芽腫症など)

感染症に伴う腎障害(敗血症,HCV腎症,HBV腎症,パルボウイルスなど)

遺伝性腎炎(アルポート症候群,基底膜ひ薄化症候群,Fabry病)

薬物性腎障害

急性間質性腎炎

慢性尿細管間質性腎炎

膀胱尿管逆流症・逆流性腎症

骨髄腫腎

尿酸腎症(痛風腎)

腎性高血圧

腎血管性高血圧症(RVHT)

良性腎硬化症(本態性高血圧)

悪性腎硬化症(悪性高血圧症)

コレステロール塞栓症

血栓性微小血管症

尿細管機能異常

水電解質代謝異常(ナトリウム代謝異常,カリウム代謝異常)

腎尿路感染症(急性腎盂腎炎,慢性腎盂腎炎,腎膿瘍・腎乳頭壊死など)

閉塞性腎尿路疾患

多発性嚢胞腎(ADPKD)

妊娠高血圧症候群

慢性血液透析療法

腹膜透析療法

血漿交換療法

顆粒球吸着療法(白血球吸着療法)

血液(血漿)吸着療法

腎臓移植ガイドライン

透析患者のC型ウイルス肝炎の治療

血液透析患者における心血管合併症の評価と治療

HIV感染患者透析

慢性腎臓病患者における腎性貧血の治療

透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症の治療

慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復

慢性血液透析患者における腎性貧血の治療

透析患者の糖尿病治療

造影剤腎症,ガドリニウムによる腎性全身性線維症

透析液水質基準

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書籍情報

  • ISBN:9784883788422
  • ページ数:228頁
  • 書籍発行日:2012年5月
  • 電子版発売日:2013年9月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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