- m3.com 電子書籍
- 小児科学レクチャー(2巻1号)外来で小児によく使う薬の使い方Q&A
商品情報
内容
日常診療の指針にぜひご活用いただければ幸いです。
序文
私が小児科クリニックを開業した時に痛感したのは, タキ来診療のトレー二ングを若い時に全く受けていなかったととでした. 研修医の頃にいきなり外来に出されて, 処方はカルテにある先輩の処方例やアルバイト先の病院の約束処方の受け売りでした.わからないことは医局の雑談で耳学問.
近年はお薬手帳の普及で, 他院での処方内容がよくわかるようになっています.それを見ると, 現在でも若手医師や小児を診る他科の医師にとって, 状況は以前とあまり変わらないのではないかと思います
本誌では, 外来で小児によく使用される薬剤について, 使い方の基本, コツ, 注意点などを研修医や若手小児科医, そして小児を診療する他科の医師にわかりやすく伝えることを意図しています
ただし, 小児に古くから使われている薬の中には, 有効性についてのエビデンスが低い薬も少なくありません. これらの薬は, 今から有効性についての工ビデンスを作り上げるととが簡単ではない薬もありますしたがってこのような状況についてもベテラン医師の経験や意見とともに, 率直に若手医師に伝えて頂くよう執筆者にお願いしました
治療ガイドラインがある場合には, エビデンスに基づいた薬の使い方をベースに自分が獲得した経験を加昧して書いて頂きました. ただし, 治療ガイドラインについては客観性がと、こまで担保されて作られたのかについての注意が必要です. ガイドラインは一度目を通しておくのが良いと思います.
実際の臨床現場では, 「薬の使い方」だけではなく「薬を使わない方法」も同じくらい重要です.薬の一般的な使い方に対する評価・批判をもとに, 「このような使われ方をしているが, 使わないほうがよい」ということも, ぜひ本書で伝えたいと思います
小児科の外来は, 薬の配付所ではありません. 医聞の役割は処方筆を発行する乙とではなく, きちんとした診察と説明です必要な薬を最小限に使い, 患者さんに害を与えないこのことを実践できるような指針を本誌で示せれば, 編者として幸いに思います
かたおか小児科クリニック
院長 片岡 正
目次
■小児の薬物療法
Q 1.基本的な考え方
■咳・鼻水の薬
Q 2.鎮咳去痰薬と抗ヒスタミン薬の使い方
■嘔吐・下痢症の薬
Q 3.止痢・整腸薬の使い方
Q 4.制吐薬の使い方
■便秘・便通異常の薬
Q 5.便秘治療薬の使い方
■鎮痛・解熱薬
Q 6.解熱薬の使い方
Q 7.鎮痛薬・非ステロイド系消炎薬の使い方
■抗菌薬
Q 8.経口抗菌薬に対する基本的な考え方
Q 9.上気道炎・中耳炎に対する抗菌薬の使い方―特に溶連菌,中耳炎,不明熱について―
Q10.下気道感染に対する抗菌薬の使い方
Q11.消化管感染症,尿路・泌尿器感染症に対する抗菌薬の使い方
■抗ウイルス薬
Q12.抗ヘルペスウイルス薬の使い方
Q13.抗インフルエンザ薬の使い方
■皮膚・粘膜の外用薬
Q14.あせも,おむつかぶれ,とびひの薬の使い方
Q15.熱傷処置の薬の使い方
■抗真菌薬
Q16.抗真菌薬の使い方
■抗寄生虫薬
Q17.抗寄生虫薬の使い方
■喘息・アレルギー治療薬
Q18.ロイコトリエン受容体拮抗薬の使い方
Q19.気管支拡張薬の使い方
Q20.吸入ステロイド薬の使い方
Q21.内服ステロイド薬の使い方
Q22.抗アレルギー薬の使い方
■抗痙攣薬
Q23.抗てんかん薬・熱性痙攣予防薬の使い方
■夜尿症で使う薬
Q24.夜尿症治療薬の使い方
■小児の漢方薬
Q25.小児での漢方薬の使い方
Q26.インフルエンザなど熱性疾患や感冒での漢方薬の使い方
Q27.胃腸炎など消化器疾患での漢方薬の使い方
Q28.気管支喘息,アトピー性皮膚炎などに対する漢方薬の使い方
Q29.夜泣き,夜驚症などでの漢方薬の使い方
■点耳薬・点鼻薬
Q30.小児での点耳薬・点鼻薬の使い方
■点眼薬
Q31.小児での点眼薬・眼軟膏の使い方
■アトピー性皮膚炎・湿疹の外用薬
Q32.小児での外用薬の使い方
■予防接種
Q33.ワクチンの使い方
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 10.0 以降
外部メモリ:23.2MB以上(インストール時:50.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:92.8MB以上
-
AndroidOS 5.0 以降
外部メモリ:67.9MB以上(インストール時:169.7MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:271.6MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784883787531
- ページ数:228頁
- 書籍発行日:2012年1月
- 電子版発売日:2013年4月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。