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Dr.石松の急変対応がスッキリわかる本-病態の理解からドクターコールまで-

  • ページ数 : 127頁
  • 書籍発行日 : 2018年6月
  • 電子版発売日 : 2018年7月13日
¥2,640(税込)
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商品情報

内容

「感覚的にはわかっていたが理論として知らなかったこと」がここに!

急変とはどんなに予測して万全の体制で臨んでいても起こるもの。急変の原則(なぜ起こる?どう対処する?どう防ぐ?)から、急変に遭遇したチームはその後どうしなければならないか、著者の経験などを基に解説しています。

序文

はじめに

急変とはどんなに予測して万全の体制で臨んでいても起こるものですし,とくに新人の方は,できれば自分の受け持ち患者さんの急変には出会いたくないと思っているのが正直な気持ちでしょう.またベテランの方も自分が新人の頃に受け持ちをしていて急変で不幸な転帰をとられた患者さんの顔は一生忘れられず今でも思い出すと思います.

一方チームの中でみると,きっと医学的には予測や早期の対処が困難であった急変事例も,振り返りをしているうちにチームの中で最も経験の浅いスタッフのせいにされてしまったり,チームはそう思わなくてもその個人が「自分のせいで」と思い込んでしまうような悲しい現実があることも事実です.こういったことは個人やチームの仕事へのベクトルを悪い方向にもっていく可能性も大きいですし,仕事に対する無力感や失望など,我々医療職にとっては,労働環境や処遇と同じほど大切なことだと思うのです.


この本では急変の原則(なぜ起こる? どう対処する? どう防ぐ?)から急変に遭遇したチームはその後どうしなければならないか,私の経験や皆さんの経験談を基に解説してあります.その中には意外と知らなかった,感覚的にはわかっていたが理論として知らなかったことがたくさんあることと思います.


患者さんの急変とはもちろん患者さんご自身やご家族にとっても,大変なことですし,当然,我々医療職にとってもつらいことです.どうかそのつらいベクトルを日常の業務の意欲や仕事のやりがいにつながる方向にもっていくきっかけになればと思っています.一人でも多くの患者さんとスタッフの幸せのために.


2018年6月

石松 伸一

目次

Part1 急変のキホン

1-1急変とは何か

急変の定義/急変対応のポイント/急変の病態

1-2 急変時のABCD

A:Anticipate(急変を予測する)/B:Behave(行動)/C:Communication(意思疎通)/D:Document(記録)

1-3 ドクターコールのコツ

効果的なドクターコールとは/コミュニケーションツールのSBAR(エスバー)とは/SBARで報告してみる

1-4 チームで行う急変対応

RRTとEMT/RRS

Part2 症状別にみる急変対応

2-1 意識障害①(原因と意識レベルの判定方法)

意識障害の原因/意識レベルの判定/意識障害のフィジカルアセスメント

2-2 意識障害②(意識障害を引き起こす頭蓋内病変)

脳の障害部位と異常呼吸パターン/障害による瞳孔の大きさと対光反射/姿勢異常

2-3 呼吸苦(呼吸困難と呼吸不全)

呼吸困難/NPPV(BiPAP)/呼吸生理を理解する/呼吸不全とは/事例からみた呼吸不全

2-4 ショック

ショックの分類と全身の循環状態/循環血液量減少性ショック/心原性ショック/心外閉塞・拘束性ショック/血液分布異常性ショック/心原性ショックの落とし穴/事例で考えてみよう/血圧/出血性ショックにおける血圧の変化/感染性(敗血症性)ショックにおける血圧の変化

2-5 アナフィラキシーショック

CT撮影中の落とし穴/アナフィラキシーの概念とは/アナフィラキシー症状のキホン/アナフィラキシーの治療/アナフィラキシー治療の落とし穴

2-6 けいれん

けいれん対応のキホン/事例で考えてみよう

2-7 腹痛

腹痛対応のキホン

2-8 転倒・転落

転ばないためにはどうする

Part3 急変後の対応

3-1 復習,急変時のABCD

まずは復習,急変時のABCD

3-2 急変後に対応すること

急変後にすること/医療事故調査・支援センターの役割とは


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書籍情報

  • ISBN:9784883786640
  • ページ数:127頁
  • 書籍発行日:2018年6月
  • 電子版発売日:2018年7月13日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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