救急・感染症 診療の鉄則

  • ページ数 : 422頁
  • 書籍発行日 : 2015年5月
  • 電子版発売日 : 2015年8月28日
¥4,950(税込)
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商品情報

内容

誰もが知っておきたい「救急室」における感染症診療の決定版!

感染症診療の原則は早期診断、および適切な初期治療にある。そのため感染症診療については救急室でのアプローチがきわめて重要となる。
そんな救急室での使用を基本コンセプトとして作られた本書は、図・表・イラストを多用し、簡潔な記載とエッセンスを強調するワンポイントアドバイスも加わり、若手医師、研修医、救急医にとって役立つ一冊となっています。

序文

今回,総合医学社から「レジデント・当直医のための 救急・感染症診療の鉄則」を上梓させていただいた.

感染症はその多くが急性疾患である.また感染症の診療の原則は早期診断,および適切な初期治療にある.特に日常診療で多く経験する敗血症は,適切な治療を早期に開始するか否かで,予後が大きく異なってくる.このため感染症診療においては,救急室でのアプローチがきわめて重要となる.

本書の執筆者を選定するに際し,琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)の医局員,および同門の先生方に多大なご協力をいただいた.さらに琉球大学医学部附属病院の他科の先生方,および沖縄県の県立病院の先生方にも加わっていただいた.

本書の構成は,第Ⅰ章では「救急室」で感染症診療をはじめる前の基本アプローチを,第Ⅱ章では「救急室」での症候からのアプローチとした.これらの記載は,感染症の診断を確定させるために有益な情報をもたらすであろう.また第Ⅲ章を「救急室」での各感染症へのアプローチとし,写真,および図によるビジュアルな情報を含めながら,疾患の概要,検査・診断,処置・治療法を解説した.さらに第Ⅳ章を「救急室」での特殊な患者背景の感染症診療とし,図・表を多用しながら,注意すべき内容を解説した.最後に第V 章として,「救急室」で使用される抗菌薬,抗ウイルス薬,および重症感染症の治療方針に関する記載を追加した.

本書の基本コンセプトは,救急室での使用をイメージしたことから,図・表・イラストを多用し,簡潔な記載を心がけること,およびエッセンスを強調するためにワンポイントアドバイスを加えること,とした.この本が若手医師,研修医,救急医にとって役立つものになることを願っている.

最後にこの本の出版に当たって多大なご協力とご労苦を賜った総合医学社の皆様に深甚なる謝意を表したい.


琉球大学大学院 感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)教授
琉球大学医学部附属病院長
藤田次郎



目次

第I章 「救急室」で感染症診療をはじめる前の基本アプローチ

第II章 「救急室」での症候からのアプローチ

第III章 「救急室」での各感染症へのアプローチ

第IV章 「救急室」での特殊な患者背景の感染症診療

第V章 救急室 での抗菌薬


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書籍情報

  • ISBN:9784883786176
  • ページ数:422頁
  • 書籍発行日:2015年5月
  • 電子版発売日:2015年8月28日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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