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救急・集中治療(29巻9・10号)エキスパートに学ぶ 呼吸管理のすべて

  • ページ数 : 164頁
  • 書籍発行日 : 2017年9月
  • 電子版発売日 : 2017年10月27日
¥5,060(税込)
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商品情報

内容

入門したての若手医師でも理解できる「呼吸管理概論」

症例提示を通して呼吸管理の流れを紹介した前半の【ビギナーズ編】、Q&A形式で基本的な知識を整理した後半の【アドバンス&トピックス編】の二部構成で初学者でもわかりやすくシンプルな内容になっています。医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士の方にもオススメ。

>『 救急·集中治療シリーズ』はこちら

序文

最近の医学雑誌は,呼吸管理に関する記事や特集が増えました.おかげで,呼吸管理に関する情報の入手には困らなくなっているように見えます.さまざまなホームページの充実もこれに拍車をかけています.このような中で,他誌との差別化を図るために多くの出版物で企画が高度化し,これから勉強を始める若手医師が置き去りにされているように感じています.

そこで初心に帰り,入門したての若手医師でも十分理解できる「呼吸管理概論」を企画しました.誌面も一新し,前半のビギナーズ編と後半のアドバンス&トピックス編の二部構成としました.【ビギナーズ編】では,症例提示を通して呼吸管理の流れを紹介し,その後Q&A 形式で基本的な知識を整理しました.読者として想定した初期研修医や呼吸管理を専門としていない若手医師でも読みこなせる平易な解説を心掛けました.本文中の難しい語句や概念は,適宜欄外に注釈をつけました.一方,後半の【アドバンス編】では,重症呼吸不全患者の治療をワンランクアップさせるための知識を紹介しています.最後の【トピックス編】では,新しい知見によって治療方針が大きく変わりつつある二つの項目を取り上げました.

執筆は,日本を代表する呼吸管理の専門家の先生方に依頼しました.ともすると最先端の研究の紹介となりがちですが,「初学者でもわかりやすく,できるだけシンプルに」という無理なお願いをさせていただきました.その甲斐あってか,入門者でも無理なく読める誌面に仕上がったのではないかと自負しています.

医学の進歩には著しいものがあります.この分野も例外でありませんが,本書は分担執筆の特性を生かして,最新の情報を提供できたと考えています.読みやすさと平易な解説は,医師だけでなく看護師や臨床工学技士・理学療法士など多職種の方々にも役立てていただけるものと確信しています.


特集編集 大塚将秀
横浜市立大学附属市民総合医療センター集中治療部

目次

●Introduction

・呼吸管理とは何か

●Guidelines Now―海外と日本のガイドラインの現況―

・呼吸療法に関する国内外のガイドライン

ビギナース編

●Case study

・健常成人の市中肺炎

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪

●Q&A

・呼吸不全と身体所見

・酸素療法

・Nasal High-Flow TherapyとNon-Invasive Positive Pressure Ventilation(NPPV)

・気道確保法

・加温と加湿

・換気モード

・換気モード設定― Do and Don't―

・肺保護戦略

・鎮痛・鎮静・せん妄管理

・人工呼吸からのウィーニングと抜管

アドバンス編―重症呼吸不全治療をワンランクアップさせるために―

・栄養管理

・Ventilator Associated Event(VAE)対策とその他の管理

・呼吸理学療法と早期離床

・人工呼吸法の限界とほかの治療法

・Post-Intensive Care Syndrome(PICS)

トピックス編―その常識は正しいか?―

・人工呼吸中は筋弛緩薬を投与しない-その常識は正しいか?-

・高度の酸素化障害では腹臥位療法を行う-その常識は正しいか?-

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  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883785520
  • ページ数:164頁
  • 書籍発行日:2017年9月
  • 電子版発売日:2017年10月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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