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Smart nurse Books 10 やりなおしの呼吸と循環 とことんマスター

  • ページ数 : 128頁
  • 書籍発行日 : 2011年12月
  • 電子版発売日 : 2015年7月15日
¥2,860(税込)
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商品情報

内容

脱・あいまい知識! イラストでぐんぐんわかる生理学と人工呼吸ケア

呼吸と循環を理解するための基本中の基本である酸塩基平衡や酸素療法、人工呼吸管理について重点的に取り上げました。
イラストを多用して、わかりやすくまとめられた本書は呼吸と循環の入門に最適な1冊になっています。

>Smart nurse Booksシリーズ
『早わかり画像のみかた』『新人・後輩ナースを教える技術50』はこちら

序文

はじめに

人間が生命を維持するために行う呼吸は、ふだん意識して行うものではなく、自然の中で行われています。これを意識して行うとなれば、呼吸に何らかの障害が起こったときです。

この何らかの障害が起こったときの病態生理を、われわれ医療従事者がいかに認識するかということは、とても重要なことです。アセスメントし対応するためには、呼吸・循環の解剖や生理学の知識は基本です。解剖学や生理学の苦手意識を持っている人は多いですが、何度も何度も繰り返し基本に立ち返り、学習することが大切です。

近年、医療現場では、栄養サポートチーム(NST)や呼吸サポートチーム(RST)といった、医師、ナースだけではなく、ほかのコ・メディカルを含んだチーム医療が推進されています。

呼吸療法におけるチーム医療では、24 時間、患者さんの観察をし、医師をはじめほかの職種に必要なデータを伝えるという、非常に大きな役割をナースは担っています。その役割を果たすには、患者さんの病態を正確に理解していなければできません。

本書を出版するにあたり、呼吸と循環を理解するための基本中の基本である酸塩基平衡や酸素療法、人工呼吸管理について重点に取り上げました。多くの人が苦手としている項目なので、イラストを多用して、できるだけわかりやすくまとめたつもりです。呼吸と循環について、ほんの第一歩、入門程度の内容ですが、患者さんの病態を正確にとらえるには、この基本を押さえることが本当に大切なのです。

できるだけ多くのナースの皆さん、コ・メディカルの皆さんにご一読いただき、臨床現場で役立てていただければ幸いです。


2011年11月

山本昌司

目次

1 呼吸と循環のしくみ

呼吸はどう行われている?

◆ 人間の呼吸はどう行われている?

◆ 内呼吸と外呼吸

ところで「呼吸器」とは、何?

◆ 「胸の内」をみてみよう

◆ 1枚のX線写真からわかること

では「循環器」とは、何?

◆ 循環器とは

◆ 肺と心臓のつながり

陰圧と陽圧とは?

◆ 「外から引っ張る」VS「中から押す」

◆ コンプライアンスとは

ガス交換のしくみ

◆ 肺胞と血液とのあいだで行われるガス交換

◆ ガス交換が行われない死腔という場所

◆ ガス交換しないシャント

肺と循環のしくみ

◆ 酸素の運搬のしかた

◆ 酸素飽和度は酸素とヘモグロビンとの結合の指標

酸素解離曲線

◆ 酸素飽和度を表す「S字カーブ」

◆ 酸素解離曲線の左方移動と右方移動

酸塩基平衡のかんたんな話

◆ pH を一定に保つホメオスタシス

◆ pH を決めるのは、肺と腎臓

動脈血液ガス分析の基準値

パルスオキシメータ

◆ 酸素飽和度から呼吸不全を知る

換気と血流

◆ 換気血流比がPO2 を決める

呼吸と循環のまとめ

呼吸と循環のしくみをより理解するために

2 呼吸不全について知ろう

呼吸不全とは

◆ 呼吸不全の定義

◆ PaO2 低下の原因別「呼吸不全」のタイプ

肺気量からみた異常

◆ 閉塞性換気障害と拘束性換気障害の概要

◆ 閉塞性換気障害と拘束性換気障害の疾患

呼吸筋の異常

◆ 呼吸筋とは

◆ 呼吸筋疲労とは

◆ 吸気筋疲労と呼気筋疲労とは

◆ 呼吸筋疲労の見極めかた

バイタルサインで呼吸異常を見極めよう

◆ 安定期の呼吸不全

◆ 急性呼吸不全

◆ バイタルサインで呼吸不全を見極める

3 酸塩基平衡の少しくわしい話

酸塩基のバランスが崩れるとき

アシドーシス

◆ 呼吸性アシドーシス

◆ 代謝性アシドーシス

アルカローシス

◆ 呼吸性アルカローシス

◆ 代謝性アルカローシス

4 酸素療法について知る

酸素療法の概要と種類

◆ 酸素療法とは

◆ 酸素療法器具の種類

低流量システム

◆ 鼻カニューラ

◆ 簡易酸素マスク

低流量システム リザーバーシステム

高流量システム

◆ ベンチュリーマスク

酸素中毒に気をつけよう

◆ 酸素療法の最大の問題点──酸素中毒

5 人工呼吸の基礎の基礎

人工呼吸器とは

◆ 人工呼吸器は陽圧呼吸

◆ 人工呼吸器のタイプ

人工呼吸の合併症

◆ 身体に負担を与える人工呼吸器

◆ 人工呼吸器による合併症の種類

気道と加温・加湿

◆ 気道の役割

◆ 加温・加湿の意義と目的

◆ 人工鼻と加温・加湿器

カフの役割

◆ カフとは

◆ カフ圧の管理

気管吸引で気をつけること

◆ 気管吸引とは

◆ 気管吸引の合併症

◆ 気管吸引のやりかた

ウィーニングから抜管まで

◆ ウィーニング

◆ 抜管

Q&A 復習テスト

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書籍情報

  • ISBN:9784840440165
  • ページ数:128頁
  • 書籍発行日:2011年12月
  • 電子版発売日:2015年7月15日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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