• ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2010年10月
  • 電子版発売日 : 2012年1月7日
¥5,170(税込)
ポイント : 94 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

医師の処方意図を把握する、的確に疑義照会する、患者にわかりやすく説明する…
処方せんを基にしたクイズ&解説で服薬指導のスキルが飛躍的にアップ!

◆抜歯前にワーファリン休薬は不要?
◆子宮内膜症患者に追加された女性ホルモン剤
◆リバロと飲み合わせの悪い抗菌剤
◆食道静脈瘤にPPIと降圧剤が処方された理由
◆ジゴシンの服用時点が変わった糖尿病患者
……など、全58問

電子書籍では、他コンテンツとの串刺し検索、全文検索、収録内容からの今日の治療薬、南山堂医学大辞典や文献へのリンクなどを搭載。知りたい情報がより簡単に、より深く参照することができます。

序文

発刊に当たって


今年、2010年の調剤報酬改定では、いわゆるハイリスク薬が処方された患者に対して副作用や治療効果をモニタリングした場合に算定できる「特定薬剤管理指導加算」という点数が新設されました。

点数自体は4点に過ぎませんが、この点数が薬剤師業務に与えたインパクトには大きなものがあります。本加算の新設により、「副作用と治療効果のモニタリングをすること」が、薬局薬剤師の正式な業務であることが明文化されたからです。今後、このハイリスク薬の範囲は拡大され、最終的には、すべての薬に関して「服薬している患者の状態をモニタリングすること」が薬剤師の正式業務になることでしょう。

このように薬剤師の業務は、新たな分野に拡大しようとしていますが、本書『日経DI クイズ』は、そうした新分野のスキルアップにも有用だと確信しています。「日経DI クイズ」で出題されているクイズには、患者の訴えなどから副作用を早期発見することをテーマとするものや、治療の妥当性や効果を評価するクイズが少なくないからです。

12冊目となる今回の『日経DI クイズ』には、2009年 10月号から2010年 9月号に掲載した「日経DI クイズ」46問に、書き下ろし12問を加えた58題を収録しました。まずは問題ページを熟読し、「この患者に対して、自分なら何を確認し、何を説明するか」をじっくりと考えていただくことで、より深く本書をお楽しみいただけるものと思います。

また、患者モニタリングにおいては、その後のフォローも重要です。キャッチした症状について、そのまま様子を見ていてよいのか、急いで医師に連絡すべきか、という判断を的確に行うには、医師がなぜその薬を処方したのかをしっかりと理解している必要があるでしょう。

本シリーズに毎回掲載している「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」は、医師の処方意図や薬のさじ加減を学ぶことができる、貴重な薬剤師向けのテキストとして、ご好評いただいております。これまでと同様、生活習慣病を中心としたメジャーな6疾患を取り上げていますので、ぜひ知識の整理にお役立てください。

本書の編集は、『日経DI 』編集部の土田絢子が中心となって行いました。最後になりましたが、日ごろより多大なご協力をいただいている「日経DI クイズ」執筆陣の皆様、並びに「医師が処方を決めるまで」の執筆を快くお引き受けいただいた先生方に、厚く御礼を申し上げます。


2010年 10月

日経ドラッグインフォメーション編集
長田島 健

目次

発刊に当たって

執筆者一覧

症例に学ぶ医師が処方を決めるまで

1 慢性咳嗽
気道収縮や咳感受性亢進が主因「診断的治療」の意義の説明を

2 小児の急性中耳炎
症状・鼓膜所見・年齢がカギ抗菌剤の適応は慎重に見極め

3 認知症
中核・周辺症状が治療対象周辺症状には向精神薬で対処

4 不妊症
ライフスタイルで治療法を選択ホルモン療法にはピル使用も

5 機能性胃腸症
食後愁訴型・心窩部痛型に分類治療は漢方薬や抗うつ剤も考慮

6 2型糖尿病
診断基準にHbA1cが追加新機序治療薬も登場

日経DIクイズ

1 肺炎を患った乳児喘息患児

2 咽頭部に水疱を生じる乳幼児の夏かぜとは

3 ゾビラックス顆粒の剤形変更を希望されたら

4 ホクナリンテープが効かない4歳児

5 ナウゼリンの処方量が減った6歳児

6 初めてAD/HD治療薬を処方された患児

7 シスチン尿症と指摘された男児

8 インスリン注入器の泡が消えない!?

9 ヒアレインミニの処方を断られた患者

10 ビタミン剤が追加されたてんかん患者

11 飲酒後に喘息が悪化する理由

12 子宮内膜症患者に追加された女性ホルモン剤

13 うつ病患者に処方された躁病治療薬

14 肥満に出されたコレステロール低下剤

15 精神病患者に処方されたビタミンB6製剤

16 SAS患者に出された睡眠導入剤

17 PL配合顆粒は1日3回か4回か

18 潰瘍性大腸炎は禁煙で悪化する?

19 鉄キレート剤を処方された再生不良性貧血患者

20 退院後にアラバ錠の形が変わった理由

21 足底疣贅の患者に出されたイミキモド

22 DPP-Ⅳ阻害剤の服用法を質問されたら

23 軟膏の「指1本分」はどのくらいの量か

24 不整脈治療薬で片頭痛がなぜ改善?

25「 ザ・ガード」と飲み合わせの悪い処方薬

26 点鼻剤使用時の「懸垂頭位」とは

27 新しい制吐剤「イメンド」の飲み方

28 イソジンガーグル1本は何日で空になるか?

29 舌痛症にプロテカジンが出された理由

30 脂質異常症治療薬が変更になったCKD患者

31 利尿剤と睡眠剤の「同日服用」を指示された頻尿患者

32 認知症治療薬はパーキンソン症状に影響するか

33 唾液の量とGERDとの関係は

34 クラリチンは食後に飲まなくてもいいか

35 降圧剤の影響を受ける検査値とは

36 クッシング症候群の検査に使うステロイド剤

37 早期ダンピングに抗アレルギー剤がなぜ効く?

38 肝硬変ではアミノレバンENをいつ飲むといいか

39 MRI検査の前に中止すべき薬剤は?

40 SSRIが効くタイプの認知症とは

41 大腸癌の化学療法中に降圧剤が追加された患者

42 手術前にやめなくても良いバファリン

43 リバロと飲み合わせの悪い抗菌剤

44 抜歯前にワーファリン休薬は不要?

45 食道静脈瘤にPPIと降圧剤が処方された理由

46 医師に禁煙を指示されためまい患者

47 降圧剤が変更された認知症患者

48 めまいに出された骨粗鬆症治療薬

49 乳癌患者にナイキサンが処方された理由

50 ジゴシンの服用時点が変わった糖尿病患者

51 チラーヂンSの服用時点が変更された理由

52 関節リウマチの痛みに麻薬を希望されたら

53 経腸栄養剤が変更された脳梗塞患者

日経DIクイズ 疑義照会

54 肩凝り患者に処方された向精神薬

55 潰瘍性大腸炎の治療中に出されたザイロリック

56 後発品への変更で一包化が可能になる薬

57 尿素呼気試験の前に中止すべき薬剤は

58 抜歯の予定がある骨粗鬆症患者

索引(疾患名、薬剤名)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:257.0MB以上(インストール時:558.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:1.0GB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:64.2MB以上(インストール時:160.6MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:256.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822211363
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2010年10月
  • 電子版発売日:2012年1月7日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。