日経DIクイズ 服薬指導・実践篇9

  • ページ数 : 164頁
  • 書籍発行日 : 2007年10月
  • 電子版発売日 : 2012年2月11日
¥5,133(税込)
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商品情報

内容

服薬指導学習書の決定版!
◆甲状腺機能低下症患者に追加された脂質低下剤
◆β遮断薬が増量された慢性心不全患者
◆とびひにミノマイシンが処方された3歳児
◆白内障の手術を受ける排尿障害の男性
◆粉砕後に遮光保存が必要な薬剤
……など、全60問収録!

電子書籍では、他コンテンツとの串刺し検索、全文検索、収録内容からの今日の治療薬、南山堂医学大辞典や文献へのリンクなどを搭載。知りたい情報がより簡単に、より深く参照いただけます。

序文

発刊に当たって


薬学教育6年制のスタートにより「臨床に強い薬剤師」の養成が始まった一方で、患者の権利意識の高まりを背景に、医療サービスに対する消費者の目は厳しさを増しています。通り一遍の服薬指導では通用しない時代が到来しつつあり、薬剤師にとって自己研さんの重要性は以前にも増して高まっています。本書は、その自己研さんに取り組もうと考える薬剤師にとって最適な服薬指導の学習書です。薬局窓口での薬剤師と患者との対話を題材にしたクイズを解くことにより、実践に即した臨床薬学知識に加え、“服薬指導力”が自然と身に付くように編集してあります。

『日経DIクイズ 服薬指導・実践篇』は、おかげさまで9巻を数えるまでになりました。過去8巻の累計販売部数は17万部を突破しており、既に何冊かの『日経DIクイズ』をお持ちの方も少なくないことと思います。今回、初めて本書を手に取られた方も、現場の薬剤師に強く支持されてきた本シリーズを、日々の業務にお役立ていただければ幸いです。

本書には、薬局・薬剤師向け月刊誌『日経ドラッグインフォメーション』の2006年10月号から2007年9月号に掲載した「日経DIクイズ」48題(うち24題は有料版の『日経DI Premium』のみに掲載)に、書き下ろし12題を加えた計60題を収録しました。これは、第8巻の50題に比べ20%の大幅増となります。また、今回は特典として、第5巻から第9巻までを通じて診療科目別・疾患別にクイズを検索できる「別冊索引集」を用意しました。さらに、以前から好評をいただいている「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」も、従来の4本から6本に拡充し、幅広いテーマを取り上げました。

『日経DIクイズ 服薬指導・実践篇』の新作が発行されるたびに、過去の巻を欲しいという声をお寄せいただきますが、残念ながら『1』『2』『3』は既に絶版となっております。これは、時の経過に伴う治療体系の変化、薬剤の適応症の変更、新たな副作用報告、新薬の登場などにより、一部のクイズがクイズとして成立し得なくなったための措置であり、ご理解いただきますようお願いいたします。なお、『4』は在庫限り、『5』以降はしばらく販売を続ける予定です。

本書の編集は、『日経ドラッグインフォメーション』編集部の土田絢子が中心になって行いました。最後になりましたが、日ごろより多大なご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣の方々、および「医師が処方を決めるまで」を快くご執筆いただいた方々に厚くお礼申し上げます。


2007年 10月

日経ドラッグインフォメーション編集長
倉沢 正樹

目次

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 慢性閉塞性肺疾患 吸入抗コリン剤で気道を拡張 去痰剤は急性増悪の予防目的

2 脳梗塞の再発予防 血栓のタイプで抗凝固療法か 抗血小板療法を選択

3 小児のアトピー性皮膚炎 あえて強いステロイドも使用 効果高く、漸減で副作用回避

4 統合失調症 副作用少なく適量決めやすい 第2世代抗精神病薬が第一選択

5 慢性肝炎 インターフェロン中心に 肝硬変・肝癌への進展防ぐ

6 目まい 複雑な病態、治療の基本は 複数の薬剤による“カクテル療法”

日経DIクイズ

1 乳児に処方された新しい吸入ステロイド剤

2 熱性痙攣を引き起こすかぜ薬の成分とは

3 吐き気止めの用量が経口剤と坐剤で違う理由

4 貼付剤の後発品への変更に伴う副作用

5 インフルエンザに処方された漢方薬

6 てんかんの女性に葉酸が処方された理由

7 難治性のにきびに処方された低用量ピル

8 円形脱毛症に有効な漢方製剤とは

9 慢性再発性アフタに処方された抗アレルギー剤

10 活性型ビタミンD3製剤を顔に塗らない理由

11 経口避妊薬とサプリメントとの飲み合わせ

12 ニューキノロンに乳酸菌製剤が併用されない理由

13 吸入ステロイド剤が変更された理由

14 潰瘍性大腸炎に対する除菌療法

15 関節リウマチ患者に処方された骨粗鬆症治療薬

16 抗生物質とともに出された脂質異常症治療薬

17 口内炎に処方された痛風治療薬

18 尿酸降下療法の開始時に必要な服薬指導

19 かぶれを防ぐニコチンパッチの使用法

20 ユリーフ処方時に医師が心配した副作用

21 甲状腺機能低下症患者に追加された脂質低下剤

22 アクトスが脳梗塞の再発を抑制する理由

23 血清脂質が高くない患者に出されたスタチン

24 口の痛みに処方された抗てんかん剤

25 二つの緑内障治療薬の点眼時点が異なる理由

26 ピロリ菌除菌を指示された肝性脳症患者

27 トリプタン系薬剤の服用後に生じた胸痛

28 狭心症の発症後に変更された血糖降下剤

29 緑内障点眼剤による苦みへの対策

30 瀉血療法中のC型慢性肝炎患者への食事指導

31 インスリン製剤は機内に持ち込むべきか

32 シェーグレン症候群の口渇を防ぐ薬剤

33 アクトスによる体重増加を気にする女性

34 吸入ステロイド剤は冷蔵庫に保存すべきか

35 ニコチンガムの使用中に生じた悪心症状

36 下痢の続く患者に抗原虫剤が処方された理由

37 NSAIDs坐剤の使用後に出現した目まい

38 イレッサを処方された肺癌患者

39 β遮断剤が増量された慢性心不全患者

40 経腸栄養剤とワルファリンとの相互作用

41 高血糖のため抗不整脈剤が変更された患者

42 加齢黄斑変性を予防するサプリメントとは

43 ニューロタンの糖尿病性腎症への効果

44 夜間頻尿にNSAIDsが処方された理由

45 耳鳴りを訴える患者に処方された耳垢水

46 週1回の骨粗鬆症治療薬を飲み忘れたら

47 口腔カンジダ症に出された新しい抗真菌剤

48 複数の効能がある薬の説明に戸惑う患者

49 MRSAに感染した経管栄養の患者

50 口腔内崩壊錠の一包化を希望されたら

51 皮膚のかゆみにステロイド剤を使用しない理由

52 リスパダール内用液と混ぜない飲み物とは

53 アスピリンとザンタックの粉砕・一包化の適否

54 粉砕後に遮光保存が必要な薬剤とは

55 疥癬に出された新しい経口剤

日経DIクイズ 疑義照会

56 1歳8カ月の小児に処方されたPL顆粒

57 とびひにミノマイシンが処方された3歳児

58 高血圧患者に処方されたインドメタシン

59 白内障の手術を受ける排尿障害の男性

60 透析患者に処方されたH2受容体拮抗剤

索引(疾患名、薬剤名)

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  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822211202
  • ページ数:164頁
  • 書籍発行日:2007年10月
  • 電子版発売日:2012年2月11日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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