内科臨床シナリオクイズ

  • ページ数 : 578頁
  • 書籍発行日 : 2016年11月
  • 電子版発売日 : 2017年2月17日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

クイズを解きながら内科疾患100症例に挑戦しよう!

患者管理を進めていく際、どの検査や治療を先に行うべきか。治療を行い、検査をオーダーする順序、 検査結果にどう対処するのかを、具体的な症例のシナリオを追うだけでしっかりと理解できます。 本書は、米国USMLE受験のための参考書でもあり、症例シミュレーションに沿って、臨床知識を楽しみながら再確認するには最適です。

序文

原著序文とこの本の使い方

Computer‒based case simulation(CCS)の試験を突破するには、時系列に則した正確な順序を把握しておく必要がある。これが本書Correlations andClinical Scenarios: Internal Medicineの第一の目的である。本書には、時間を正確に何分進めるか、患者の管理を進めていく上でどの検査や治療を先に行うべきかという指示を記載している。治療を行い、検査をオーダーする順序や、検査結果にどう対処するかをカバーしている。

あなたが特定の症例を経験したことがないなら、あるいは内科以外を専門とする医師であるならば、この本はそんなあなたのためにあると言える。本文中には決して「あなたの判断に基づいて」などという指示はなく、この分野の経験がほとんどない人に向かってそのようなことを言うつもりはない。もし「これをして、あれをして、これをしなさい」と教えてくれる本を探しているのなら、本書はあなたにぴったりである。各症例の最初の臨床像と経過のシナリオは、Q&A と区別して記載している。

本書では多肢選択問題に対する対策を示しているが、この問題形式はCCS だけでなく、試験の他の大半のパートや最近追加されたnew basic sciencefoundationでも採用されている。

USMLE Step 3(COMLEX Part 3)は、医師免許取得のための最後のステップである。読者の多くは研修医で、勉強する時間がないことだろう。あなたが受ける直前に試験形式が変更されるなど、あまりにひどいことだ。しかし、あなただけを個人的に苦しめようとして変更されたわけでないことは100%確かである。

さてここで本書の使い方を紹介する。

まず、何でもいいので標準テキストで特定の疾患やその分野について書かれた箇所を読むこと。個人的には、拙著Master the Boards Step 3 やCurrent MedicalDiagnosis and Treatmentをお勧めする。

本書の症例は、各テーマへの理解を詳細に問いただすように作られている。まだどの問題集にも掲載されていない新しい多肢選択問題が数百題紹介されている。

どの症例でも、基礎科学ないし基礎病理に関する記述を枠内に多数掲載しているので、シナリオを追うだけでしっかりと理解できるようになるだろう。そのため、Step 1のテキストや基礎科学のテキストを読み返す必要はない。基礎科学に関する記述は、必要と考えた箇所には掲載し、重要でないと考えた箇所では省略した。

最後になるが、私は常にCCS に特化した本を書きたいと思っていた。これがその本である。試験形式の変更に不安を感じる人のために、またStep 3 に新たに導入された基礎科学の問題に慣れていない人のためにも、この両方を1 冊でカバーする本を出版することにしたのである。Bon appetite!

Conrad Fischer

目次

目次

原著序文とこの本の使い方

略語一覧

第1章 循環器

症例1:肺水腫

症例2:うっ血性心不全

症例3:急性冠症候群

症例4:大動脈弁狭窄症

症例5:僧帽弁狭窄症

症例6:心房細動

症例7:上室頻拍、心室頻拍およびWPW 症候群

症例8:心タンポナーデ

症例9:完全房室ブロック

症例10:僧帽弁閉鎖不全症

症例11:末梢動脈疾患

症例12:失神

第2章 血液

症例1:鉄欠乏性貧血

症例2:サラセミア

症例3:ビタミンB12 欠乏症(アルコール依存症、末梢神経障害)

症例4:鎌状赤血球症

症例5:自己免疫性溶血

症例6:グルコース―6―リン酸脱水素酵素欠損症

症例7:発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)

症例8:溶血性尿毒症症候群と血栓性血小板減少性紫斑病

症例9:免疫性血小板減少性紫斑病

症例10:von Willebrand 病

症例11:凝固因子欠乏症

症例12:血栓形成傾向(凝固亢進状態):深部静脈血栓症とヘパリン起因性血小板減少症

第3章 内分泌

症例1:糖尿病初期診断と治療

症例2:糖尿病合併症の予防

症例3:糖尿病性ケトアシドーシス

症例4:甲状腺機能低下症

症例5:副甲状腺機能亢進症

症例6:副腎皮質機能亢進症

症例7:先端巨大症

症例8:高アルドステロン症

症例9:プロラクチノーマ

第4章 神経

症例1:脳卒中

症例2:パーキンソン病

症例3:重症筋無力症

症例4:くも膜下出血

症例5:ギラン・バレー症候群

症例6:認知症

症例7:髄膜炎

症例8:頭部外傷硬膜下

第5章 消化器

症例1:消化管出血

症例2:アカラシア

症例3:胃食道逆流症

症例4:消化性潰瘍

症例5:ゾリンジャー・エリソン症候群

症例6:炎症性腸疾患

症例7:セリアック病

症例8:ヘモクロマトーシス

症例9:膵炎

第6章 腎臓

症例1:急性腎障害、腎前性高窒素血症(脱水)

症例2:急性腎不全(横紋筋融解症)

症例3:糸球体腎炎(IgA 腎症)

症例4:ネフローゼ症候群(膜性)

症例5:末期腎不全および透析

症例6:抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

症例7:高ナトリウム血症(中枢性尿崩症)

症例8:高カリウム血症(腫瘍崩壊症候群)

症例9:腎尿細管性アシドーシス

症例10:高血圧と予防医療

第7章 肺

症例1:喘息

症例2:慢性閉塞性肺疾患

症例3:肺炎

症例4:ニューモシスチス肺炎

症例5:結核

症例6:肺塞栓症

症例7:サルコイドーシス

症例8:肺高血圧症

第8章 リウマチ性疾患

症例1:関節リウマチ

症例2:強直性脊椎炎

症例3:シェーグレン症候群

症例4:痛風

症例5:変形性関節症

症例6:強皮症

症例7:多発性筋炎・皮膚筋炎

症例8:全身性エリテマトーデス

第9章 腫瘍

症例1:乳癌

症例2:前立腺癌

症例3:骨髄腫

症例4:真性多血症

第10章 感染症

症例1:骨髄炎

症例2:心内膜炎

症例3:腎盂腎炎

症例4:蜂窩織炎

症例5:尿道炎

症例6:梅毒

症例7:帯状疱疹

症例8:感染性下痢症

症例9:マラリアおよび旅行医学

症例10:ヒト免疫不全ウイルスと後天性免疫不全症候群

第11章 救急

症例1:三環系抗うつ薬の過剰摂取

症例2:アセトアミノフェンの過剰摂取

症例3:アスピリンの過剰摂取

症例4:一酸化炭素

症例5:エチレングリコールとメタノール

症例6:有機リン

症例7:クモ咬傷

症例8:ジゴキシン中毒

症例9:溺水と低体温症

症例10:神経遮断薬による悪性症候群

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  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822200930
  • ページ数:578頁
  • 書籍発行日:2016年11月
  • 電子版発売日:2017年2月17日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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