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- 週刊日本医事新報 12月特集号 ロコモティブシンドローム
商品情報
内容
2013年12月特集号のテーマは「ロコモティブシンドローム」。
ロコモの概念、診断テストの活用法、そしてロコモを構成する各疾患の最新の治療・研究情報まで、ロコモのすべてを網羅する!(…と言っても過言ではない)一冊に仕上がりました。
外来で高齢者を診る機会の多い先生方、日常診療のお供に、ぜひ本特集をお役立てください。
序文
巻頭言
私は今の日本で高齢者人口が最も急速に増えている地域のひとつである千葉県柏市の民間病院の院長である。院長と言っても専門である手外科以外に整形外科一般の診療も行っているので,私の外来も御多分に漏れず高齢者で溢れている。外来患者の主病名を眺めてみると,少ない種類で占められていることをつくづく思い知らされる。骨粗鬆症,変形性膝関節症,腰部脊柱管狭窄症,(変形性)頸椎症,腰椎すべり症,(橈骨遠位端骨折などの)骨脆弱性骨折術後。あまりのバリエーションのなさに愕然とする。
ロコモという言葉の認知度はようやく少し上がってきたが,いまだにスクワットなどの体操のことだと思っている人も多い。そうではなく,ロコモは上記の加齢による多くない種類の疾患群が複合・連鎖して,ヒトの二足歩行という移動能力を障害していく仕組み全体をさすのである。
メタボの認知率は全国民の90%を超えているが,メタボは腹囲の大きいこと(ただの○○)だと思っている国民のなんと多いことか! ロコモの認知度向上が,運動器障害の仕組みの理解を通じて移動能力低下を防ぐための行動変容につながらなければ,ロコモの提唱は何の社会的意義も持たない。
この特集では,ロコモを構成する概念,疾患,診断,対策,疫学など運動器科学の全体がその道で今臨床の現場で汗をかいている執筆者によって解説されており,ロコモ,いや加齢に関する運動器科学全体の最新情報を知ることができる。ロコモが社会的意義を持つための参考になれば幸いである。
2013年12月
大江 隆史
目次
<対 談>
女性の骨を護ろう!
大江隆史 (司会。名戸ヶ谷病院院長)
高松 潔 (東京歯科大学市川総合病院産婦人科教授)
<第1章>
ロコモの提案から5 年間の経緯と現状
大江隆史 (名戸ヶ谷病院院長)
<第2章>
ロコモの概念―その操作的定義とロコモ度テスト
緒方 徹
(国立障害者リハビリテーションセンター障害者健康増進・スポーツ科学支援センター長)
<第3章>
ロコモ診断のための「ロコモ度テスト」―立ち上がり・2 ステップテストの実際
村永信吾 (亀田総合病院リハビリテーション事業管理部長)
<第4章>
ロコモ診断のための「ロコモ度テスト」―ロコモ25 の使用法
星地亜都司 (自治医科大学整形外科准教授)
<第5章>
ロコモを構成する疾患 骨粗鬆症 ―骨代謝マーカーなどを使った治療薬選択
岡崎 亮 (自治医科大学整形外科准教授)
<第6章>
ロコモを構成する疾患 骨粗鬆症 ―骨粗鬆症性骨折後に行うべきこと
萩野 浩 (鳥取大学医学部保健学科教授/リハビリテーション部部長)
<第7章>
ロコモを構成する疾患 変形性膝関節症 ―運動療法のエビデンス
津村 弘 (大分大学医学部整形外科学教授)
<第8章>
ロコモを構成する疾患 変形性膝関節症 ―ヒアルロン酸関節内注入療法
和田佑一 (帝京大学ちば総合医療センター整形外科教授)
渡辺淳也 (帝京大学ちば総合医療センター整形外科准教授)
北原聡太 (帝京大学ちば総合医療センター整形外科講師)
<第9章>
ロコモを構成する疾患 変形性膝関節症 ―人工膝関節置換術の最新事情
松田秀一 (京都大学大学院医学研究科整形外科教授)
<第10章>
ロコモを構成する疾患 腰部脊柱管狭窄症 ―その基本知識と薬物療法
松平 浩 (関東労災病院勤労者筋・骨格系疾患研究センター長)
唐司寿一 (関東労災病院整形外科・脊椎外科)
東川晶郎 (関東労災病院整形外科・脊椎外科副部長)
<第11章>
ロコモを構成する疾患 腰部脊柱管狭窄症 ―各種手術法の紹介
小野貴司 (東京厚生年金病院脊椎脊髄外科部長)
<第12章>
ロコモに対する運動療法―運動習慣のない中高年者に勧めるべき運動
石橋英明 (伊奈病院整形外科部長/高齢者運動器疾患研究所代表理事)
<第13章>
ロコモとメタボと認知症―大規模住民調査が示すもの
吉村典子
(東京大学医学部附属病院22世紀医療センター関節疾患総合研究講座特任准教授)
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書籍情報
- ISBN:9784784946790
- ページ数:140頁
- 書籍発行日:2013年12月
- 電子版発売日:2014年5月23日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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