救命救急・集中治療エキスパートブックR35

  • ページ数 : 368頁
  • 書籍発行日 : 2017年3月
  • 電子版発売日 : 2018年3月23日
¥6,050(税込)
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商品情報

内容

各疾患のエキスパートたちが現場の10年選手“R35”に贈る救命救急のコツとワザ

救命救急・集中治療領域で指導的立場となっている専門医、そこを目指す中堅の救急・集中治療医を対象とし、明日からのカンファレンスで披露できる重要文献のエビデンスや外してはいけない重量項目を解説。Q&A形式で各疾患の最新トレンドを解説したり、執筆者の「ちょっとDEEPなワザ」も紹介しています。

序文

はじめに

この度,日本医事新報社の上平(うわだいら)サンの甘言にのって,救命救急・集中治療に日々携わり日夜を問わず苦労している若手医師......ではなく,すでにこの領域で指導的立場となっている上級医専用のネタ本を企画しました。

ある分野ではわが国随一のエキスパートであっても,それ以外の最新の知見については多忙ゆえにどうしても遅れをとってしまいがちなところを,その道におけるトップランナーの先生方にお願いして,この1 冊で漏れなくリカバリーできるようにいたしました。最新の幅広いエビデンスに基づく旬な知見と,正しくて深〜い御作法,そして彼らが臨床で日々実践しているエビデンスはないけどきっと間違いのないTIPS を惜しげもなく披露していただいております。

いまはEBM 全盛の時代ではありますが,その信頼している事柄がある日突然,霧のように消散する経験を私自身,何度もしてきました。一つ例をとってみると,月曜の朝,集中治療室に入り,前夜に入室した脊損患者のベッドサイドで,「何でまだステロイド入れてないの!?NASCIS- Ⅱに書いてあったでしょう?」なんて若手の当直医を叱っていた自分の姿を思い出し,体中の汗腺から汗が吹き出してくる思いがする......などです。一方で,エビデンスを無視して臨床診療を行うのも教育上・医療安全上,当然問題があります。そういう意味では,公表されているエビデンスをどう扱うか,それまでの経験と照らし合わせて自分なりに考え,実際に試してみた 経験から改めて後輩に伝えていくことの繰り返しが,患者さんのみならずスタッフの信頼を得るうえでもとくに重要です。

医者という生き物は,指導医や受け持ち患者さんからあらゆることを学び経験することからそのキャリアをスタートさせ,文献や教科書を孫引きしてそれらを確かめ定着させて,徐々に自分なりの診療手順を確立していきます。「上司から教わったあのやり方より自分がひと捻りしたこのやり方のほうがよりスマートでクールじゃないか」と考えるようになるのも10 年選手「R35 」になったころです。

この本は,そんな「R35」の先生方に向けて,さらに10年以上経験を積んでいる"現場の「R45」"クラスのエキスパートが,自身の最も得意とする領域についてエビデンスと経験と教わった知恵を混ぜたうえで,自信をもって勧める内容を書き記してもらっています。よいところはそのままいただいて,ちょっと首をかしげるところは自分なりにモディファイして,日常診療のなかで披露してもらえれば幸いです。

読みやすいデザインに編集されていますので,気軽に,そして無駄なく読んで,不得意領域の" 外してはいけない"" 重要な" 奥義を身につけ,明朝のカンファレンスから早速,若手の先生方にその最新知識をご披露していただきたいと思います。


2017年2月

三宅 康史
帝京大学医学部救急医学/帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター

目次

1 BLS とALS:JRC 蘇生ガイドライン2015のポイント

2 脳蘇生

3 PCPS とECMO

4 人工呼吸器

5 血液浄化法

6 劇症肝炎

7 急性膵炎

8 急性冠症候群( ACS )

9 脳卒中

10 敗血症( sepsis )

11 新興感染症

12 重症外傷

13 鎮痛・鎮静

14 重症患者の栄養管理

15 精神科救急

16 急性中毒

17 重症熱傷

18 母体救命

19 小児救急

20 脳死移植問題

21 災害医療

22 早期リハビリテーション

23 ドクターヘリの運用

24 救命救急・集中治療における終末期

25 救命救急・集中治療における医療安全


さくいん/略語リスト

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書籍情報

  • ISBN:9784784945900
  • ページ数:368頁
  • 書籍発行日:2017年3月
  • 電子版発売日:2018年3月23日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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