画像診断 2018年8月号(Vol.38 No.9) 画像診断医のための認知症画像診断

石井 一成 (著編)

株式会社 学研メディカル秀潤社

118 頁  (2018年7月)

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リリース日: 2018年09月14日

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認知症患者が増え続ける昨今,神経画像診断を専門としない画像診断医にも知っておいてほしい認知症の種類,読影に必要なモダリティ,主な認知症疾患の画像所見等を取上げ,いかに認知症診断の正確な読影・画像診断を行っていくか,そのノウハウを解説!

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序説

わが国は,未曽有の勢いで超高齢社会に突入し,すでに65歳以上の人口が4人に1人の割合を超えた.これに伴い,必然的に認知症患者およびその予備群の軽度認知障害(mild cognitive impairment;MCI)の患者数は増え続けている.この認知症患者数の増加に伴い,神経画像を専門としない画像診断医も,日常診療において認知症の画像診断に迫られることが増えてきた.認知症の画像検査を依頼する神経内科医,精神科医,脳神経外科医,また一般開業医においては,画像検査に詳しくない医師が放射線科から帰ってくるレポートを鵜呑みにしてしまう,あるいは臨床的に考えていた結果と違う読影結果が書いてあることにより悩んでしまうケースが多々見受けられるようになった.かたや,画像に詳しい依頼医はあやふやな放射線科のレポートに信頼を置いていなかったり,放射線科のレポートを見ずに自分で読影していることもあり,画像診断医にとっては嘆かわしいことである.

そこで,今回の特集号では神経画像診断を専門としない画像診断医に知っておいてほしい認知症の種類,認知症診断に必要な検査(CTは省略した),そして読影・診断のためのポイントとなる画像所見などを取り上げてもらい,いかに認知症診断のための正確な画像読影,画像診断を行っていくか,そのノウハウを特集した.専門医を目指す方や専門医経験年数が比較的少ない方にもわかりやすく,日常診療に役立つ特集を目指して作成されている.

認知症の画像を読影するにあたり,まずは認知症の種類を知っておく必要がある.次に,正常加齢との鑑別が必須になってくるので,加齢による萎縮部位,血流・代謝低下部位と程度を前もって理解した上で,鑑別診断に活かしていく必要がある.また,最近は画像統計解析法が広く流布して,MRIや脳血流SPECTの元画像を見ずに,いきなり統計画像のみを見て読影する,得られた半定量値・指標の数字のみが独り歩きしているケースが多々見受けられるようになっているので,画像統計解析法の概説と有用性・ピットフォールを解説していただいた.そして,Alzheimer病とそれ以外の認知症のMRI読影に関して詳しく解説されている.

次に,とかく一般画像診断医,経験の少ない専門医などには敬遠されがちな認知症の核医学検査・読影法について,わかりやすく解説していただいた.なお,核医学検査に関して,最近はタウPETも開発され,臨床応用に向けた取り組みがなされているが,タウPET薬剤の諸々の問題が未解決なこともあり,数年内に薬事承認される見込みはないので,今回はタウPETについては取り上げなかった.その分,近い将来,認知症に対して保険適応になることが予想されるFDG-PET,アミロイドPETを取り上げているので,その臨床に必要な知識を習得していただければと思う.


石井 一成


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【特集】

序説

認知症の分類と臨床診断

正常加齢の画像所見

画像統計解析法の概説とピットフォール

Alzheimer病のMRI

Alzheimer病以外の認知症のMRI

脳血流SPECT

MIBG心臓交感神経シンチグラフィ,ドパミントランスポータイメージング

脳FDG-PET,アミロイドPET

【連載】

すとらびすむす

オシムJapanが残したもの...その10年後

画像診断と病理

会陰部発生の孤立性線維性腫瘍

ここが知りたい!

画像診断2018年3月号特集「脳脊髄液動態のすべて」

Picked-up Knowledge from Foreign Journals

胸部CT法

CASE OF THE MONTH

Case of August

The Key to Case of June

General Radiology 診断演習

第10回 どこまで本質に迫れるか

他科のエキスパートにお尋ねします-ここを教えていただけますか-

膵臓編

Refresher Course

腰椎固定術後のCT-評価すべきポイント-

特記事項

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