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画像診断 2012年8月号(Vol.32 No.9) 肝細胞癌治療の現状と画像診断

  • ページ数 : 120頁
  • 書籍発行日 : 2012年12月
  • 電子版発売日 : 2016年1月22日
¥2,640(税込)
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商品情報

内容

近年の撮像法の進歩により,肝腫瘍や肝血管系の詳細な血流情報の評価,解剖情報,肝細胞機能からの診断が可能となった.また肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法,肝動脈化学塞栓術などの局所治療により,治療効果は向上している.さらに分子標的薬治療や肝移植なども選択可能となった.本特集では,肝細胞癌治療の現状と問題点に焦点を当てて解説した.

序文

序説

近年のCT,MRIの高速撮像法の開発によって時間・空間分解能が劇的に向上し,より速く,より薄く,より広い範囲でダイナミック・スタディを行うことが可能となっている.ダイナミック・スタディ各相の画像からは,肝腫瘍や肝血管系の詳細な血流情報が評価でき,多血性・乏血性腫瘍の鑑別能,描出能を向上させることができる.

各相の画像から再構成される任意の断面像(MPR)や3次元画像は,従来の血管造影や胆管造影に代わりうる詳細な解剖情報を提供してくれる. MRIでは,肝細胞特異性造影剤であるGd-EOB-DTPAが臨床応用可能となり,腫瘍,組織の血流面からの診断だけでなく,肝細胞機能からの診断が可能となり,その優れた診断能に関する研究も進んできている.

このように,肝腫瘍の診断の進歩は目覚しく,さらにそれらを用いたわが国での早期発見のためのスクリーニング法の確立によって,肝細胞癌においては,多血性だけでなく乏血性の小病変も描出が可能となった.早期発見による手術や,ラジオ波焼灼療法(RFA),肝動脈化学塞栓術(TACE)などの局所治療によって,治療効果は非常に向上している.また,進行症例に対しても肝動注化学療法(HAIC)や分子標的治療,さらには移植などの,複数の治療法が選択可能となり,生命予後は飛躍的に改善してきた.

今回の企画では,わが国における肝細胞癌の治療の現状と各治療における画像診断の役割に焦点を当て,内科や外科の先生方にも執筆をお願いし,放射線科医に分子標的治療や肝移植治療についても理解していただくことを目指した.画像診断の部分では,各治療前の治療方針の決定や,治療時のガイドとしての画像利用,治療後の効果判定,さらに経過観察時に必要な画像診断に焦点を当て,治療を念頭に入れた解説をいただいた.

この書は,放射線科医が最近の肝細胞癌の現状と画像診断を理解するのに役立ち,第一線での読影業務の一助になるものと確信している.


村上 卓道

目次

わが国での肝細胞癌治療の現状と問題点

肝細胞癌の治療効果判定基準(criteria)の比較

術者がほしいTACE術前後の画像診断

術者がほしいRFA術前後の画像診断

わが国の肝細胞癌を対象とした肝移植の現状

肝細胞癌に対する肝移植の術前CTレポート

肝細胞癌の分子標的治療

すとらびすむす

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画像診断と病理

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書籍情報

  • ISBN:9784780900330
  • ページ数:120頁
  • 書籍発行日:2012年12月
  • 電子版発売日:2016年1月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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