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  • ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト スクリーニング編 [動画付き]

ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト スクリーニング編 [動画付き]

  • ページ数 : 120頁
  • 書籍発行日 : 2016年7月
  • 電子版発売日 : 2017年10月27日
¥4,840(税込)
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商品情報

内容

豊富な写真とエコー動画で視覚的に理解できる!

胎児心エコー検査に用いる超音波診断装置の設定の方法から基本的な操作方法、報告書の作成の仕方まで、初学者の方にもよくわかるような解説が盛り沢山!家族への対応や説明など、非常に大切な点も分かりやすく記載されており、動画でさらなる理解を深めます。

あわせて読む → ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト 精査・臨床編

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文

発刊にあたって

胎児心エコー検査は,重症な先天性心疾患を生まれる前に診断する検査です.検査を受ける利点は,先天性心疾患が重症化することなく治療が開始できることであります.現在,多くの妊娠でエコー検査が行われ胎児の健康状態が細かく検診されています.先天性心疾患をもつ新生児の90%以上はリスクのない妊娠から出生し,胎児期に病状を呈することはありません.先天性心疾患は一般の妊婦健診では発見されることの少ない疾患なのです.しかし,出生後,胎児から新生児の循環に移る時に命に関わる重篤な病状を発症します.このため,先天性心疾患の発見には全ての妊娠に心エコー検査が必要です.

日本胎児心臓病学会は2006年に胎児心エコーガイドラインを発行しました.このガイドラインは,胎児心エコー検査をスクリーニング(レベルⅠ)と精査(レベルⅡ)に分類し,レベルⅠもⅡも決まった撮り方のもとに検査の方法と範囲まで明示しております.このガイドラインの発行がきっかけとなり,先天性心疾患の出生前診断数は飛躍的に増えてきました.そして2010年には胎児心エコー検査は健康保険収載が認められ,保険医療としての医療行為に認められるようになりました.これからの胎児心エコー検査は臨床の現場で重要な検査となり,スクリーニングの効率性,診断の正確性が求められるようになるでしょう.

この度,『ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト スクリーニング編』を発刊させていただくこととなりました.本書はガイドラインをよりわかりやすく解説し,日常の診療に役立つようにまとめました.また,ガイドラインでは見られない動画をつけることで理解度が増すように工夫いたしました.動画を見ることで"動くガイドライン"が実感できると思います.

各セクションは胎児心エコーのエキスパートの先生にお願いし,わかりやすく解説していただきました.本書はガイドラインのレベルⅠに相当するスクリーニングを中心に解説しました.このため,基礎的な内容をわかりやすくまとめました.しかし,物足りないと思う所はワンポイントアドバイスとして内容を少し掘り下げての解説も補足しております.このため,基礎的なことから勉強したい超音波技師さんから,さらに詳しく知りたい産科・小児科医師の皆様の要望に添った内容となりました.

最後になりますが,本書の趣旨に沿って執筆いただきました共著者の先生方と,本書を推薦いただきました日本胎児心臓病学会の皆様に御礼申し上げます.

本書が,胎児心エコー検査をこれから修得されようとしている超音波技師さんから産科・小児科医師の皆様に活用いただけることを心より願っております.


平成28年7月

近畿大学医学部小児科学教室
日本胎児心臓病学会 理事長
稲村 昇

目次

胎児心エコーを撮る前に

A 心エコー装置の初期設定

1 断層像の調整

2 超音波装置の機能

3 カラー機能

B レベルⅠ(胎児心臓スクリーニング)

1 撮り方

2 基本断面の観察ポイント

3 基本断面の異常

C three vessel viewの異常

1 正常な断面の出し方

2 three vessel viewの異常

D 胎児不整脈

1 Mモード法による不整脈の記録方法

2 期外収縮

3 胎児徐脈

4 胎児頻脈性不整脈

E 胎児心エコーに必要な基礎知識

1 胎児循環と新生児循環

2 先天性心疾患の発生頻度

3 胎児心臓スクリーニング

4 ハイリスク妊娠

G 検査手順

H 報告書の作成

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書籍情報

  • ISBN:9784765316804
  • ページ数:120頁
  • 書籍発行日:2016年7月
  • 電子版発売日:2017年10月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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