神経筋の検査と症例診断

  • ページ数 : 212頁
  • 書籍発行日 : 2015年4月
  • 電子版発売日 : 2016年10月28日
¥5,940(税込)
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商品情報

内容

神経筋疾患の診断への道筋をわかりやすく解説!一般内科医にも最適!

今後の高齢化社会や病院・施設・在宅へと多極化する医療に向けた卒後研修や総合内科・総合診療の専門医教育において神経筋疾患のケーススタディは避けて通れない重要な課題である。
本書は、神経筋疾患の教科書・手引書として他に例を見ない体裁と内容を備えており、医学教育や実臨床の現場で役立つ一冊!

序文

編集者のことば

神経筋疾患は神経内科の扱う領域のうちで最も神経内科らしい部分を占めている.言うまでもなく筋・末梢神経系は主に四肢・体幹や胸腹部に位置し,筋炎・末梢神経炎・腫瘍・遺伝性疾患などの神経筋固有疾患のみでなく,それらの部位の内科疾患に呼応した各種の症候・病態を示す.結合織病・リウマチ性疾患や血管炎,糖尿病に代表される内分泌代謝疾患,肝・腎・血液疾患に伴う各種合併症など枚挙にいとまがない.これまでに脳脊髄疾患については研修医・神経内科専門医向けの優れたケーススタディ本があるが,不思議なことに神経筋疾患に関してはまとまった本は出版されていない.特に神経筋疾患に関する電気生理と生検病理診断のエキスパートが共同で表した本は未だない.本書を作成しようとした意図の一つはそこにある.しかし,もう一つには,今後の高齢化社会や病院・施設・在宅へと多極化する医療に向けた卒後研修や総合内科・総合診療の専門医教育において神経筋疾患のケーススタディは避けて通れない重要な課題であると確信するからである.また,電気生理,画像,血液生化学,組織検査に携わる検査医学領域の医師やコメディカルに対してもその検査依頼の背景にある疾患やケーススタディの流れ・帰結の把握は極めて有用なフィードバック研修・生涯教育につながるものと考える.

本書は大きく,①末梢神経および筋疾患の検査・診断と②主要疾患のケーススタディの2 部に分け10 人の共同執筆者にそれぞれの専門の検査診断領域と症例提示を担当していただいた.執筆者の大半はかつての京都大学神経内科神経病理・神経免疫研究室の仲間であり,そのうちの末梢神経病理部門のヘッドだった岡伸幸先生と筋病理部門のヘッドだった中野智先生には共同編集にも加わってもらった.電気生理研究室出身の小島,浅沼両先生には神経筋の電気生理について担当して頂いた.また滋賀医科大学の安田斎先生には先生の専門領域である糖尿病性ニューロパチーについて快く執筆に加わって頂いた.ここに共同執筆者の先生方に深謝申し上げます.

冒頭にも述べましたが,本書は神経筋疾患の教科書・手引書として他に例を見ない体裁と内容を備えており,必ずや医学教育や実臨床の現場で役に立つものと信じます.


2015年 3月吉日
秋口 一郎

目次

Ⅰ ベッドサイドの診断

1 神経筋疾患診察の手順

Ⅱ 神経筋の検査と診断

1 神経電気生理

2 末梢神経病理

3 末梢神経血液生化学・髄液検査

4 ガングリオシド抗体・末梢神経遺伝学的診断

5 糖尿病性ニューロパチーの診断

6 神経筋疾患の免疫・画像検査概説

7 筋電気生理

8 筋病理学的診断

9 神経筋接合部疾患の免疫診断

10 筋疾患遺伝子診断のエッセンス

11 痛みとしびれの診断

Ⅲ 症例診断

1 絞扼性神経障害

2 腕神経叢を標的とした免疫性ニューロパチー

3 POEMS症候群

4 血管炎性ニューロパチー(1)

5 血管炎性ニューロパチー(2)

6 Guillan-Barre症候群

7 慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー

8 Fisher 症候群

9 遺伝性ニューロパチー

10 糖尿病性ニューロパチー

11 リウマチ性多発筋痛症

12 重症筋無力症およびLambert-Eaton症候群

13 筋萎縮性側索硬化症

14 多発筋炎

15 封入体筋炎

16 周期性四肢麻痺

17 筋強直症候群(ミオトニー症候群)

18 ミトコンドリア脳筋症

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書籍情報

  • ISBN:9784765316347
  • ページ数:212頁
  • 書籍発行日:2015年4月
  • 電子版発売日:2016年10月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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