図解 耳鼻咽喉科

  • ページ数 : 232頁
  • 書籍発行日 : 2011年1月
  • 電子版発売日 : 2012年1月28日
¥5,060(税込)
ポイント : 92 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

ビジュアル感覚で学ぶ耳鼻咽喉科の“虎の巻”!「図解 耳鼻咽喉科」が電子書籍となりました。
本書は
 1)耳鼻咽喉という領域を要領よく概観できる,
 2)試験にも十分対応できる,
 3)自分でさらに詳しく調べてみるための手掛かりとなる,
などの条件を満たしており、さらに電子版では他コンテンツとの串刺し検索・リンク表示、文献参照などにより、立体的に参照いただけます。
講義や臨床実習のまとめにオススメです!

序文

本来大学教育の目的は学生にいろいろな知識を詰め込ませるというより,むしろ学ぶことの楽しさを覚えさせ,そして,自分で調べたり,考えたりすることができるようにさせることであろう.しかし,現実には覚える内容があまりに多い上に,日々進歩する学問を反映して知識もますます増えていく.その意味からは効率よい学習法を習得させる必要もある.

耳鼻咽喉科は本書中でも述べたように「首から上で脳と眼球以外の全ての領域」を内科的観点からも外科的観点からも扱う科である.教科書というと,古くから切替「新耳鼻咽喉科学」がバイブルとして存在してきた.内容的には専門医レベルまでカバーしており,この内容を理解すれば知識に限れば耳鼻咽喉科専門医と肩を並べる.しかし,一般の学生や他科医師,医師以外の医療従事者にそのレベルを期待することはできない.耳鼻咽喉科という領域を要領よく概観でき,試験にも十分対応できて,しかも自分でさらに詳しく調べるための手がかりとなるためには,記述は簡潔で,写真や図を豊富に採り入れた教科書が有用であろう.そんな目的で作ったのが本書である.

AmazonのKindleやAppleのI Padなどの登場により,世の中では電子書籍化が急速に進んでいる.小中学校用の教科書でもそろそろ電子化が具体化しているこの頃である.だから,本書も電子媒体にしてもよかった.しかし残念なことに「図解」シリーズが既に紙媒体として発行されてきており,本書もその一環として発行せねばならないのである.今後は電子媒体への移行,あるいは併走も期待したい.

本企画では執筆陣を,診療を日常豊富にこなしており,若手の指導に熱意を持ってあたっている,浜松医科大学,埼玉医科大学,帝京大学,京都府立医科大学,自治医科大学の5大学の教員で構成した(他に1名協力を求めている).内容は,臨床において必須な項目に絞り込み,記載も無駄をできるだけ省いたが,重要なものは強調するというスタイルを取った.項目ごとに,まず要点を箇条書きで示し,重要用語を解説し,見開きの対応ページには図や表での説明を入れ,読者の効率よい理解が得られることを期待した.

本書の発案をされ,発刊にご尽力頂いた金芳堂 市井輝和社長と編集部の三島民子氏に深甚なる感謝を捧げたい.


2010年 10月

編者代表 市村 恵一

目次

I部 耳鼻咽喉科学とは

1.耳鼻咽喉科・頭頸部外科とは

2.基本的診察法

3.診察に用いる道具

4.正常局所所見

5.画像検査総論

II部 耳科学

1.外耳・中耳の解剖と生理

2.内耳の解剖

3.内耳の生理

4.聴覚検査法

5.平衡機能検査法

6.耳科学における画像診断

7.耳介・外耳道疾患

8.外耳・中耳の形態異常

9.急性中耳炎・滲出性中耳炎

10.慢性化膿性中耳炎

11.真珠腫性中耳炎

12.耳硬化症

13.顔面神経疾患

14.感音難聴総論

15.突発性難聴

16.遺伝性難聴

17.小児の難聴

18.人工内耳(脳幹インプラントを含む)

19.聴神経腫瘍

20.めまい総論

21.メニエール病

22.良性発作性頭位めまい症

23.前庭神経炎

24.中枢性めまい

25.心因性めまい

III部 鼻科学

1.鼻腔の解剖

2.副鼻腔の解剖

3.鼻腔の機能

4.鼻科検査法

5.鼻副鼻腔画像

6.鼻炎とその分類・鼻せつ

7.アレルギー性鼻炎

8.アレルギー性鼻炎(診断・治療)

9.鼻中隔の病変

10.鼻出血

11.後鼻孔閉鎖,顔面奇形

12.急性鼻副鼻腔炎

13.慢性副鼻腔炎

14.慢性副鼻腔炎の合併症,特殊な型

15.副鼻腔嚢胞

16.副鼻腔良性腫瘍,副鼻腔真菌症,鼻茸

17.副鼻腔悪性腫瘍

18.顔面骨骨折

19.嗅覚障害

20.鼻副鼻腔手術

IV部 口腔咽頭科学

1.口腔・咽頭の解剖

2.口腔・咽頭の検査法

3.口腔の奇形

4.口腔の炎症性疾患

5.口唇および口腔癌

6.味覚障害

7.唾液分泌異常(口腔乾燥症,唾液分泌過多症)

8.唾液腺の炎症性疾患

9.唾液腺腫瘍

10.咽頭炎

11.咽頭の神経障害

12.アデノイド増殖症とアデノイド切除術

13.扁桃炎

14.睡眠時無呼吸症候群

15.口蓋扁桃摘出術

16.上咽頭腫瘍

17.中咽頭腫瘍

18.下咽頭腫瘍

19.嚥下のしくみと評価

20.嚥下障害の治療

V部 喉頭科学

1.喉頭の解剖

2.喉頭の機能

3.喉頭の検査法

4.喉頭の先天異常

5.喉頭炎

6.急性喉頭蓋炎

7.声帯ポリープと類似疾患

8.喉頭嚢胞

9.喉頭乳頭腫

10.声帯麻痺

11.喉頭癌

12.喉頭外傷

13.喉頭微細手術

14.喉頭全摘出術

VI 頸部/気管食道科学

1.呼吸困難(気管切開・輪状甲状靭帯切開など)

2.異物症(気管支異物・食道異物)

3.頸部神経鞘腫・頸動脈小体腫瘍

4.甲状腺腫

5.副甲状腺腫瘍(原発性,続発性)

6.正中頸嚢胞

7.側頸嚢胞・側頸瘻

8.皮様嚢胞(類皮嚢胞)

9.血管腫・リンパ管腫

10.頸部リンパ節腫脹

11.乳び漏

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:39.8MB以上(インストール時:86.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:159.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:58.8MB以上(インストール時:147.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:235.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784765314640
  • ページ数:232頁
  • 書籍発行日:2011年1月
  • 電子版発売日:2012年1月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。