ユキティの「なぜ?」からはじめる救急MRI

熊坂 由紀子 (著)

株式会社 メジカルビュー社

282 頁  (2019年4月)

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リリース日: 2019年08月28日

頻度の高い救急疾患を中心に「なぜこういう画像になるのか」という疑問にひとつずつ丁寧な解説。

すべてのMRI画像には「こういう信号強度になる」理由がある。臨床の現場に必要なMRIの原理についても,著者渾身の「絶対に理解できるまで噛み砕いた文章」とシェーマで記載している。

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すべてのMRI画像には「こういう信号強度になる」理由がある。本書では頻度の高い救急疾患を中心に「なぜこういう画像になるのか」という疑問にひとつずつ丁寧な解説を加え,確かな読影力の獲得に結びつけている。臨床の現場に必要なMRIの原理についても,著者渾身の「絶対に理解できるまで噛み砕いた文章」とシェーマで記載している。


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この本を手にしてくださった方へ

臨床MRIが日本に導入された頃,病院実習で矢状断像なるものを初めてみてて「これはすごいことだ」と思ってから,はや35年。画質の向上とともに,ちょっと目を離した隙にさまざまな撮像法が登場しました。日本は今や人口あたりのMRI装置保有数が世界一ですが,画像診断医は不足しています。特に救急では,現場の研修医や専門領域以外の各科医師がやむなく自己流に読み,漠然と進みかねないのも現状です。読影術は,放射線科の先輩から後輩にOJT(on the job training)として伝えられてきた部分がありますが,もはやマンツーマンでは教えきれず,科内にとどまっていても間に合いません。

本書では,頻度の高い救急疾患を中心にMRIの特異な能力を発揮するための読影の基本を伝えようと心がけました。また,臨床の現場に必要なMRIの原理については,数式にもがきながらも,国語力とシェーマで食らいついてきた筆者の経験を基に記載しています。

CTとMRIは,もはやスクリーニングとして使われ,今も日本のどこかから「とりあえずCT!MRI!」の声が聞こえそうです。しかし多くの放射線科医がいいたいことだと思いますが,"画像に丸投げ"はやめましょう。画像検査が"青天井"もしくは"底なし沼"的に増えるばかりでなく,診察がおろそかになりかねません。素早く診察して可能性の高いものから否定できないものを挙げ,画像診断をどう取り入れるかが大切です。そして「こういう撮り方をすると,こういう信号強度になるのはなぜか?」というMRIの原理と病態が結びついてきたとき,MRIは強い味方になります。

画像には真摯に向き合いつつ,楽しんで読んでみてください。いつの間にかMRIを読めるようになるはずです。


平成31年3月

岩手県立中部病院放射線診断科長
熊坂 由紀子


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1章 MRIの原理

2章 脳

脳卒中

脳梗塞

脳出血

くも膜下出血

髄膜炎と脳炎

脳腫瘍

そのほかの救急脳疾患

頭部外傷

3章 脊椎

骨と椎間板

脊柱管と脊髄

4章 骨軟部

5章 腹部・骨盤部

腹部

婦人科救急疾患

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