教えて!ICU Part2 集中治療に強くなる

  • ページ数 : 230頁
  • 書籍発行日 : 2015年2月
  • 電子版発売日 : 2018年10月19日
¥4,180(税込)
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商品情報

内容

レジデントノート誌の人気連載の単行本化,待望の2巻目!

モニタリング、循環、外傷・手術など…「教科書に載っていない,でも日頃気になっているアレ」をテーマに、研修医目線でやさしく噛み砕いて教えます。

■教えて!ICU 集中治療に強くなる  Part1 / Part3

序文

はじめに

私が集中治療医学に足を踏み入れた当時は集中治療に関する書籍は少なく,教科書といえば唯一Paul L. Marino先生の「The ICU Book」がありました.わかりやすく解説されており,すみからすみまで読みつくした記憶があります.そして私もいつか集中治療医学を極めて,「ICU Bookみたいな本を書いてやるんだ」という野望を抱きました.時が経って,このように本を執筆する機会が得られました.本書はICU Bookの足元に少しも及びませんが,わかりやすいという点ではちょっとは負けていないと思っています.

本書は教科書でもなくマニュアル本でもありません.したがって集中治療の初学者には向いていませんが,少し集中治療を経験をしたのちにその臨床現場で必ずぶち当たる壁を解説していきました.もちろん臨床現場で壁にぶつかった際には指導医に聞いてみたり,自分で論文を探して読んでみることも大事です.でも大概そのような壁は論文を探しても,「正しい」答えは存在していません.誰にもわからないというのが本当のところなのですが,日々重症な患者さんと対峙する私たちは何かしらの方針を決めていかなければなりません.その「わからない」という事実を共有し,読者の皆様が方針を決める際に少しでも参考になればという気持ちで本書は書かれています.

今回も「教科書に載っていない,でも日頃気になっているアレ」がテーマです.2013年に「教えて!ICU 集中治療に強くなる」のPart1を出してから,さまざまな方面からご好評いただき,Part2をお届けできることになりました.今回も雑誌「レジデントノート」での連載に加えて,新しい項目を大幅に追記してボリュームアップしています.集中治療医学はとてもエキサイティングで幅広く,常に刷新されていくので,本書でもまだまだ足りない部分は多いですが,そこはご容赦下さい.本書が読者の皆様のお役に立てることを期待します.

最後に執筆の機会を与えて下さり,終始励ましのお言葉をいただいた羊土社編集部の保坂早苗氏,林 理香氏ならびにスタッフの皆様に心よりお礼申し上げます.


2015年1月
ICU横の医局にて当直入りの夕日を眺めながら


さいたま赤十字病院 救命救急センター・救急医学科
早川 桂

目次

第1章 教えて! バイタル・モニタリング

1. ICUでの体温と非感染性発熱の原因

2. 頭蓋内圧亢進症でのICPモニタリング

3. ICUでのスコアリングいろいろ

第2章 教えて! 呼吸

1. 抜管後喉頭浮腫と気管切開チューブの選択

2. 酸素療法のいろいろ

3. 重症呼吸不全のVV-ECMO管理

第3章 教えて! 循環

1. 水分volumeの評価方法とは?

2. アルブミン製剤(膠質液)の有効性

3. ICUでのドキドキ(頻脈性不整脈)への対応

第4章 教えて! 腎・感染・凝固

1. 急性腎傷害(AKI),利尿薬は有効か?

2. エンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)Yes or No?

3. DICと抗凝固薬 (1)まずはDICの基本をおさえておこう

4. DICと抗凝固薬 (2)病態に合わせた薬の使い方

第5章 教えて! 外傷・手術

1. 傷に対する予防的抗菌薬

2. 胸腔と腹腔のドレーン

3. Damage Control Surgeryと腹部コンパートメント症候群


column

酸素ボンベの残量

災害医療について

病棟でのチョコレートの生存期間に関する観察研究

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書籍情報

  • ISBN:9784758117630
  • ページ数:230頁
  • 書籍発行日:2015年2月
  • 電子版発売日:2018年10月19日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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