
Surviving ICUシリーズ 重症患者の治療の本質は栄養管理にあった!
真弓 俊彦 (編)
株式会社 羊土社
294 頁
(2014年10月)


栄養管理の考え方が変わると、治療がもっとうまくいく!
経腸栄養や静脈栄養をいつどのように開始するか?免疫調整剤は使うべきか?
下痢の時はどうする?病態ごとの栄養管理では何をすべきか?など
ガイドラインやエビデンスをふまえて基本から解説!
>Surviving ICUシリーズ 重症患者の痛み・不穏・せん妄 実際どうする? はこちら
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製品説明
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AndroidOS 5.0 以降 |
原則、国内キャリア経由で販売される端末につきましてはサポートする方針で対応を行っております。端末固有の問題が発生した場合には実機を入手し動作確認を行います。なお国内キャリア経由の販売であっても、Google Play Store非対応の端末ではアプリ本体のダウンロードがいただけないため、お使いいただけません。 | |
外部メモリ:47.1MB以上(インストール時:117.8MB以上) *コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。 *コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 *AndroidOSでの導入方法の詳細は こちら |
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iOS 5.0 以降 |
対応機種: iPad 、 iPod touch第4世代 、 iPad Air 、 iPad Air2 、 iPad mini 、 iPad mini 3 、 iPad mini 4 、 iPad mini Retina 、 iPad2 、 iPad第3世代 、 iPad第4世代 、 iPhone4 、 iPhone4S 、 iPhone5 、 iPhone5c 、 iPhone5s 、 iPhone6 、 iPhone6 Plus 、 iPod touch第5世代 | |
外部メモリ:26.3MB以上(インストール時:57.1MB以上) *コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。 *コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher 2.3.0以降が必要です。 *iOS/iPhoneOSでの導入方法の詳細は こちら |
重症患者の治療で迷う「どんな栄養素を,どのくらい,いつから投与するか?」を各国のガイドラインやエビデンスをふまえて基本から解説.栄養管理の考え方が変わると,治療がもっとうまくいく!
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序
私は消化器外科出身ということもあり,以前からバクテリアルトランスロケーションや栄養には非常に興味があり,救急,集中治療の分野に移った後も,重症患者の栄養管理は患者管理の基本と考え,積極的にかかわってきた.また,20 年近く,ポリクリ学生や若手医師に輸液や栄養を教えてきた.
American Society for Parenteral and Enteral Nutrition(ASPEN)は1980 年代からエビデンスに基づいたガイドラインを作成してきており,大いに参照してきたが,その後に発表された多数のガイドラインも含め,その表記は非常に曖昧で十分には満足できるものではなく,実臨床では自分でさらに工夫しながら行ってきた.
そのような過程で,栄養に関する書籍を編集させていただける機会をいただけたので,この機会に,栄養の基本だけではなく,今まで疑問に思ってきた多数の詳細な点や実際にどう行うべきかを明確に記載いただく企画とした.また,記載に際して,どこまでわかっていて,どれくらい確かであるか(信憑性があるか)について明確に記載いただいた.依頼原稿にもかかわらず,複数回の大幅な書き換えをお願いした執筆者の方々にはこの場をお借りし謝罪致したいが,そのお陰で,今までにない,栄養の書籍となったと自負している.
この1冊で,栄養に関しての現時点でのエビデンスを把握できるだけではなく,これらに基づいて専門家が実臨床でどのように行っているかを理解いただけると思う.この書籍によって栄養での最良の知見を理解いただき,実臨床での患者管理に役立てていただき,救いえる重症患者を一人でも多く救っていただければ本望である.また,栄養に関してのエビデンスは決して十分でないことを理解いただき,臨床での課題や問題点が明らかにされ,次なるリサーチを行っていただき,さらなる診断や治療法の開発の契機となれば,望外の喜びである.
2014年10月
真弓俊彦
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第1章 栄養での評価指標
1. 救急,重症患者での栄養評価【堤 理恵/西村匡司】
2. 推定式を用いたエネルギーの予測 activity factor, stress factor の利用法と栄養素の考え方【木下浩作】
3. 投与経路はどのように選択するのか?【伊佐泰樹/蒲地正幸】
4. 間接熱量測定法の基本原理【海塚安郎】
5. 間接熱量測定法はどのように使用すべきか【海塚安郎】
第2章 栄養剤の種類,特性
1. 経腸栄養剤の種類と選択【山口順子】
2. 静脈栄養製剤,アミノ酸製剤の種類と選択【石橋生哉】
3. 脂肪乳剤の種類と選択【福島亮治】
4. 微量栄養素 ビタミンと微量元素【永田 功】
Column 1 思わぬビタミンK欠乏症【岡本好司】
第3章 栄養療法の実際
1. 経腸栄養の開始基準と投与計画【井澤純一】
2. 静脈栄養の開始基準と投与計画【江木盛時】
3. 免疫調整栄養剤の使用方法 ~どの疾患で,どのように~【東別府直紀】
4. ICU 患者の腸内細菌叢・腸内環境の変化とプロ/プレ/シンバイオティクス療法【山田知輝/清水健太郎/小倉裕司】
5. 栄養ガイドラインの比較 各国ガイドラインの特徴と相違点【山田 勇/小谷穣治】
6. 侵襲下の栄養管理に不可欠な基礎知識【寺島秀夫】
第4章 特殊な栄養療法
1. ICU管理が不要な術後栄養管理の実際【寺島秀夫】
2. ICU管理が必要な術後栄養管理の実際【寺島秀夫】
3. 急性呼吸不全の栄養管理【志馬伸朗】
4. 急性腎不全の栄養管理【田口瑞希/植西憲達】
5. 糖尿病,耐糖能異常の栄養管理【井上茂亮】
6. 肝不全,肝機能障害の栄養管理【苛原隆之/佐藤格夫/邑田 悟/川嶋秀治】
7. 重症急性膵炎の栄養管理 重症急性膵炎の経腸栄養療法施行には既成概念の打破が必要である【染谷一貴/真弓俊彦】
8. 熱傷の栄養管理【白井邦博】
9. 栄養療法施行時の電解質異常の補正【柴田純平/西田 修】
10.【末梢からの中心静脈栄養 PICC の挿入法【井上善文】
第5章 「これは困った!」というときの対処法
1. 経腸栄養が胃内から排出されない,蠕動運動低下時の対処法【長田圭司/蒲地正幸】
2. 消化管出血時の対処法【巽 博臣/後藤京子/升田好樹】
3. 下痢のときの対処法【寺坂勇亮/真弓俊彦】
Column 2 refeeding syndromeではここに注意【大谷 順】
付録 栄養剤の分類および参考サイト情報【真弓俊彦】