必ず診療に役立つ スポーツ傷害の画像診断

  • ページ数 : 253頁
  • 書籍発行日 : 2013年11月
  • 電子版発売日 : 2014年8月8日
¥6,930(税込)
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商品情報

内容

スポーツ傷害ならではの診断・撮影の基本と読影のポイント、治療方針の考え方と患者への上手な説明。

スポーツ傷害の画像診断に強くなる!野球やラグビーなど、多様なスポーツによる全身の疾患画像が満載で、読影のコツとポイントがよくわかる。治療方針の考え方や、復帰を見据えた患者説明の要点も簡潔に解説!

序文

今回のタイトルを「必ず診療に役立つスポーツ傷害の画像診断」としました.スポーツ診療にかかわる医師は,医療面接(問診)や診察(身体所見)である程度疾患は予測できますが,確定診断,鑑別診断,治療方針の決定や治療後の評価に画像診断は必要不可欠です.一方,MRIなど画像機器の進歩は目覚しく,診断技術も向上していますが,そのため医療面接や身体所見を十分とらずにMRIなどの結果のみで診断し,主病因の診断を誤ることがあります.

そこでこの度,本書「必ず診療に役立つスポーツ傷害の画像診断」では,実臨床で役立つようスポーツ傷害の画像診断におけるモダリティ別の特徴,特有の診断・画像撮影の基本と読影のポイントをまとめていただき,診断に際してのTIPSやPitfallなどに陥らないように執筆していただきました.さらに治療方針の考え方と患者への上手な説明をコンパクトにまとめ日常診療で役立つ書となるよう編集しました.

第1章では画像診断の基本として,スポーツ傷害を画像診断する際の特徴や注意点について概説していただきました.第2章では効果的な撮影法として,モダリティや撮影法の特徴,TIPS,Pitfallに陥らないための診断方法を取り上げました.第3章は,スポーツ傷害に関し,部位ごとに代表的疾患や見逃しやすい疾患について,疾患のポイント,画像の提示・画像所見のポイント,臨床所見,鑑別診断を簡潔に記載していただき,さらに治療方針と患者への説明を加えることで実臨床でのハンドブックとなるようにしました.また,本書では「Q&A」を加えることで,知識の整理に加えより広い視野で疾患の診療の手助けになるようにしました.ただ,紙面の制約上,とりあげることのできなかった疾患がありますことを御容赦ください.

執筆は現在,臨床の最前線で活躍されています指導医の方々にお願いしました.

本書は整形外科医のみならずスポーツ診療に携わる医師やメディカルスタッフを含めた医療関係者すべてにも役立つものと考えています.さらに本書はスポーツにあまりかかわることの少ない先生にも診療の一助となり整形外科医(スポーツドクター)にコンサルトする際の手近な参考書として利用していただけるものと思います.

最後に執筆いただいた先生方には,ご多忙のなか決められた原稿構成にしたがって執筆していただいたため,大変ご苦労をお掛けしたと拝察致しております.本書にご執筆いただいた先生方にあらためまして深謝するとともに,本書籍が常に診療の傍らに置かれ読者の皆様方の臨床に即役立つことを祈念し序文の挨拶と致します.


2013年 9月

宮崎大学医学部整形外科
帖佐 悦男

目次

第1章 スポーツ傷害(外傷・障害)の画像診断について

1.画像診断におけるスポーツ傷害の特徴

2.年齢別の画像診断における注意点

第2章 効果的な撮影法

1.モダリティ別の特徴

2.疾患ごとに有用な撮影法

3.画像診断の遅れとその対処

第3章 画像診断

§1 脊椎

A)頚椎の傷害

1.Klippel-Feil症候群に伴う脊髄損傷

2.頚椎椎体破裂骨折,脊髄損傷

3.頚椎椎間板ヘルニアに伴う脊髄症

B)胸椎・腰椎の傷害

1.胸腰椎損傷

2.腰椎分離症

3.腰椎椎間板ヘルニア

§2 肩関節(鎖骨含む)・上腕

A)肩関節(鎖骨,胸骨含む)の外傷

1.胸鎖関節後方脱臼

2.肩関節前方脱臼

3.鎖骨骨幹部骨折

4.大結節不顕性骨折

B)肩関節の障害

1.外傷性肩関節前方不安定症

2.SLAP病変,腱板関節面断裂

3.リトルリーグショルダー

4.ガングリオンによる肩甲上神経麻痺

C)上腕の傷害

1.上腕二頭筋長頭腱断裂

2.上腕骨骨幹部骨折(投球骨折,腕相撲骨折)

§3 肘関節・前腕

A)肘関節の傷害

1.離断性骨軟骨炎

2.変形性肘関節症

3.上腕骨外側上顆炎

4.肘関節脱臼

5.上腕骨遠位端関節内骨折

B)前腕の傷害

1.交差点/腱交差症候群

2.上腕二頭筋腱遠位皮下断裂

§4 手関節・手

A)手関節の傷害

1.TFCC損傷

2.舟状骨骨折

3.橈骨遠位端骨折

B)手・手指の外傷

1.有鉤骨鉤骨折

2.中手骨骨折

3.指節骨骨折

§5 骨盤・股関節・大腿部

A)骨盤の外傷

1.骨盤部裂離骨折(下前腸骨棘裂離骨折,上前腸骨棘裂離骨折,坐骨結節裂離骨折)

B)股関節の障害

1.股関節唇損傷

2.大腿骨頭すべり症

C)大腿部の外傷

1.大腿四頭筋筋挫傷

§6 膝関節

A)膝関節の外傷

1.膝前十字靭帯損傷

2.膝内側側副靱帯損傷

3.膝半月(板)損傷

B)膝関節の障害

1.離断性骨軟骨炎

2.有痛性分裂膝蓋骨

3.Osgood-Schlatter病

4.腸脛靱帯炎

§7 下腿

● 下腿の障害

1.疾走型脛骨疲労骨折

2.シンスプリント

3.腓骨疲労骨折

§8 足関節・足

A)足関節の障害

1.距骨骨軟骨病変(離断性骨軟骨炎)

2.アキレス腱付着部障害

3.足関節前方・後方骨性インピンジメント

B)足・足趾の障害

1.副骨障害,種子骨障害

2.足根骨癒合

3.足部の疲労骨折

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書籍情報

  • ISBN:9784758111768
  • ページ数:253頁
  • 書籍発行日:2013年11月
  • 電子版発売日:2014年8月8日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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