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- 症例で身につける消化器内視鏡シリーズ 大腸EMR・ESD
商品情報
内容
こんな方におすすめの書籍です!
・これから大腸内視鏡治療をはじめたい
・大腸の様々な病変での、ポリペクトミー・EMR・ESDの適応の見極め方を知りたい
・安全で見逃しのない術前・術後管理を行いたい
電子書籍版では、全文・串刺検索や南山堂医学大辞典へのリンクなど便利な機能を搭載。立体的な参照を可能にしました。
序文
序
大腸癌の罹患率は年々増加しており,内視鏡による大腸腫瘍の治療はますますその需要と重要性を増している.大腸腫瘍の内視鏡診療において重要なのは「内視鏡挿入手技・診断学・治療手技の3つ」であり,どれが1つ欠けてもきちんとした診療は成立しない.大腸内視鏡がスムーズに挿入できなければ,正確な診断や治療ができるはずがないし,内視鏡の挿入手技を習得できても,正しい診断学が身についていなければ正しい治療法の選択はありえないからである.もちろん治療手技が未熟であれば十分な治療はできない.
臨床の現場で大腸腫瘍を発見しても,正しい治療法が選択され正しく治療されなくては完全な内視鏡診療は成り立たない.近年の内視鏡治療手技の進歩は著しく,多くの内視鏡医がEMRやESDなどの治療手技を一生懸命勉強しており,学会のビデオシンポジウムや各地の内視鏡ライブデモンストレーションが盛んである.しかし,もっと身近で日々内視鏡治療手技の習得することに役立つ教材が望まれている.
このような背景のもとで,後期研修中の若い先生,あるいは後期研修以降で勉強しようと意欲のある先生が,最先端の内視鏡治療学を実践的にマスターするために必要な入門書を企画させて頂いた.
本書は内視鏡治療学のテキストであるが,まず,その基本となる術前診断学や各種内視鏡治療手技の適応と選択基準,偶発症の問題などを,EMR/ESDを中心に執筆者の知りうるコツとピットフォールを包み隠さずわかりやすく画像を多く取り入れ解説していただいた.
本書の最大の特徴は,Case Study(問題形式:Q & A)でより実践感覚が身につくよう工夫したことであり,病変の性質や状況に応じた正しい治療手技の選択と,その手技の解説を重要項目やポイント,鑑別診断,参考症例などを盛り込み解説されている.本書の内容はきわめてわかりやすく,内視鏡治療に携わる先生がくり返し熟読して下されば,必ず明日からの診療のお役に立つものと確信している.本書が内視鏡診療に日夜研鑽を積まれている若い先生方の座右の書となれば望外の喜びである.
なお,大腸腫瘍の診断に関しては,本書の姉妹書として「症例で身につける消化器内視鏡シリーズ 大腸腫瘍診断」が初心者から中級者の方を対象に発刊されており,基本から実際の症例検討およびその解説までかゆいところまで手の届いた実戦用参考書なので,これもぜひ購読されたい.
最後に,大変お忙しいなか快く執筆をお引き受け下さった先生方に厚く御礼申し上げるとともに,このような時を得た企画を組む機会を与えて下さった羊土社・鈴木美奈子氏と佐々木幸司氏に感謝する次第である.
2008年 初秋
広島大学病院 光学医療診療部
田中 信治
目次
序
基礎編−手技のコツとポイント−
第 1 章 治療法選択のための術前内視鏡診断
第 2 章 EMRとESDの適応
第 3 章 EMR/ESDの実際と基本手技〜コツとピットフォール
(1) EMRのコツとピットフォ−ル
(2) 分割EMR(EPMR)のコツとピットフォ−ル
(3) ESDのコツとピットフォ−ル
第 4 章 偶発症対策
実践編−Case Study:Q & A−
第 1 章 内視鏡治療法の選択とその手技の実際~polypectomy,EMR,EPMR,ESD,外科手術のどれを選択するか?~
第 2 章 太い茎を有する有茎性病変の切除とその手技の実際
第 3 章 ひだにまたがる病変の切除のコツと手技の実際
第 4 章 non-lifting sign陽性の評価と対応
第 5 章 線維化を伴う病変の切除とその手技の実際
第 6 章 肛門に接する病変の切除とその手技の実際
第 7 章 SM浸潤癌が疑われる病変の取り扱い,切除とその手技の実際
第 8 章 大きくて一括EMRで切除できない場合の切除とその手技の実際
第 9 章 切除標本の病理学的根治度診断の実際
第 10 章 出血が生じた場合の対応・処置・術後管理
第 11 章 穿孔が生じた場合の対応・処置・術後管理
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書籍情報
- ISBN:9784758110358
- ページ数:325頁
- 書籍発行日:2008年10月
- 電子版発売日:2012年3月31日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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