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科学論文のミスコンダクト

山崎 茂明 (著) 

丸善出版 株式会社

160 頁  (2015年5月)

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eBook Price(ダウンロード販売): ¥2,592 (税込) 

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リリース日: 2016年03月04日

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「ねつ造」「改ざん」「盗用」といわれない論文の書き方とは?

特に近年、研究者の不正行為事件が続発し、研究を行う主体の公正さが問われるようになってきました。
本書では、科学の不正行為と、解法としての発表倫理教育の提案に力点をおきながら、レフェリーシステムの再考やオーサーシップの正しい理解などの具体的な話題を解説しています。
自然科学だけでなく人文科学や社会科学領域の研究者にもおすすめの1冊。

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ねつ造、改ざん、盗用...といわれない論文の書き方とは?責任あるオーサーシップとは?


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まえがき

研究不正をテーマに講演を行う際,不正行為でなくミスコンダクトという言葉を使うことにしている.不正行為という言葉で話すと,話す側と聞く側に無用な緊張が生まれてしまうからである.科学研究をめぐる環境の悪化を明らかにし,その改善を目指してともに協力することが本意である.

ミスコンダクトに,どう向き合うべきかを考えると,誰もが罹患する可能性がある「病気」であり,「ある」を前提として取り組むことを提案する.成功した科学者のなかには,ミスコンダクトの存在を認めない人もいるが,否定してしまえば対策を考えることができない.ミスコンダクトは,感染症であり,個人への薬物介入だけではなく,環境への公衆衛生学的な介入が必要である.

本書は,発表倫理の視点からミスコンダクトへの解決方法を提案し,特にオーサーシップに焦点をあてている.取り上げたテーマは,講演会や学外講義での質疑応答や,読者からの感想メール,報道機関からの取材,そして絶えることなく報じられた研究不正事例から生み出された記録である.

1995 年の科学技術基本法の成立を受け,日本は科学技術創造立国を目指し,研究活動においてフロントランナーになることを宣言した.しかし,その11 年後の2006 年,日本は論文生産数において中国に追い抜かれ,20 年以上維持してきた論文生産数世界第2 位の位置を失った.さらに,STAP 細胞ねつ造事件をはじめ,東京大学分子細胞生物学研究所の論文不正,東邦大学元麻酔科准教授による172 編の論文ねつ造,ディオバンの臨床研究不正など,マスコミを賑わす研究不正事件が近年連続して起きた.論文生産数の低下だけでなく,不正論文事件の頻発は,日本の科学研究への信頼性を根底から揺るがした.

科学技術基本法成立後,1996 年に科学技術基本計画が策定され,関係省庁は施策を競った.この状況下で,科学研究活動を支援する基盤整備が要請され,種々のデータベース開発のあり方について方策が問われ,根岸正光教授(国立情報学研究所)を中心に助成研究が行われた.そこでの3 年間にわたる海外データベース機関を中心とした調査の最後に,研究公正局への訪問とミシェル・ラフォーレット教授(ジョージ・ワシントン大学)との面談をプランした.この旅がミスコンダクト研究の重要な一歩になった.その後,ワシントンのジョージタウン大学にあるケネディ記念倫理研究所図書室を毎年訪問し,調査活動を継続した.また,研究公正局(Offi ce of Research Integrity)の主催する第1回の「研究公正をめぐる研究会議」が,2000 年にワシントン郊外のベセスダで開催され,第2 回が2002 年にポトマックで開催された.この二つの会議への参加を通して,新しい研究領域が醸成されていく様子と,そのプロセスの一端に自分がいることも実感した.科学研究のミスコンダクトをめぐる議論が日本で起きることは確かであり,その場面で研究者として,科学界における適切な討議ができるよう材料となる情報を提供したいと考えた.

会議は200 名前後の参加者であり,小規模であるが多彩な人々から形成されていた.医学生命科学の研究者から,宗教学,倫理学,社会学,教育学,法学,図書館情報学といった人文社会科学領域の研究者,さらに学術雑誌編集者,大学管理者,そして政府機関,助成機関,学協会などからの参加があった.さまざまな分野の専門家が,研究不正というテーマと向き合い,ともに学び合おうとしていた.主催する研究公正局のシーツ博士やステネック博士は,熱意を持って取り組んでいた.特に,シーツ博士とは関心テーマが近く,日本で研究不正について講演する際,「公正な科学研究へ向けて」といったポジティブな演題で語るべきであると助言してくれた.こうした研究の結果,2002 年に『科学者の不正行為』(丸善)を刊行した.2005 年には『ORI 研究倫理入門』(丸善)を翻訳出版し,2007 年に『パブリッシュ・オア・ペリッシュ』(みすず書房),2013 年に『科学者の発表倫理』(丸善出版)へと,ミスコンダクトの現状把握から発表倫理にもとづいた解法を,研究環境の改善とともに提起してきた.

本書は,国際医学情報センター発行の医学情報誌『あいみっく』に,2008 年8 月から連載を開始した「論文発表の倫理」の第15 回(2012年)から第27 回(2015 年)までの記事を中心にまとめた.また,『情報管理』(科学技術振興機構)に短期連載した「視点」記事3 点と,『日本医事新報』(日本医事新報社)誌に発表した「ギフト・オーサーシップ」の記事も転載している.なお,本書を刊行するにあたり,用語や表記の統一を図り,重複部分を取り去るなど全体の調整を行った.なお第16 章「研究倫理の教育を始めるために」をまとめるにあたり,九州大学の笹栗俊之教授(臨床薬理学)から助言をいただいた.また,研究倫理をテーマにした講演や講義を行うなかで,問題の所在を示唆されることも多くあった.今後とも会議や講演を通して,新たな気づきと学びを継続させていきたい.

末筆になりましたが,本書の企画から原稿の改良など,編集にご尽力いただいた丸善出版(株)企画・編集部の小林秀一郎氏と松平彩子氏に感謝いたします.

2015 年4 月 横浜にて

山崎茂明


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第1部 問われる発表倫理(発表倫理からのアプローチ;STAP細胞論文のゆくえ;ミスコンダクトへの視点)

第2部 わが国の英文論文発表の課題(医学領域における日本からの英文論文発表の全体像;医学・生命科学領域における国内英文誌の国際性;撤回される麻酔科論文172編の波紋)

第3部 混迷するオーサーシップ(メガ著者数論文の出現;共著者の順番はどのように決めるのか;ギフト・オーサーシップ;オーサーシップの考えを変える時だ)

第4部 論文発表のミスコンダクト(盗用を考える;会議での重複演題発表はどこまで許されるか;サラミ論文、LPU、Imalas;看護分野の撤回論文から見たミスコンダクト)

第5部 発表倫理の展開(レフェリーシステムを考える;研究倫理の教育を始めるために;引用句から発表倫理を考える)

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