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科学者の発表倫理 不正のない論文発表を考える

山崎 茂明 (著)

丸善出版 株式会社

160 頁  (2013年6月)

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リリース日: 2018年04月13日

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論文発表における不正行為(ミスコンダクト)の実態と影響を可視化。

科学研究者の「論文発表の倫理」に焦点を絞った、公正な論文発表を目指す人々のための執筆ガイド。ミスコンダクトは当事者の問題、研究者間の問題にとどまらないことを、具体例をあげながら解説しています。

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これまでは研究論文における倫理はそれぞれの研究者の倫理観に任されてきたが、近年、研究者の置かれる立場、ひとつの研究に携わる人数が増えたことなどにより、個人による倫理観だけでは対応できない場面も生じている。本書「科学者の発表倫理」は、公正な論文発表を目指す人々のための執筆ガイドとして、論文発表における不正行為(ミスコンダクト)の実態と影響を可視化して、ミスコンダクトは当事者の問題、研究者間の問題にとどまらないことを、具体例をあげながら解説。


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はじめに

科学研究に,発表は欠かせない.それだけに,科学論文の書き方についての書籍は,数多く刊行されているが,発表倫理に焦点をあてた書籍は,ほとんど刊行されていない.本書は,公正な論文発表を目指す人々のための執筆ガイドである.

19世紀イギリスの科学者マイケル・ファラディ(1791-1867)は,「研究し,仕上げ,発表せよ(work,finish,publish)」(島尾永康訳)という言葉を通し,論文発表を奨励した.20世紀後半,情報洪水の時代となり,研究発表を取り巻く環境の変化のなかで,ロンドンの聖トーマス病院の著名な外科医ノーマン・バレットは,1962年に「発表するか,それとも死か(publish or perish)」と題された講演を米国胸部外科学会で行った.若き外科医に対し,自分のためでなく,同僚や患者へ向けて発表することを求めていた.そして,「発表し,死滅してはならない(topublish and not to perish)」と聴衆へ語りかけた.

研究者は,研究の着想やデザインから,データ収集と分析をへて,さらに考察を加え,最終的に成果を論文にまとめる.論文には再現性を保証する上で必要な情報が記載され,結果の信頼性が担保される.論文発表を通して,研究成果は専門領域の進歩に寄与し,信頼できる知識として社会へ応用されていく.発表なくして,科学研究活動は完結しないだけに,発表倫理(publication ethics)に焦点をあてることで,研究プロセス全体の公正さをチェックできる.研究倫理は,生命科学領域において,1960年代から1970年代に,動物やヒトを対象にした生命倫理(bioethics)として考察され,1980年代になり研究者自身の行動に焦点をあてた研究者倫理や研究行動の公正さという視点が加えられた.研究倫理といえば,ヒトや動物を対象にした問題を思い浮かべるが,研究者の発表プロセスに着目して,研究行動の倫理性や公正さを検討する発表倫理の視点がある.契機は,1980年代以降に頻発し関心を呼んだ科学者の不正行為事件である.

筆者は,2002年『科学者の不正行為』(丸善)を出版し,ミスコンダクト(不正行為)を検討するための基礎資料の提供を試みた.その後,国内でも研究者の不正行為事件が明らかにされ,調査委員会へ招請され,大学院を中心とした研究倫理教育プログラムへも参加した.この過程で感じたことが,研究環境や風土からのアプローチを強める必要性であった.また,研究倫理教育の内容を考える際,発表倫理を重視することが,自然科学だけでなく人文社会科学を含め共通した有効な視点になると考えるようになった.学術研究は発表なくして成り立たないだけに,発表倫理は研究の公正さを集約的に検証する視点になる.2005年には『ORI研究倫理入門』(N.H.Steneck著,丸善)を訳出し,2007年には『パブリッシュ・オア・ペリッシュ』(みすず書房)を出版した.発表倫理の中心テーマは,オーサーシップとレフェリー・システムであり,研究倫理教育プログラムにおいてもコアに位置づけられる.オーサーシップは,研究成果への責任を公言することからはじまるだけに,正しい理解が求められる.しかし,その定義は各研究室のローカル・ルールに基づき,国際的な定義が普及していないのが現状ではないだろうか.レフェリー・システムの再構築も重要であり,審査時の匿名性を廃したオープン・ピアレビューなど検討すべきである.自由な討論や相互批判のできる風土を発展させられるか,科学界は問われている.


本書は,発表倫理をテーマに,5部15章で構成され,公正で責任ある論文発表を実践するための討議ができるよう,実証的なデータも提供している.不正行為への解決方法を,発表倫理の視点から提示するものである.本書の内容は,(財)国際医学情報センターの発行する医学情報誌『あいみっく』に,2008年8月から連載で発表した「論文発表の倫理」を中心にまとめた.この企画は,同誌編集委員の原千延さんから提案され,予定を超えた長期の連載になった.13章は日本薬学図書館協議会機関誌『薬学図書館』(2009年)に発表した「薬学領域における研究者倫理」を転載した.この記事は,2008年11月,九州大学で開催された第20回日本生命倫理学会年次大会での企画シンポジウム「研究者の責任ある行動:利益相反問題を踏まえて」の講演内容でもある.さらに,2006年から始められた大阪大学医学系研究科の機器分析セミナーでの講演「科学研究とその倫理」,2007年度から2012年度に行われた九州大学大学院医学系学府共通科目「医学研究の倫理」(笹栗俊之教授)での講義などを通して,内容を展開することができた.

本書をまとめるにあたり,全体の見直しを行った.また,各章に引用句とリード文を配し,読者に対する内容への導入とした.末筆になりましたが,本書の企画から原稿の査読,書名や各章タイトルの改良などを含め,編集にご尽力いただいた丸善出版(株)企画・編集部の山田悠花氏に感謝いたします.


2013年4月 横浜にて

山崎 茂明


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第1部 情報爆発への警告

1章 不正行為から発表倫理へ

2章 生物医学雑誌への統一投稿規程の誕生

3章 必要な重複発表

第2部 論文の真の執筆者は誰か

4章 イグ・ノーベル賞にみるオーサーシップ

5章 ゴースト・オーサーシップの実態

6章 コレスポンディング・オーサーの役割

7章 オーサーシップのグローバル化

第3部 公正さを欠く論文評価

8章 レフェリー・システムの限界

9章 ネガティブな研究結果は好まれない

第4部 扱い基準のない撤回論文

10章 撤回声明から懸念表明へ

11章 日本論文検索サイト医中誌Webから見た撤回

12章 米国の論文検索サイトPubMedから見た日本の撤回

第5部 生き残るために

13章 利益相反(COI)と産学連携

14章 インパクトファクターから読む学術雑誌出版

15章 研究公正局(ORI)の役割

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