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シリーズ生命倫理学 第10巻 救急医療

有賀 徹, 手嶋 豊 (責任編集)

丸善出版 株式会社

252 頁  (2013年7月)

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リリース日: 2018年05月18日

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救急医療においては、一般医療と比較して患者、医療者の双方に、時間的にも精神的にも余裕のない状況にあることが多く、現場では、専門診療科だけではなく、診療科各職種の協業とさまざまなスタッフによるチーム医療が要となる。本巻では、さまざまな状況下で短時間に適切な医療が求められる救急医療について、現場の観点からその特徴、倫理的な視点、考え方を解説する。

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「シリーズ生命倫理学 全20巻」の読者対象は、

(1)医療関係者(医師、看護師、コメディカルなど)、

(2)介護・福祉関係者、

(3)生命倫理に関心のある人文・社会科学系研究者、法律実務家、学生などです。


本シリーズは、専門外の人にもわかるように、極力平易に執筆されています。基本事項や概念をわかりやすく説明した上で高度な事項が述べられています。もちろん、本シリーズは現場で役立つことを目指していますので、具体的な事例なども可能な限り盛り込まれています。


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緒言

本巻のテーマは救急医療である.救急医療とは,時間とは無関係に突発的に発生する患者に対応する医療である.不慮の事故で怪我を負う,または急に病気を発症したり,持病が急に増悪したりする場合に救急医療が求められる.近代医学の黎明期にあっては,傷病に苦しむ患者らが必要に迫られて,正に救いを求めるように急いで医療を求めたであろうことは想像に難くない.そのようなことから,救急医療はしばしば医の原点と呼ばれる.そのなかで医療者は,「善行の原則」にしたがってそれぞれの患者によかれと思うことを実践してきた.しかし,時代の変遷とともに,人々の考えや意識も多種多様となり,社会構造も変化している.本巻においてはそのような側面からの考察が多々なされている.

さて,救急医療は地域のインフラストラクチャーであるとも言われる.このことから理解できるように,地域の社会資源たる救急医療は,そこに住む人々にとっては安心して社会生活を営むことができるセイフティネットでもある.しかし,高齢化の進展とともに,救急車の出動件数は増加の一途を辿り,東京においては救急車が出払っていて,119番通報にまずは消防自動車(小型のポンプ車)が出動し,遅れて現場に到着した救急車が患者を病院に搬送する事例が,1日に300件以上に上っている.真に急がねばならない患者にこそ119番通報以降に展開する"救急医療という社会資源"をどのように投入するかが,今やわが国の喫緊の課題となっている.

ここでは,必要な医療を必要な患者に,言わば平等に提供できなくてはならず,生命倫理に言う「公正・正義」の原則が問われることとなる.これについては,「公正な医療資源の分配」という課題であるとも言うことができる.患者個々人から見れば,救急医療へのアクセスについて平等であるべきなどという議論もこの原則に則るであろう.しかし,このことを実践する方法について議論すると,救急行政に携わる,または救急医療を提供する関係者らに課せられるさまざまな問題点もさることながら,地域において救急医療の恩恵に浴する人々にとっても理解しておかねばならない課題も充分にありそうである.それは自らの暮らす地域における"社会のあり方"と表現してもよさそうで,それらについて以下に少し説明を進めたい.

119番通報に続いて動員される社会資源が逼迫しつつあることは,前述のとおりである.病院医療に余裕がなくなっていることも周知のことであろう.そこで,病院の救急外来においては,緊急度の高い患者をより優先させて診療を行う方法が漸次普及している.これは患者を緊急度によって選別する,ないし救急外来においてトリアージをする,などと称する方法である.トリアージとは,災害医療において多数の患者を選別する折に用いてきた語彙であるが,平時の救急外来においても援用される.すなわち,超緊急(赤)・緊急(黄)・準緊急(緑)などとトリアージをする方法について訓練を積んだ看護師(トリアージナース)が,例えば赤対応であれば,ただちに蘇生室に患者を運び入れて医師らを緊急的に招集しつつ処置を開始する.この方法は,救急患者の病態に応じて緊急度に段階をつけ,病院の救急外来で提供できる医療資源について,言わば傾斜配分を行っていることとなる.緊急度を判断することについて標準的な方法論が確立されれば,119番通報時に,また救急隊の現場到着時にもそれぞれにおけるトリアージの方法を適応させることができる.前者はすでに横浜市において,後者は試行段階であるが東京都において実践されている.

さらに,東京都,大阪府などでは,住民が救急車を呼ぶかどうか迷った際にアクセスできる"救急電話相談"の事業が開始されている.この場合も患者の訴えに応じて,対応者(医学的な対応は,専ら看護師が当たっている)による質問の内容とそれら質問の順序などをあらかじめ決めておくといった標準化を図り,対応者の判断にずれが生じない方法を採っている.赤対応ではそのまま救急車を出動させるルールとなっているが,黄対応では通報者自らがすぐに病院を受診するように,急ぐ必要がなければ翌日の日勤帯に病院を訪ねるように,などと電話で対応者が誘導することになる.

以上の諸々の方策・事業は,病院の医師不足,救急車出動件数の増加といった需要と供給の不均衡に端を発した方法論であることに間違いはない.この不均衡が,住民の不幸や不安に結びつくことを恐れて,行政が諸事業を展開し始め,今日に至っていることは確かであろう.しかし,医師や救急車が湯水のように使えるなら,"急ぐべきは急ぎ,そうでなければ待つ"ことは不必要なのであろうか.救急医療を提供するにあたっての倫理学を論ずるのであれば,そのような生命倫理,職業倫理を遵守しようとする医療者を,社会としてその一部に抱えている,そのような社会には,それ相応の"秩序"があって然るべきと考える.つまりは,"社会のあり方"そのものについても考察することが求められる.先に,公正・正義の原則から「公正な医療資源の分配」について言及したところであるが,医療を提供する立場がこのような考え方に基づく以上,医療を受ける市民の立場としても,"急ぐべきは急ぎ,そうでなければ待つ"ことについての認識を深める必要がある.それは,繰り返しになるが,救急医療がもし湯水のように豊富であったとしても,実は考えねばならないことである.

本巻においては,救急医療と生命倫理について,わが国における救急医療の多岐に渡る側面からの考察がなされている.そこには多くの問題が横たわっていることについて,読者諸氏は充分に理解できることと思われる.そして,いずれの課題についてもそのことに関する生命倫理学的な側面とは,現に救急医療を受けることになった患者,または将来患者になるであろう人々が一般的に有する社会観や価値規範などと強い相関関係にあることに疑いの余地はない.このことは,救急医療に限らず,他の分野においても言えることであろうが,救急医療の場面においては医療の提供側にも医療を受ける患者らにとっても,時間的また精神的な余裕があるとは言えない.救急医療がテーマである本巻は,その意味でも正に読みごたえがあり,かついずれの章からも多大な示唆が得られるに違いない.


第10巻編集委員 有賀 徹
手嶋 豊


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第1章 救急医療と生命倫理―救急医療における倫理的な視点・考え方について

第2章 初療において直面する諸問題

第3章 救急医療システムに関する問題点(制度面)

第4章 小児救急医療の課題

第5章 救急医療における治療方針の決定

第6章 救急医療における終末期医療

第7章 脳死・臓器移植と救急医療

第8章 遷延性意識障害をめぐる問題

第9章 救急救命士をはじめとする救急隊員の業務と限界

第10章 精神疾患と救急医療に関する諸問題

第11章 救急医療と医学研究

第12章 救急医療と医療事故

第13章 災害と救急医療

第14章 救急医療を取りまく法規範とその課題

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