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シリーズ生命倫理学 第2巻 生命倫理の基本概念

香川 知晶, 樫 則章 (編)

丸善出版 株式会社

272 頁  (2012年1月)

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リリース日: 2018年04月06日

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『シリーズ生命倫理学』の第2巻にあたる本書は、生命倫理の議論でしばしば登場する概念のうちから代表的なものを選び、それらの概念そのものについて検討することを課題としている。「生命」「性」「死」「身体」「健康/病気」「障害(障がい)」「人間の尊厳と人権」「パーソン」「自律」「責任」「正義」「公共性」「動物」の、全体で14に及ぶこれらの概念が、各々の論者の観点から多様なアプローチをとって検討される。

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「シリーズ生命倫理学 全20巻」の読者対象は、

(1)医療関係者(医師、看護師、コメディカルなど)、

(2)介護・福祉関係者、

(3)生命倫理に関心のある人文・社会科学系研究者、法律実務家、学生などです。


本シリーズは、専門外の人にもわかるように、極力平易に執筆されています。基本事項や概念をわかりやすく説明した上で高度な事項が述べられています。もちろん、本シリーズは現場で役立つことを目指していますので、具体的な事例なども可能な限り盛り込まれています。


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緒言

「シリーズ生命倫理学」の第2巻にあたる本書は,生命倫理の議論でしばしば登場する概念のうちから代表的なものを選び,それらの概念そのものについて検討することを課題としている.生命倫理の基本概念と呼ぶのは,それらが生命倫理の問題を考える際の思考の枠組みとなっているからである.

本書は,まず冒頭の「倫理」の章で,倫理学とはどのような学問であるのかを簡潔に提示し,倫理学説相互の対立に明確な見通しを与え,どこに根本的な問題があるのかを明らかにする.続く各章が取り上げるのは,「生命」「性」「死」「身体」「健康/病気」「障害(障がい)」「人間の尊厳と人権」「パーソン」「自律」「責任」「正義」「公共性」「動物」の概念である.全体で14に及ぶこうした概念が,それぞれの論者の観点から多様なアプローチをとって検討される.

生命倫理学はこれまで主に生命科学や医学・医療の領域における倫理的,法的,社会的な問題を対象に,さまざまな議論を展開してきた.そこで論じられる具体的問題はきわめて広い範囲に及んでおり,すでに膨大な議論が蓄積されている.その点は,全20巻にわたる本シリーズ,特に第3巻から第19巻までのタイトルを見ても,明らかである.

これに対して,シリーズ第2巻の本書は具体的問題というよりも,生命倫理の広範な議論に登場する概念自体を考察の対象とする.それらはいずれも生命倫理ではおなじみといってよい概念である.しかし,よく用いられるからといって,ここで考察する概念が確定された意味内容をもち,広く理解が共有されているということではもちろんない.むしろ,どの概念も基本的であるがゆえに多義的であり,さまざまな解釈が可能である.それらの概念を使って議論をするためには,まずはそうした概念そのものについて,その意味を問うてみることが必要であろう.そうした作業なしには,生命倫理の議論が実りあるものとなることは難しい.本シリーズの第2巻に『生命倫理の基本概念』が置かれたのも,そのためにほかならない.

といっても,本書は,14の基本概念について,確定した標準的な理解といったものを提示しようとするわけではない.もちろん,多くの章は,対象となる概念をめぐるさまざまな理論的対立を整理し,一定の見通しを与えることを試みている.しかし,本書における考察の焦点は,既存のさまざまな主張の整理を経てもなお残る問題がどのようなものであり,さらに考えるべきは何なのかを明らかにすることに置かれている.それぞれの概念に自明性を与えることは,仮にそれが可能だとしても,本書の目標ではない.むしろ,本書ではしばしば,生命倫理がそれぞれの概念に与えてきた自明性そのものがはらむ問題性が明らかにされ,そこに現れている無自覚が厳しく問い直される.それが基本概念を再検討するということの意味である.

本書の「倫理」に続く各章は,こうして,次のような多様な考察を展開することになる.

「生命」は生命という概念が捉えがたさをもっている理由を現代の生命論の展開にそって探りながら,生命と倫理が結びつく可能性を検討し,哲学的な生命論が生命倫理に対してもちうる意味を明らかにする.「性」は性差に起因する女性の困難をめぐって提唱されてきたリプロダクティブ・ヘルス/ライツという概念を具体的事例にそって再検討し,性の弱者問題の根底にあるものをあぶりだす.

「死」は現代的な死のあり方の一端を見ることから始めて,米国の初期生命倫理学における安楽死論を振り返り,その議論の背景に死と生をめぐる固着したイメージが働いていることを指摘する.「身体」は結核をめぐる事態の歴史的変化を結核医と結核患者の書き物を通して描き出すことで,身体を近代医療に委ねる病人の自由が登場してくる過程を明らかにし,それを生命倫理誕生の前史として位置づける.「病気/健康」は病気と健康という人間の根本経験を哲学的に捉え返す作業のなかで,その経験の核心に身体状態の消極的健康とそれを拡大した消極的幸福があることを明らかにし,広義の医療化に対峙しうる視点を提示する.

「障害(障がい)」は障害を否定し,撲滅すべきものとして捉える立場と,逆に肯定すべき生の可能性として捉える立場を対比し,生命倫理が前者の立場をとってきたことを確認しながら,それに対抗する形で登場した障害学が生命倫理に突きつけている問いの意味を明らかにする.「人間の尊厳と人権」は近年の臓器移植法改正が人間の尊厳と人権をめぐる転換点となりうる可能性をはらんでいることを指摘するとともに,QOL / SOLという対比を通して,改めて倫理の名に値する人間の尊厳と人権をどのように語りだすべきなのかという点に思いをひそめる.「パーソン」は生命倫理で論争の的となってきたパーソン論を自己意識中心パーソン論以降の理論的展開に焦点を合わせて整理し,そうした展開にもかかわらずなお残されている課題を浮かび上がらせる.「自律」は欲求や行動の場面で個人が自律的であるとはどのような場合であるのかという観点から,生命倫理のキーワードとなっている自律概念を三つの理論的立場との関連で整理・分析するとともに,そうした一般理論が医療現場でもちうる意味を具体的場面に即して検討する.「責任」は責任概念を義務や善意から切り分けながらその構造を分析し,医療倫理が歴史的に医師の善意と患者の自律の尊重を異質な規範として立てるようになった経緯を踏まえながら,善意と自律という二つの規範の根底に責任概念を置く医療倫理の新たな理解を提示する.「正義」は生命倫理における正義がロールズ的リベラリズムの理解では語れないことを指摘し,アガンベンのホモ・サケル論を手がかりに,社会・文化性を捨象した自己決定論によって与死の正当化に向かう生命倫理の主流に抗して,求められるべき正義のあり様を明らかにする.「公共性」は倫理的な選択とその基盤となる所与とが位置するコモンズという倫理性を帯びた共有の時空に生命倫理の公共性の基盤を求める見地を提示し,近時の大震災に含まれる倫理的問題を剔抉し,負のコモンズという視点に立つ必要性を説く.「動物」は英米で過激な反動物実験運動が登場する1980年代以降の動きを念頭に置きながら,動物保護の背景にあるさまざまな理念を類型的に整理し,そのうち特に動物に人間と同じ扱いを要求する内在的価値を認める立場を取り上げ,その立場がもつ理論的含意を明らかにする.

このように,本書の各章では,主として哲学的ないし倫理学的な観点から考察が行われることになる.基本概念の再検討という本書の課題が,そうした観点を要求しているからである.生命倫理学の現在を把握し,さらにはありうべき将来を拓くためには,そうした要求に応える努力を少なくとも一度は試みてみるべきである.本書が,十分に考え抜かれた生命倫理の議論を展開するために,ひとつの出発点となることを期待している.


第2巻編集委員 香川 知晶
樫 則章


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編集委員一覧

刊行によせて

緒言

執筆者一覧

目次

第1章 倫理

1 倫理学の領域で厳密な証明が可能であるか

2 「価値観が変わる」は本当か

3 道徳の言葉はどうして力をもつのか

4 「善でも悪でもない」行為は存在するか

5 倫理や道徳は,魂の居場所であるか

6 自由主義社会は徳の生産者であるか

第2章 生命

1 現代における生命の議論と倫理

2 生命への内部からの視点

3 生命への外部からの視点

4 システム論の方へ

5 内部の視点と外部の視点のずれ

6 生命から倫理へ

第3章 性―リプロダクティブ・ヘルス/ライツの再検討を通して

1 リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは

2 リプロダクティブ・ヘルス/ライツと「中絶する権利」

3 プライベートな性の営みにおける女性と男性の対等性

第4章 死

1 積極的安楽死と消極的安楽死

2 死なせる理由としての自己決定

3 生命倫理学の議論の背景

4 現代における死と生命倫理学

第5章 身体―結核の歴史から

1 健全な身体と病める身体

2 国家の統制と人民の自由

3 結核医にとっての身体

第6章 病気/健康―〈滞ることなく流れる循環〉という視点

1 病気/健康の「概念」の問い直しへ

2 病気/健康の歴史的次元

3 病気/健康の規範的本性

4 病気をめぐる経験

5 健康をめぐる行為と感情

6 生命の循環,身体と脳,心の病気

第7章 障害(障がい)―生命倫理への批判的視座

1 生命倫理と障害学

2 ピーター・シンガー事件(1989年)

3 功利主義

4 ナチズムを問い直す

第8章 人間の尊厳と人権―私たちはどのように問い,そして語るべきなのか

1 SOLとQOL

2 「人格」の論理とルサンチマン

3 「在る」ことを阻むものに抗して

4 1つの答え

第9章 パーソン

1 コミュニタリアニズムのパーソン論

2 フマニスト的パーソン論

3 承認と関係主義的パーソン論

4 パーソンの複合理論

第10章 自律

1 内容中立説

2 実質説

3 関係的自律

4 医療現場における含意

第11章 責任

1 責任の構造

2 患者の自律は医師の責任を肩代わりするか

3 責任とケア

4 責任と徳

第12章 正義―ホモ・サケル論と正義の探求

1 アガンベンのホモ・サケル論

2 ホモ サケル状態の蔓延

3 ホモ・サケルと自己決定権賞揚の問題

4 矛盾を生きる

第13章 公共性―生命倫理と歴史的遭遇

1 所与・選択・コモンズ

2 遭遇と選択の倫理学

3 価値の構造転換

4 フクシマの子どもたち

第14章 動物

1 動物とのさまざまな関わり方

2 動物への責任の発生根拠

3 基本的配慮主義とさまざまな立場の関わり

4 人間の尊厳と動物の権利

5 一貫型内在的価値説の含意


事項索引

人名索引

奥付

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