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血液内科 ただいま診断中!

渡邉 純一 (著)

株式会社 中外医学社

384 頁  (2017年4月)

Android 対応製品 iOS/iPhoneOS対応製品

eBook Price(ダウンロード販売): ¥7,128 (税込) 

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リリース日: 2017年07月14日

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初学者の勉強にも、中堅医師の備忘録としても使える!

血液の病気のことがもっと知りたい!という人のための、非専門医でも読める血液内科の診断マニュアル。症状や疫学情報、一時間ほどで出る血液生化学検査・血算・凝固などから「可能性が高いか、低いか」を判断できるものだけ集めています。

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*AndroidOSでの導入方法の詳細は こちら

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*コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
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*iOS/iPhoneOSでの導入方法の詳細は こちら


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本書は血液内科を専門とはしないが,血液疾患を診る可能性のあるプライマリケア医,内科医,研修医などを対象に,血液疾患の基本的な知識と診断過程をわかりやすく解説することを目的にしている.まずは主訴や症候から始まる診断フローチャート的な目次で疾患の各論に導かれる.各論では診断に必要な基本的な知識や重要なポイントが提示され,その後で詳しい解説と会話形式で診断に至るまでの流れが理解しやすいように構成されている.


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はじめまして.自衛隊医官で血液内科医をしております.血液内科医として医療や血液疾患に関するblogを書いて10年になります.もともと医師不足が顕著な埼玉県にいるためか,今の医療制度では将来的に医療は成り立たないだろうと考え,若手医師の目線から医療制度などに関する考えを発信し始めたのが最初になります.一時期は月に10万以上のアクセスをいただき,更新頻度が週1回以下になっている今でも月に6〜7万件ほどblogを見に来ていただいております.

血液専門医を取得してからは,患者さんにわかりやすく参考になる記事を,若手血液内科医が説明をする際に参考になるような記事を書くこともありました.その中で患者さんや家族からのご質問などへの受け答えなどをしておりましたところ,中外医学社から『血液内科 ただいま診断中!』という本を執筆させていただくことになりました.

この話をいただいた際に「医師13年目でしかない自分が教科書を書くなどとんでもない」と思いました.blogをそのまま本にするようなものでよいというお話をいただきましたが,患者さんを対象に書いているblogと医師向けではかなり内容が異なってきます.しかし,現場の中堅医師の目線で本を書くことは若手から中堅の血液内科医のメリットになると考えました.

まず,私自身若手であり,様々な患者さんを前にして疑問を調べながら診療をしております.調べてよかったと思う知識もいろいろあります.オピニオンリーダーの先生が作成する教科書と違うかもしれませんが,現場で役に立った知識を多く含んだ教科書も良いと考えました.

また,中堅医師ということで初期・後期研修医の先生と接する機会が多く,「何に迷っているのか.どういったことを考えているのか」を知る機会が多いことがあります.各病院の上級医の方々から若手医師が直接指導を受けるのは,カンファレンスなどの場が多いだろうと思います.その中では上級医も「これは知っているだろう」というような話は質問したり,教えたりされないかもしれません.経験値の高い医師が「可能性が低い」と判断する材料を若手の先生は持っていないことも多々あります(上級医の常識が若手の常識でないことも多い).今回は診断学に関してということでしたので,症状や疫学情報,1時間ほどで出る血液生化学検査・血算・凝固検査などから「可能性が高いか,低いか」を判断できるものをできるだけ集めております.

この教科書の目的は「血液内科専門医」ではない医師,血液内科を研修中の初期研修医,新内科専門医制度に伴いスーパーローテートをしている後期研修医,血液専門医を志望する医師,一般病院・クリニックで血液疾患が疑われる患者を診た医師,病院実習中の医学部学生が血液疾患の診断過程をイメージしやすくなり,診断までたどり着くことができるようにすることです.それに伴い,血液内科を志す医師が増えたり,紹介時の緊急性などを理解していただけたりするとありがたいと考えております.また,血液専門医を取得されている先生に「備忘録」的な本というものを作成したいと考えました.

この本の構成は主訴や症候から始まるフローチャートによる目次と総論・各論に分かれております.各論は各診断の疫学情報・論文などの生存曲線や結果をまとめた表を記載しました「Summary」のページ,各疾患の簡単な紹介と診断のポイントを述べた「Introduction」のページ,そして「若手の医師」がイメージしやすいように会話形式で診断までの過程を書いた「Case」のページで作られております.

「Summary」のページは若手の先生も含め,中堅以上の先生の備忘録的なものになれば幸いです.「Case」のページは実際の患者さんを参考にしておりますが,年齢・性別は疫学上おかしくならない程度に調整しております.また,個人データにならないように血液検査のデータは10%未満の範囲で数字を変えております(切りがいい数字が多いです).できるだけ典型的な患者さんを選んでおりますので,若手の先生の参考になればと考えております.

また,資料として血液難病リストと個人調査票等をつけました.申請に必要な検査の確認など,診療のお役に立てば幸いです.

この本を執筆中の2016年5月末にWHO ClassificationのUpdate(4th edition)がBlood誌に発表されました.今後のことを考え,この考えを「まとめ」のページに取り込んではおりますが,症例部分など大部分に関しては混乱を避けるため,また理解しやすいようにWHO 2008 4th edtionに準じております.Updateされたものが定着しましたら,それらを上書きしていただけますとうれしく存じます.

この教科書が若手の先生や血液学を専門とされていない先生を中心に,専門医を取得されている先生にもお役に立てば幸いです.


2017年3月

渡邉 純一


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Flowchart:

貧血

多血症

白血球減少

白血球増加

リンパ節腫脹

免疫グロブリン異常

血小板減少

血小板増加

凝固異常

総論:「血液疾患を診る」ということ

Chat:夜陰の閑談

Outpatient:はじめての血液外来

Column①内科専門医,血液専門医などのサマリー作成

第1章:赤血球系(貧血を伴う疾患)

1-1 小球性貧血

Summary

Introduction

Case:鉄欠乏性貧血

Case:その他の小球性貧血

1-2 大球性貧血

Summary

Introduction

Case:巨赤芽球性貧血

1-3 造血不全

Summary

Introduction

1-3-A 赤芽球癆(PRCA)

Summary

Introduction

Case

1-3-B 再生不良性貧血(AA)

Summary

Introduction

Case

1-3-C 骨髄異形成症候群(MDS)

Summary

Introduction

Case

Column②患者さんを見捨てないという意思を示す

1-4 溶血性貧血

Summary

Introduction

1-4-A 自己免疫性溶血性貧血(AIHA)

Summary

Introduction

Case

1-4-B 非免疫性溶血性貧血:発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)と遺伝性球状赤血球症(HS)

Summary

Introduction

Case

Column③口頭発表とポスター発表のスライド作成

1-5 ウイルス性・薬剤性血球減少

Summary

Introduction

Case:ウイルス感染後血球減少

Case:薬剤性血球減少

第2章:白血球系疾患

2-1 急性白血病と慢性白血病

Summary

Introduction

2-1-A 急性骨髄性白血病(AML)

Summary

Introduction

Case

2-1-B 急性リンパ性白血病(ALL)

Summary

Introduction

Case

Column④呼吸緩和のオピオイド

2-2 慢性骨髄性白血病(CML)

Summary

Introduction

Case

2-3 慢性リンパ性白血病(CLL)と類縁疾患

Summary

Introduction

Case

2-4 多血症

Summary

Introduction

Case

2-5 本態性血小板血症(ET)

Summary

Introduction

Case

2-6 骨髄線維症

Summary

Introduction

Case

Column⑤はっきりとした「余命」を言わない

2-7 骨髄異形成症候群/骨髄増殖性腫瘍(MDS/MPN)

Summary

Introduction

Case

2-8Hodgkinリンパ腫と非Hodgkinリンパ腫

Summary

Introduction

2-8-A 低悪性度リンパ腫

Summary

Introduction

Case

2-8-BAggressive lymphoma

Summary

Introduction

Case

Column⑥各化学療法における性腺機能への影響

2-8-C 高悪性度リンパ腫

Summary

Introduction

Case

2-8-DT細胞リンパ腫

Summary

Introduction

Case

Column⑦HTLV-1 抗体陽性の方が外来受診されたときの対応

2-8-EHodgkinリンパ腫

Summary

Introduction

Case

2-9 血球貪食症候群(HLH)

Summary

Introduction

Case

2-10 多発性骨髄腫

Summary

Introduction

Case

Column⑧悪性疾患の経過観察の方法

Column⑨PET-CTでの治療後の経過観察は原則として行わない

2-11 好酸球増加症

Summary

Introduction

Case

2-12 白血球系良性疾患:Castleman病とIgG4関連疾患など

Summary

Introduction

Case

第3章:出血・凝固系疾患

3-1 血小板減少症:ITP,DIC,TTPを中心に

Summary

Introduction

3-1-A特発性血小板減少性紫斑病(ITP)(免疫性血小板減少性紫斑病)

Summary

Introduction

Case

3-1-B 播種性血管内凝固(DIC)

Summary

Introduction

Case

3-1-C 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/溶血性尿毒症症候群(HUS)

Summary

Introduction

Case

Column⑩内科救急(JMECC)に関して

3-2 凝固異常症

Summary

Introduction

Case:抗リン脂質抗体症候群(APS)

Case:血友病,von Willebrand病(vWD)

資料

文献

索引

特記事項

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お客さまからの声 

★★★★☆ 理解しやすい
投稿者:一般内科医 (2017年7月17日 04:37)

巻頭のフローチャートは簡潔で見やすいです。書籍の内容は非専門医でも理解しやすく、特に鑑別の仕方について、知識の整理が出来ました。

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