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ここが知りたい 循環器の薬と使い方

佐藤 幸人 (編著)

株式会社 中外医学社

346 頁  (2017年3月)

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リリース日: 2017年10月13日

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予防から急性期まで知りたいことがここにある!

機序に関する基礎知識から投薬根拠となる代表的臨床試験、副作用と処方のポイントなど。循環器の薬について知りたかった内容が盛り沢山。電子版なら目次からワンタップで該当ページまで簡単に跳ぶことができ、薬の投与量もすぐに調べられます!

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急性期のファーストタッチから予防まで,循環器に必要な薬と,その使い方をエビデンスに基づいてわかりやすく解説する書.薬の解説のみならず,対象疾患の病態,歴史的背景,処方のコツなどにも踏み込み,また目次が単なる疾患の羅列にならないようにリスク予防、慢性疾患、急性疾患として章を分けることにより,内科医,プライマリケア医,さらに循環器に携わる関連メディカルスタッフなど幅広い職種の方にも読める内容となっている


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日本は世界に先駆けて高齢化が進んでいる先進国のひとつである.その中で,ガンと並んで心血管病の予防・治療も大変重要な課題である.死亡数が多いだけでなく,入退院を繰り返すことによる医療費の多さも問題となっている.このような社会的背景を受けて,2016 年12 月に日本脳卒中学会・日本循環器学会を中心として「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」が発表された.特記すべき方向性として,予防の観点と地域包括医療の観点が盛り込まれた.そうなると今後の循環器病の本は専門家だけでなく,予防・在宅の観点から幅広い職種に興味を持っていただけるような内容に整えなければいけないということになる.現在,循環器病の各疾患についてはガイドラインが出版されているが,その内容に準拠した読みやすい本が必要である.

そこで,本書の特徴を2 つ設けることにした.ひとつはクスリの解説書でありながら,疾患の病態,歴史的な背景,ちょっとした投薬のコツなどにも踏み込んだ書とすることにした.次に,目次が単なる疾患の羅列にならないように,リスク予防,慢性疾患,急性疾患を章として分けることにした.こうすることにより,幅広い職種の方にも実践的なとらえ方ができるようになると考えた.実際に出来上がった本を手に取ってみると,最初から読み物として順番に読んでも楽しいし,実際に患者を目の前にして各疾患だけを読んでもいいし,さらに時間がない場合は目次から実際のクスリの投与量だけを調べることも可能な出来上がりとなった.

各項目はそれぞれの第一線のご専門の先生にご執筆いただいた.激務の中,これだけの内容を盛り込んでいただくことは大変な労力であったと思われるが,その分非常に読み応えのあるかつ読みやすい書になった.心よりお礼申し上げる次第である.本書が日本の将来を担う多くの方に読まれることを心より願っている.


2017年3月

佐藤 幸人


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I リスク管理

A.高血圧

1 高血圧総論

 1.わが国の高血圧の現状と課題

 2.家庭血圧測定の重要性

 3.降圧目標をめぐる最近の話題

 4.総論としての降圧薬の使い分け

2 薬剤各論

 1.Ca拮抗薬

 2.ACE阻害薬・ARB

 3.利尿薬

 4.β遮断薬

 5.α遮断薬,アルドステロン拮抗薬およびその他の薬剤

B.脂質異常症

1 脂質異常症総論

 1.脂質異常症の疫学,社会背景について

 2.治療における投薬の組み立て方

 3.一次予防のための脂質管理

 4.二次予防のための脂質管理

 5.脂質管理におけるnon HDLコレステロールの有用性

 6.高トリグリセライド血症

 7.低HDLコレステロール血症

2 薬剤各論

 1.HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)

 2.フィブラート

 3.ニコチン酸

 4.プロブコール

 5.レジン

 6.n-3系不飽和脂肪酸(エイコサペントエン酸,ドコサヘキサエン酸)

 7.エゼチミブ

 8.PCSK9阻害薬

C.糖尿病

1 糖尿病総論

 1.糖尿病と冠動脈疾患

 2.心血管イベント予防を目指した血糖コントロール

 3.糖尿病以外の動脈硬化リスクファクターの管理

2 薬剤各論

 1.スルホニル尿素(SU)薬

 2.速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)

 3.DPP-4阻害薬

 4.ビグアナイド薬

 5.チアゾリジン薬

 6.α-グルコシダーゼ阻害薬

 7.SGLT2阻害薬

D.禁煙

1 禁煙総論

 1.喫煙の生体影響と疫学 社会背景

 2.治療における投薬の組み立て方

 3.禁煙外来の仕組み

2 薬剤各論

 1.ニコチン(ニコチネル® TTS®)

 2.バレニクリン(チャンピックス®)

 3.Bupropion,Cytisine81

II 慢性期疾患別

A.狭心症

1 狭心症総論

 1.狭心症の疫学

 2.虚血性心疾患の社会背景・病理学的背景の変容を考慮した二次予防

 3.狭心症における二次予防:神経体液性因子の管理

 4.狭心症における二次予防:狭心症における投薬の組み立て方

2 硝酸薬,カルシウム拮抗薬,β遮断薬

 1.硝酸薬

 2.カルシウム拮抗薬

 3.β遮断薬

3 抗血小板薬とその変遷

B.慢性心不全

1 慢性心不全総論

 1.慢性心不全の疫学,社会背景について

 2.心不全治療における投薬の組み立て方

 3.心不全治療における内服治療の問題点

2 ACE阻害薬,ARB

3 β遮断薬

4 ループ利尿薬,トルバプタン

 1.ループ利尿薬(フロセミド,トラセミド,アゾセミド)

 2.トルバプタン

5 抗アルドステロン薬

6 ジギタリス

◆トピックス

 LCZ696

 Ivabradine

C.不整脈

【慢性心房細動】

 1 慢性心房細動総論

   1.慢性心房細動の診断と疫学

   2.慢性心房細動に対する治療

 2 リズムコントロール,レートコントロール

   1.レートコントロール

   2.リズムコントロール

   3.カテーテルアブレーション

 3 ワルファリン,DOAC赤尾昌治

【発作性心房細動】

 4 発作性心房細動総論

   1.発作性心房細動の疫学,社会背景について

   2.治療における投薬の組み立て方

 5 β遮断薬,Ca拮抗薬,㈵群抗不整脈薬

   1.β遮断薬

   2.Ca拮抗薬

   3.㈵群抗不整脈薬

【発作性上室性頻拍】

 6 発作性上室性頻拍総論

   1.発作性上室性頻拍の疫学,社会背景について

   2.治療における投薬の組み立て方

 7 房室結節抑制薬(Ca拮抗薬,ATP)

D.肺高血圧

 1 肺高血圧症総論

   1.疫学,社会的背景

   2.治療における投薬の組み立て方

 2 プロスタグランジン,抗エンドセリン,PDE-5阻害薬

E.閉塞性動脈硬化症

1 閉塞性動脈硬化症総論

 1.下肢閉塞性動脈硬化症の疫学と社会背景

 2.治療における投薬の組み立て方

2 抗血小板薬

III 緊急疾患

A.急性心筋梗塞

1 急性心筋梗塞総論

 1.急性心筋梗塞の疫学,社会背景

 2.STEMIにおける投薬の組み立て方

 3.NSTE-ACSにおける投薬の組み立て方

2 ヘパリン,抗血小板薬,硝酸薬

 1.ヘパリン

 2.抗血小板薬

 3.硝酸薬

B.急性心不全

1 急性心不全総論

 1.急性心不全 ファーストタッチ

 2.次の評価

 3.診断と評価

 4.入院以後 治療のゴール

2 血管拡張薬

3 強心薬

◆トピックス

   リラキシン

C.致死性心室性不整脈

1 致死性心室性不整脈総論

 1.致死性心室性不整脈の疫学,社会背景

 2.致死性心室性不整脈における投薬の組み立て方

 3.致死性心室性不整脈予防の慢性期薬物療法

2 アミオダロン,ニフェカラント,ソタロール,ランジオロール

 1.アミオダオロン

 2.ニフェカラント,ソタロール

 3.ランジオロール

D.急性肺血栓塞栓症

1 急性肺血栓塞栓症総論

 1.急性肺血栓塞栓症の疫学,病態および診断

 2.急性肺血栓塞栓症治療の考えかた

2 薬剤各論

E.大動脈解離

1 大動脈解離総論

 1.大動脈解離の定義と分類

 2.大動脈解離の症状

 3.大動脈解離の診断

 4.大動脈解離の治療法とその選択

2 急性期薬剤,慢性期薬剤

 1.急性期

 2.慢性期


索引

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