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ここが知りたい!糖尿病診療ハンドブック Ver.3

岩岡 秀明, 栗林 伸一 (編著)

株式会社 中外医学社

368 頁  (2017年1月)

Android 対応製品 iOS/iPhoneOS対応製品

eBook Price(ダウンロード販売): ¥3,888 (税込) 

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リリース日: 2017年03月03日

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かかりつけ医・一般内科医必携!の最新版!

好評書の全面改訂版.Ver.2刊行から約2年,この間にも,新たなエビデンスの集積,ADA(アメリカ糖尿病協会)の新ガイドライン・わが国学会の高齢者糖尿病の血糖コントロール目標2016の公表など,糖尿病診療を取り巻く環境は日々進歩を続けている.薬剤に関する新情報も追加.

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好評書の全面改訂版. Ver.2刊行から約2年,この間にも,新たなエビデンスの集積,ADA(アメリカ糖尿病協会)の新ガイドライン・わが国学会の高齢者糖尿病の血糖コントロール目標2016の公表など,糖尿病診療を取り巻く環境は日々進歩を続けている.これらを織込み,また,ライゾデグ®・トルリシティ®・ジャディアンス®やウィークリー製剤などの薬剤に関する新情報も追加.かかりつけ医・一般内科医の必携書.


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第3版の序

2015年2月に「ここが知りたい! 糖尿病診療ハンドブックVer.2」を刊行させていただきましたが,おかげさまで第1版よりもさらにご好評をいただき販売部数は1万部を突破いたしました.

この出版不況の中,医学専門書で1万部を達成することはなかなか難しいと聞いております.

本書は,最新のエビデンス・ガイドラインに基づき,症例も提示しながら,「やるべきこと・やってはいけないこと」を具体的に記載している点が,数多い類書の中から本書をお選びいただけた理由と考えております.

ここに,「Ver.2」からわずか2年で「Ver.3」をみなさまにお届けできますこと,編著者の一人としてとても嬉しく思います.


「Ver.3」では章立て・執筆陣はそのままですが,この2年間の進歩を取り込みアップデートしております.

主な改訂のポイントは,以下の通りです.

1)新規に発売された薬剤を追加いたしました.
インスリン製剤,GLP-1受容体作動薬,SGLT-2阻害薬,配合薬などです.
ウィークリー製剤の発売が増えていることもこの2年間の特徴です.

2)新たなエビデンス・ガイドラインに基づき解説しております.
具体的には,ADA(アメリカ糖尿病協会)の新しい診療ガイドライン,日本糖尿病学会による高齢者糖尿病の血糖コントロール目標,インパクトがある大規模試験のEMPA-REG OUTCOME,LEADER 試験などです.

3) 全く新しい抗がん剤の免疫チェックポイント阻害薬による予期せぬ重大な副作用(劇症1 型糖尿病を含む1 型糖尿病の発症)など,新しい副作用・注意事項についても解説しております.

4) その他にも,2年間の進歩の追記にて,本文は「Ver.2」から18頁増加し361頁となっております.


本書は,糖尿病を診療されている総合診療医(家庭医)・一般内科医・各科医師・臨床研修医のみならず,看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師など各メディカル・スタッフの方々にも,すぐにお役に立つ最新の診療ハンドブックとして引き続きご愛読していただければ幸甚です.

そして本書が,全国の糖尿病患者さんのより良いコントロール,合併症の予防のお役に立てれば望外の喜びです.

ぜひ,姉妹書の「ここが知りたい! 内分泌疾患診療ハンドブック」と共にご愛読ください.

最後になりましたが,ご多忙な中迅速にご執筆していただいた分担執筆者の先生方,企画の段階からずっとサポートしていただいた中外医学社企画部の五月女謙一さんに深く感謝いたします.

2017年1月 晴天の船橋市にて


編著者を代表して
船橋市立医療センター代謝内科 岩岡 秀明



はじめに


2009年末のDPP-4阻害薬の登場以降,2型糖尿病の診療は大きな変換期を迎えています.

その一方で,多数の経口血糖降下薬,各種インスリン製剤,GLP-1アナログ製剤などがあり,その適応や使い分けに困ってしまう,というお声も耳にいたします.

そこで,「毎日の診療ですぐに役立つ実践的なハンドブック」として本書を企画いたしました.


本書の主な特徴は,以下のとおりです.

1) 総論や病態生理はできるだけ省略し,各論,特に「薬物療法の実際」と「合併症の治療と管理」を中心に,最新の内容を具体的に記載しました.

2) 基本となる「生活療法(食事療法,運動療法)」については,クリニックでも実践できる具体的な内容を記載しました.

3) 全項目で,特に重要なポイントを「ここが重要!」として冒頭に箇条書きで簡潔に記載しました.

4) 全項目で,特にしてはいけないこと・注意すべきことを「これはご法度!」として簡潔に記載しました.

5) 各項目で,典型例や教訓的な事例を「症例呈示」としてあげ,わかりやすく記載しています.

6) 執筆者は,全員臨床経験の豊富な第一線の臨床医たちです.

7) いつも持ち運べるハンディなサイズで,見やすい2 色刷りとして図表も多くしました.


本書は,主な読者対象として糖尿病をご専門とされないかかりつけ医の先生を想定しておりますが,最新かつ具体的な内容ですので,勤務医,初期および後期研修医,CDE(糖尿病療養指導士)をはじめとしたメディカル・スタッフの方々にも,十分お役に立つ内容だと自負しております.

本書を明日からの日常診療でご活用していただき,患者さんの糖尿病コントロールを良好に保つ一助となれば,編著者として望外の喜びです.

最後に,ご多忙な中,迅速にご執筆していただいた分担執筆の先生方,企画の段階から刊行までずっとお世話になりました中外医学社企画部の宮崎雅弘さんに深く感謝いたします.

2012年11月


編著者を代表して
船橋市立医療センター代謝内科 岩岡 秀明



注意

●HbA1cはすべてNGSP値として表記しています.

●薬物名は,「一般名(代表的な商品名)」として表記しています.



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第1 章 初診時とフォローアップのためのアプローチ

■ 1.糖尿病を診療するにあたって

1.外来診療で特に重要なポイント

2.高齢者の血糖コントロール目標値

3.2 型糖尿病における第1 選択薬

■ 2.外来フォローに必須な検査と説明

1.血糖管理のための検査

2.糖尿病の管理上重要な検査

3.糖尿病合併症把握のための検査

第2 章 治療の実際

■ 1.初診時の病態に応じた治療方針の立て方

1.糖尿病専門医との連携が必要な場合

2.初診治療時の注意点と手順

3.インスリンの絶対的・相対的適応を判断する

4.インスリン導入の実際

5.血糖コントロールが不良な患者の診療

6.血糖コントロールが不良でない患者の診療

■ 2.非薬物療法(生活療法の実際)

A.かかりつけ医でできる実践的食事指導

1.食事療法の目的と意義

2.摂取エネルギー量の決め方と栄養配分

3.どんなツールを使って栄養指導するか

4.注意事項

5.栄養士以外でできるワンポイントアドバイス

B.かかりつけ医のための運動療法のポイント

1.運動と生活活動

2.変化ステージ

3.運動の目的を明確化する

4.メディカルチェックとフィジカルチェック

5.運動処方

6.運動時の注意事項

C.その他の生活上のワンポイントアドバイス

1.睡眠・休養

2.生活リズム

3.口腔ケア習慣

4.喫煙習慣

5.生活療法と生活処方

■ 3.薬物療法の実際

A.経口血糖降下薬

1.経口血糖降下薬選択のアプローチ

1.基本事項と注意点

2.ビグアナイド薬

1.作用機序

2.使用上の注意

3.DPP-4 阻害薬

1.DPP-4 の作用機序

2.DPP-4 阻害薬の種類

3.DPP-4 阻害薬の特徴と利点

4.使用上の注意

4.SGLT2 阻害薬

1.SGLT2 阻害薬の作用機序

2.SGLT2 阻害薬の特徴

3.SGLT2 阻害薬の種類

4.使用上の注意

5-1.SU 薬

1.SU 薬の作用機序

2.SU 薬の種類

3.SU 薬の特徴(使用のポイントと問題点)

5-2.グリニド薬

1.グリニド薬の作用機序

2.グリニド薬の種類

3.グリニド薬の特徴(使用のポイントと問題点)

6.ピオグリタゾン(チアゾリジン誘導体)

1.作用機序

2.薬剤

3.効果およびエビデンス

4.血糖低下作用以外の作用

5.副作用

7.αグルコシダーゼ阻害薬(αGI)

1.食後高血糖と心血管イベント

2.血糖低下作用以外の作用

3.処方対象

4.薬剤の種類

5.副作用

B.インスリン療法

1.インスリン療法の適応

2.インスリン療法の外来導入と管理

3.BOT(Basal supported Oral Therapy)

4.混合型インスリン2 回注射法

5.強化インスリン療法

6.血糖測定

C.インクレチン関連注射薬・GLP-1 受容体作動薬

1.インクレチン関連薬

2.GLP-1 受容体作動薬とは

3.GLP-1 受容体作動薬の臨床効果

4.実地診療におけるGLP-1 受容体作動薬の使い方

5.外来での導入法と注意

6.副作用

D.薬物療法の注意点

1.低血糖

2.体重増加

3.腎障害・肝障害・心不全を有する患者

■ 4.糖尿病に合併した高血圧の治療

1.糖尿病合併高血圧の治療

2.降圧薬の選択

3.各種降圧薬の特徴と副作用

■ 5.糖尿病に合併した脂質異常症の治療

1.治療

2.治療戦略

■ 6.手術前後での血糖コントロール

1.周術期コントロールのエビデンス

2.術前に把握すべきこと

3.周術期血糖コントロールの実際

■ 7.糖尿病と漢方

1.糖尿病治療に頻用される漢方薬

2.漢方薬の服用方法

3.注意すべき生薬

4.最近の治験

第3 章 特殊な状態の糖尿病

■ 1.妊娠と糖尿病

1.GDM のスクリーニングと診断基準

2.GDM 妊婦における合併症

3.妊娠時の血糖管理目標

4.妊娠中の食事療法

5.妊娠中の薬物療法

6.分娩

7.産後のフォローアップ

8.糖尿病合併妊娠について

■ 2.高齢者と糖尿病

1.高齢者糖尿病の治療目的

2.高齢者糖尿病の血糖管理目標

3.潜在性低血糖/血糖変動および腎機能の評価

4.薬物療法の注意点

■ 3.高度肥満と糖尿病

1.肥満症に対する内科的治療(食事,運動,薬物療法など)

2.肥満症に対する外科治療とその糖尿病改善効果

第4 章 合併症の治療と管理のポイント

■ 1.急性合併症

1-1.高血糖クライシス

1.糖尿病ケトアシドーシス

2.高浸透圧高血糖症候群

1-2.乳酸アシドーシス

1.乳酸アシドーシスの診断,病態生理,分類,治療

2.メトホルミン使用上の注意

3.患者指導のポイント

2.低血糖(昏睡)

1.頭部CT の前に血糖測定を

2.多剤処方でも,SU 薬は「別包」にする

3.低血糖症のアプローチと鑑別診断

1.まずは低血糖症を疑ってみる

4.糖尿病と感染症

1.尿路感染症

2.呼吸器感染症

3.足感染

4.その他

■ 2.慢性合併症

1.網膜症

1.特徴

2.診断

3.治療

4.網膜症と急激な血糖コントロール

5. 眼科で外科的処置が必要になった場合の内科医の協力・連携

2.腎症

1.特徴

2.病期,診断,検査

3.他の腎疾患との鑑別

4.治療

3.神経障害

1.特徴

2.分類

3.診断

4.管理と治療

4.大血管障害

1.糖尿病と冠動脈疾患

2.閉塞性動脈硬化症

3.脳梗塞

4.血糖コントロールによる心血管障害の予防

5.冠動脈疾患の予防

6.脳梗塞の予防

5.足病変

1.足病変の定義と成因

2.足病変の予防

3.足病変の診断と治療

6.骨病変

1.はじめに: 骨粗鬆症と生活習慣病との関連

2.糖尿病による骨折リスクの上昇

3.患者への説明: 糖尿病でなぜ骨が弱くなる?

4.糖尿病における骨折リスク管理と薬物療法

7.糖尿病とがん

1.疫学からみた糖尿病患者とがんの発症

2.がんを発症した糖尿病患者の予後

3.糖尿病患者のがんの発症,がん患者の高血糖

4.がんの早期発見とかかりつけ医の役割

8.睡眠障害とうつ

1.糖尿病患者の抱えるストレス

2.糖尿病患者の睡眠障害

3.糖尿病とうつ病の関係

4.糖尿病患者のうつ病治療

9.認知症

1.認知症と糖尿病

2.認知症の発症機序と糖尿病

3.低血糖と認知症

4.糖尿病治療薬と認知症

5.認知症のある糖尿病患者の治療

6.運動療法の効果

7.環境の整備

10.歯周病

1.歯周病および歯周治療の特色

2. 糖尿病およびその全身合併症のリスク因子としての歯周病の理解

3.内科での歯周病スクリーニングの奨め

11.勃起障害(糖尿病ED)

1.特徴

2.診断

3.治療(内科医でできること)

第5 章 他の薬剤との相互作用

1.OHA(あるいはインスリン)に対する薬物相互作用

2. OHA 以外の薬剤の糖代謝への影響(血糖値に影響を与える薬剤)

第6 章 かかりつけ医と専門医との連携およびチーム医療

■ 1.かかりつけ医と専門医の役割: 地域医療連携

1.糖尿病患者数増加と超少子・超高齢社会

2.日本糖尿病対策推進会議

3.地域医療連携と連携パス: その目的と課題

4.連携するための条件

5.地域医療連携への病院側の実情と考え方

6.糖尿病における地域医療連携の新たな考え方

7.糖尿病専門医に依頼する場合

8.他科に依頼する場合

■ 2.チーム医療と糖尿病療養指導士制度

1.糖尿病管理の難しさ

2.チーム医療の必要性

3.日本糖尿病療養指導士とその役割

4.地域密着型の療養指導士

索引


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